Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

富山一人旅 4日目

2016-03-20 | 旅に出た
旅の後半はいつものように寺めぐり・庭めぐりです。
5:55起床、スチーマー使ったけど肌に変化なし(笑)。
膝痛は少しましになったけど筋肉痛が出てきました。
この日からは晴れてました。前半晴れた方が嬉しかったが。

高岡駅北口でもいいけど出発時間の遅い南口でバス乗車。
皆新幹線の新高岡駅で降りました。初めは瑞泉寺。
祭りのため瑞泉寺前バス停が通行止めとのことで、
手前で降ろされました。帰りも井波庁舎前バス停で乗車。
町並み見ながらゆっくり歩いて片道十数分でしたかね。

瑞泉寺境内も子供達の描いたイラスト入りの灯籠が並んで
いました。微笑ましいイラストもありますが、境内の写真を
撮るには燈籠がない方が本堂をちゃんと写せるかな。
開門の8:30にはまだだったがフライング入場できた(笑)。
聖徳太子を祀る太子堂と宝物館も見られます。
庭もあるらしいですが非公開。一向一揆の拠点だったらしい。
何故か青年2人で倒立やってる銅像を見ながらバス停へ。
駅にもいたご当地萌えキャララッピングバスを目撃。
高岡には前田利長公をモデルとした利長くんというゆるキャラも
存在するが、なぜ萌えキャラの方が採用されたかは不明(笑)。

瑞龍寺口バス停で降りて250m、瑞龍寺。総欅造りの仏殿はギラギラ
華美でないのがいいですね(吊り下がってるのも金属じゃない)。
仏の威光を黄金色で表すお寺もあれば、質素である方が本来の
仏の教えに沿っているというお寺もあるということで。
その代わり日差しを受けた芝生が鮮やかで爽やか。国宝の建築物も
多いお寺で、大茶堂で茶会してて混んでました。
「利長公の墓」の案内看板に「日本武将最高」とあり何が最高
なんだろうと思って英語表記見たら高さが一番らしい。

高岡駅は新幹線駅じゃないのに建物新しいですね。
富山県は藤子不二雄(どっちも)の出身地だかで、路面電車の
万葉線にはドラえもん、JR氷見線にはハットリくんのラッピング
電車が走ってたり、駅前にドラえもん達の像が建てられていたり。
改札階は人が多いのですが、地下街が寂れてて通行人がほとんど
いなかったです。改札階が2階で、飲食店やコンビニも2階で、
屋根付きエスカレーター付きの歩道橋があったら、決まった用事が
ない限りわざわざ階段で地下まで降りる人は少ないですね。

北口駅前の加越能バスセンターでバス共通回数券を買ってから
前夜混んでて入れなかったらぁめん次元にリベンジ。
開店待ちの間に隣の公的施設みたいなところで待ってたら
NHK大相撲中継そっくりのテロップで地元の女子相撲放映してました。
四股名まで付いてるから最初何かと思った(笑)。
ファミリー客と待ってたら開店前にメニュー渡されて注文。開店時間早々
混んできて出る頃にはやはり行列。開店前に並んでてよかったです。
あれだけ繁盛してるなら新高岡あたりにも支店作ったらいいのに(笑)。
黒醤油ラーメンは胡椒が効いてます。薄味にもできるとメニューに
あったからてっきり塩分がきついのかと思ったら違いました。
高岡名物コロッケも付けましたが甘味がありますね。

歩いて高岡大仏まで。鎌倉や奈良の大仏よりは小さいと思いますが、
表情は分かりやすいかもしれません。大仏の下で線香をあげられます。

駅北口から脇方面のバスで国泰寺。万葉線のドラえもん電車を
車窓から撮ってたらバスの運転手に観光客とバレまして(笑)、
そこの会館で今日のど自慢やってるよとか少しお喋りしました。
でもスケジュールに余裕がないのにバス6分遅れはきついよ…。
寺の規模が分からないので1.5kmの標識に怯みながらアップダウン
ある道を早歩き、境内に入る坂の下まで十数分で何とか到着。
手前の法堂の奥に大方丈と庭園があり、庭園はいくつもの大きな石で
作られた力強い枯山水でした。割と好きだけど日向で暑かったし
バスの時間に余裕がなかったので長くは見られませんでした。
寺全体で滞在20分。特に指定の拝観料はない様子。
龍渕池の橋を渡ろうとしたら蛇!危うく踏むところだった。
寺に入る前の十字路に雨晴海岸100m先なんて看板あったけど、
後で地図調べたら0をもう1つ足してもまだ遠かったぞ。

