まずは、前回の読者アンケートを振りかえってみます。「1位が千葉銀行、2位がみずほ銀行、3位が東京スター銀行と三菱東京UFJ銀行になった日経新聞の銀行リテール力調査2009。結果に納得できる?」では・・・
1位:納得できない 72% 2位:やや納得できない 12% 3位:やや納得できる 9% 4位:納得できる 6%
となりました。見事に「納得できない」から順番に票が多い結果になっていますね。さすがにこれだけ真逆だと、基準を考え直すしかないのではないですか?日経ヴェリタスさん??
前回も書いたようにこの調査のポイントとしては採点の過半が店頭サービスで評価される、という点と、調査員による主観的な評価である、という点ですね。
筆者はこんなサイトを運営していながら、ここ数年、自慢ではないですが銀行の店頭に行ったことはありませんので、店頭のサービスにはまったく興味ありません。もちろん店頭に行って、信頼できる担当者を見つけることができれば、プラスの評価になるのは間違いありませんが、そもそも平日の9:00-15:00なんて忙しくて店頭に行っている暇はありませんし、仮に行ったとしても30分が限界じゃないですかね?たぶん待ち時間だけで30分くらい経ってしまいますよ・・・。
というわけでやはり銀行の店頭は縁遠いですねぇ。
逆に時間をかけてでも行きたい店頭サービスってどんなですかね??親切で誠実で・・・ウーン、あんまり関係ないかなぁ。
運用に関しては筆者はある程度、自分のルールが出来上がってしまったので特にアドバイスは必要としませんが、運用初心者なら専門家のアドバイスは欲しくなるかもしれませんね。筆者の場合は初心者時代、まわりに結構運用に詳しい人がいて、教師になったり反面教師になってくれたりしたので、十分学べましたが、そういう恵まれた環境は恐らくあまりないと思いますので、そういう人には最初は店頭のスタッフによるアドバイスはいいかもしれませんね。
とは言いつつ、あまり勉強していないスタッフも多いですしねー。いろいろと回って、なるべく多くの人から話を聞くのがいいのでしょうか。
ただ一方でセールストークを100回聞いてもあまり意味がない気もします。実際に投資している人の現在進行形の体験談が役に立つのでしょうね。そう簡単には儲からないことが分かったり(笑)。そして何より、結局は自分の経験が一番重要だとすると・・・やはり店頭サービスはあんまり必要ないということですかね?
みなさんはいかがでしょうか。 投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。8月29日まで。
〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=499
〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=356
さて今回は、新規参入銀行の決算について。
--- Ginkou ---
住信SBIネット銀、純利益8億5100万円=09年4~6月期http://www.jiji.com/jc/zc?k=200907/2009073000573
住信SBIネット銀行の2009年4~6月期は経常収益が前年同期比227.3%増の49億1400万円、経常利益8億5600万円の黒字(前年同期は17億8400万円の赤字)、純利益8億5100万円の黒字(同17億8600万円の赤字)となった。四半期での黒字は2009年1~3月期に続き2度目。期末の自己資本比率(国内基準)は8.80%だった。(2009/07/30-15:22)
〔 出典:時事ドットコム 〕
--- Ginkou ---
今朝の日経新聞に新規参入銀行の4月-6月期の決算が出ていましたが驚かれた方もいたのではないでしょうか。各銀行の最終損益はこういうことでした。
・イーバンク銀行 2億円・ジャパンネット銀行 5億円・ソニー銀行 1億円・住信SBIネット銀行 8億円・じぶん銀行 ▲20億円
驚きました?じぶん銀行の赤字決算・・・ではありません(笑)。住信SBIネット銀行の黒字決算の方です。だってまだ開業して2年目ですよ?大体、新規参入銀行と言えば最初の3年間くらいは完全に赤字で、4年目以降も水面すれすれを行ったりきたりするのが相場でしょう(笑)。
それくらい銀行というのは過当競争であり、なかなか利益を出すのが難しい世界・・・のはずじゃなかったでしたっけ??ちょっと早すぎですよ、黒字化。
というわけで決算内容を詳しく見てみたいと思います。収益の明細はこんな感じですね。
■住信SBIネット銀行の収益状況 https://contents.netbk.co.jp/pc/pdf/pr/20090730_fs.pdf
経常収益 49億円 (主な内訳) ・貸出金利息 14億円 ・有価証券利息 8億円 ・役務取引等収益 12億円 ・その他業務収益 7億円
経常費用 41億円 (主な内訳) ・資金調達費用 10億円 ・役務取引等費用 5億円 ・営業経費 25億円
=経常利益 9億円
で、同じようなジャンルの銀行であるソニー銀行と比較してみると・・・
■ソニー銀行の収益状況 http://sonybank.net/pdf/SB_FY2009_1Q.pdf
経常収益 77億円 (主な内訳) ・貸出金利息 29億円 ・有価証券利息 28億円 ・役務取引等収益 5億円 ・その他業務収益 12億円
経常費用 73億円 (主な内訳) ・資金調達費用 26億円 ・役務取引等費用 5億円 ・その他業務費用 13億円 ・営業経費 28億円
=経常利益 4億円
となっています。・・・これだけだとよくわかんないですね。預金量で見ると、住信SBIネット銀行が6,700億円、ソニー銀行が1兆3,309億円なので、ソニー銀行が住信SBIネット銀行のちょうど2倍の大きさということになります。
ほぼ大体、収益も費用も2倍になっていますが、差があるとすると住信SBIネット銀行の役務取引等収益が多く、ソニー銀行の資金調達費用が多いというところですかね。前者は何かって言うと・・・よく分かりませんが、手数料が入る取引はFXくらいだと思いますのでFX収益ですかね?後者は何かと言うと、今までのキャンペーン定期の金利が高すぎたということですかね?
やっぱり決算内容を見比べただけでは正直、よく分からないですね・・・スンマセン、力不足でした。ただやはり全般的には住信SBIネット銀行の方が経費が抑制されているのは間違いないでしょうね。普通は収益は半分だけれど費用は同じくらいなので大赤字という場合が多い気がしますが、収益が半分なら費用も半分になっているあたりがスバラシイ点です。
しかも住信SBIネット銀行の場合、振込手数料が3回まで無料など、無料系のサービスも充実していますからね。コスト倒れになるリスクはより高いわけですから、なおさらですね。
とは言いつつこの決算内容だけだとよく分かりませんので、もう少し詳しい内容のディスクロージャー誌が出たときにでも中身をチェックしたいと思います。
さて、今回の読者アンケートは、「開業後、わずか2年目で黒字になった住信SBIネット銀行の4月-6月決算。驚き?それとも驚きではない?」でいきましょう。9月12日まで。
■開業後、わずか2年目で黒字になった住信SBIネット銀行の4月-6月決算。驚き?それとも驚きではない?(9月12日まで)■http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=503
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