Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

八丈島一人旅 1日目

2024-06-08 | 旅に出た
冬に伊豆諸島へ旅行して後悔した話です。

2月に旅行することを思い立ち、
昨年行った関西は今年特に行きたい
特別公開がなかったので、これまで
全く行ったことのなかった伊豆諸島に
初めて旅行することにしました。
①大島②新島+式根島+神津島③八丈島
が候補で、最初②を考えてたけど
式根島が船限定(しかも検討してた
時期は連絡船にしき運航再開前)で
冬は船が欠航になりやすいのでやめ、
空路で行ける八丈島にしてみました。

ただ、八丈島は丸2日掛けるほど回れる
スポットが多くない。他の季節なら
八丈富士お鉢巡りも検討するけど、
冬は強風になりやすく危険とのこと。
同じ方面の八丈富士ふれあい牧場も
タクシーでしか行けず冬は寒そう。
ホエールウォッチングは船酔い必至。
そうなると八丈島観光は1日程度で
いいなとなって、折角行くのに
日帰りはつまらないので他の島を
組み合わせようと思い、御蔵島は
自然が豊かそうだけど日帰り禁止など
制約多すぎて困難なので三宅島を
セットにした。これが後から
振り返ると判断が甘かった…。

八丈島はもっと船の欠航率が高い
ので、三宅島までは調布空港から
飛行機、少し観光してからヘリ
(東京愛らんどシャトル)で
八丈島というルートに。
ヘリは9人乗りで満席になることも
多いそうですが、予約開始日に
予約したら取れました。
三宅島観光以上に初ヘリ楽しみに
してた。空路の欠航で島で足止めに
なるリスクも考え、3連休の最初
2日で1泊2日の旅程に決定。
冬の欠航率が高く波浪で酔いそうな
船は最初から考えなかったけど、
空路でも強風で欠航があり得るので、
当日右往左往しないよう事前に
何パターンかシミュレーション
考えてスマホに記録しておいた。
2月は2回3連休があったけど
どうせならスギ花粉から逃げようと
思い天皇誕生日の方の連休で決定。

小雨が降る中出発。
三宅島現地は気温の数値こそ高い
けど10m/sの強風で体感温度低そう
なので防寒。たぶん風で傘が
役に立たないのでレインウェアも
持参(傘は本土の雨用)。
調布駅からバスで空港へ。
電気通信大学バス停の英語表記
ただのローマ字やんけ。
The University of Electro-
Communicationsじゃないんかい。
八丈島のバス停ではスーパーが
sūpāでその上を行ってたが。

調布空港は初めて。
機内はトイレがないらしい。
チェックインしようとしたら
三宅島は視界不良で欠航の見込が
高いと。早速ピンチかい!
出発時間頃になり、現地悪天候+
調布みぞれのため大島神津島含めて
欠航とアナウンスされました。
よくあるのでスタッフ慣れた感じ。
現地は風が夕方まで強い予報だし
みぞれはこれから降るので、
客観的に考えて次便も絶望的(実際
欠航した。大島は昼から運航)。
決断が遅いと代替手段も消えて
詰むので振替せず早々にキャンセル。

三宅島に行けないのでヘリも乗れない。
ヘリキャンセルの電話をしたら、
条件付き出航になるとキャンセル料
50%8640円が無料になるとのことで
昼まで待つことにしました。
最初からシンプルに八丈島単独に
しとけばよかったと後悔。
新島+式根島+神津島にしてたら
船も欠航で完全に詰んでたので
まだましだけど。
ANAの羽田→八丈島便調べたら
夕方便の残席があった。
当日料金だから割引なしで高いけど、
乗れない調布→三宅島→八丈島2便
運賃合計よりは安いし、帰りの便の
キャンセル料+宿のキャンセル料の
合計額払うよりはまし。
シミュレーションしててよかった。

いくら花粉から逃げたくても
冬に伊豆諸島へ行くな!
これ教訓。
ギリ船が比較的動く大島まで。
そもそも雨続きでそんなに
花粉飛んでなかったから
逃げる必要なかったんだよなあ。
なお翌週から大量飛散した模様。

調布から直接羽田に乗り込んでも
約5時間暇なのでいったん帰宅。
パソコンから航空券予約して、
スマホを充電し直して、
要らなくなった1日目昼食の
カロリーメイトを置いて、
プランを組み直して昼飯。
ANAの航空券については
どのみちチェックイン手続が
必要だし、万一こっちも欠航に
なったらまた払い戻しになるので、
二度手間にならぬよう支払いは
空港で行うことにしました。

ヘリが条件付き出航になってるか
ウェブサイトを見に行ったら、
午前中欠航なのに私が乗る便だけ
条件が付かない就航予定になってた。
現実的に思えなかった(諦めた私に
キャンセル料払わせる目的だったら
意地悪だな…)ので、キャンセル料
免除の望みを懸けて搭乗受付終了
14:00まで粘ることに。
そしたら13:00に欠航発表。
三宅島上陸してた方が詰んだな。
早速電話したら振込手数料165円を
引いたほとんどの額が戻ると。
八丈島空港の窓口で現金返金なら
手数料もなく全額だったけど
営業が午前中だけなので行けない。
自宅から電話したので振込口座
情報も手元にあってよかった。
宿には事前に移動手段を連絡してて
勝手にキャンセルと誤解されたら
いけないので、念のため移動手段と
到着時間の変更の連絡をした。
欠航時はキャンセル料取られない
宿なので、八丈島行きまで欠航に
なった時の証拠にもなるし。