氷見市民病院行きのバスに乗車、氷見駅口バス停で降りて氷見駅で
帰りの切符を購入しておき、暑いので待合室で涼んでました。
氷見駅のトイレは越中宮崎駅に敗北!臭くて入るのやめた。
仏生寺経由済生会高岡病院行きのバスに乗り、飯久保バス停で
下車して光久寺。ネットでは情報が出てこなかったのですが、
運転手さんに教えてもらいました。飯久保バス停からは徒歩2分。
普通の観光寺みたいな窓口があるわけではなく、寺務所に拝観を
お願いしました。パンフレットには拝観時間は8:00~17:00、
12月から冬季閉園とありました(拝観当時)。記名して300円を
志納し、本尊にお参りしたら俯仰園と呼ばれる約300年前の茶庭に
案内いただきました。座った方が全体を見やすいということです。
雰囲気のある回廊(客間?と茶室を結ぶ)から手前はこの世、
向こうは浄土を表す(三尊石など仏を表す石を配置)とのことで、
手前側は池、向こう側は山の斜面に木や刈込が植わっている
池泉回遊式。茶庭といっても露地庭園みたいな狭いものでは
なかったです。バスがしばらく来ないのでゆっくり。

夕食を予定していた店が開店時間を過ぎても何故か準備中
だったので、駅までの道にあった開いていた海鮮料理店で夕食。
地魚の刺身、白海老を含む天ぷらなどのセットでした。
お父ちゃんいたけど店切り盛りしてるお母ちゃんのかかあ天下に
見える(笑)。旅をしていて全体的に富山県は女性の方がしっかり
している感じに見えました。店には降りてこなかったが茶トラの猫発見。
飲食店多いエリアが駅から離れてるし17:00じゃ駅近辺の数少ない店は
ほとんど閉まってましたが、無事魚介にありつけてよかったです。

氷見線は新幹線と並行していないので第三セクターにはなってません。
氷見線のハットリくん列車で富山駅まで移動。車内にもハットリくん達が
いますが、海沿いなので山も谷も越えない(笑)。もう少し早い時間なら
夕暮れの雨晴海岸を車窓から楽しめるのかな。ギリギリ見えはしたけど
日が沈んでて暗かった…。雨晴駅周辺以外では車窓から案外海ははっきり
見えないようです。翌日土産物買う暇ないので富山駅の土産物屋で買う。
ところで4泊5日って長すぎると思ったら全然そんなことないね!
「疲れたー足痛いー早く終わってくれー」って気持ちは全然なくって、
「もうすぐ終わりかよー」って残念な気持ちの方が強かったです。
長い休みが取れたらまたやりたいな。

富山にもマンテンホテルあるけどこの日はコンセプトホテル和休
いろいろ面白かったので特徴を列挙していくと、

・玄関で靴を脱ぎ、部屋には五本指の靴下が
・部屋が畳敷き
・ベッドと机が低い(机には小さい椅子つき)
・ユニットバスに物干し(乾ききらない靴下を干した)
・ユニークなデザインのティッシュケース
・やわらか歯ブラシなどの他では見ないアメニティ
・台やコンセントが多め(荷物置く場所多くて助かる)
・大浴場はジャグジー(大浴場に着替え持って行くための不織布バッグ付き)

脱衣場のマッサージチェアではうとうとしちゃいました。
水は井戸水で飲用ではないとのことで、お冷やのポットが用意
されてたのが逆にありがたかったです(お湯のポットにも最初から
水が入ってる)。蛇口が短くて手が洗いづらいホテルが多いけどここは
逆に長すぎる(笑)。コインランドリーもあるし全体的に満足です。
出張ならともかく私的な旅行だとこういう面白い宿も楽しいですね。
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