元々天気悪そうで嫌だなと思ってた
ところ、予定がガタガタに崩れて
テンションだだ下がり。
家でこたつの中にいる方が暖かいし
何かもう旅行すんの面倒臭くなって
きたけど、とにかくキャンセル料が
勿体ない一心で移動開始。
羽田空港の自動チェックイン機で
カード払いして座席指定。
地雷客が隣に来たらテンション
極限まで下がるので3席空いてる
列の窓側席取ったった。
調布空港と違って羽田空港は
暖房めっちゃ効いてるから
防寒してると暑いね。
連休だからか中途半端な時間帯
でも人が多かったです。
欠航にはならなかったけど
条件付き運航になって、
視界不良で着陸できなかったら
引き返すと言われました。
雲で何も見えんので機内で寝る。
揺れのためサービス中止。
1時間も飛んでないのにいつもは
飲み物配ってたのか。
飴だけ配られたがもう舐めてた。
乗客が多く重量が重いので
着陸が強めになると予告があり、
本当に強くてシートベルトが
仕事した。気流や濃霧のため
離着陸難易度が高い空港らしい。

無事八丈島空港に着陸。
最終便だと空港を通るバスは
もう終わってて不便。
あと30分で日も暮れるし
この日は観光できないので
タクシー6分1330円で宿へ。
最初から決まってたら
送迎お願いできたんだけど。
外は雨風が強かった。
この天候で三宅島散策しようと
してたけど無茶だったわ。
タクシーの乗車中に翌日の
予約をしたい話をしたら、
島全体の台数が少ないので
各社予約は受け付けておらず
随時呼ぶ仕組みらしい。
乗合タクシーの実証実験を
やってると聞いたが、
9:00からなので8:00に出発
したい私は使えなかった。
風が強いのはいつもどおりだが
梅雨時じゃないと普通大雨には
ならないと。確かに天気図で
梅雨みたいな停滞前線掛かってた。
運転手は飛行機も欠航になると
思ってたそうな。奄美大島と同じ
離島あるあるで、天気予報は
当てにならないみたい。

みんな同じ飛行機に乗ってくる
ので宿のチェックイン待たされる。
部屋はツイン洋室。BS入るし
チャンネル少ないわけじゃない
けどテレビ番組つまらなすぎて
雨風の音聞きながらスマホ
見てました。意外と寒くて
暖房付けたら、掃除してないのか
古いのか慣れるまで臭かった。

食事会場は別棟、雨だと辛い。
夕食は18:00の希望が通らず19:00。
まずは前菜。ちりめんと実山椒、
山椒って和ハーブだよなー。
新そら豆とイカとエビの
黄身酢和えは酸味でさっぱり。
名物明日葉はゴマおひたしで。
さわらの辛子酢味噌和えも酸味で
さっぱり。肉厚「うみかぜ椎茸」に
トロたたきを載せて焼いたのが
ジューシー!キュウリの浅漬。
トビウオ塩焼きは箸だと身が崩れる
ので手掴み推奨された。マヨネーズや
レモンもいいがそのままでも美味しい。
手を頻繁に拭いてられないので
トビウオだけに集中して食べてたけど、
そのままとレモン味とマヨネーズ味とで
実質三角食いなのでセーフ。
屋久島でも美味しかったしトビウオ好き!
たまたま獲れたというマグロは
中トロ、大トロ、赤身の刺身。
中トロは赤身に比べて筋なく柔らかいし
大トロは脂のりすぎ!
トビウオのさつま揚げは熱いうちに。
外はこんがり、中は旨みがじわり。
明日葉の炊き込みご飯は苦みがあって
大人の味、何か香ばしさも感じたかも。
金目鯛しゃぶしゃぶは小鍋で沸かした
出汁にさっと入れて食べる。
金目鯛って煮付けだけじゃないんだね!
あおさの味噌汁。デザートりんご煮。
テンション下がってたのが
美味しい食べ物で満足になって、
これ食べられただけでも八丈島来て
よかったかなってなった。

洗濯機も外にあるので雨に濡れる。
服洗濯中はレインウェア着てたから
多少濡れても問題ないけど。
洗濯無料で洗剤はフロントから取る。
ちなみにリセッシュもフロントにある。
乾燥機は小屋の中にあり10分100円。
洗濯無料だから乾燥高くてもやむなし。
洗濯できたかと見に行ったら、蓋が
閉まってないエラーで全然進んでない。
押さえてれば動くが手を離すとまた
エラーで止まる。雨の中40分も
手で押さえてたら確実に凍えるので
重しになりそうなものを拾って
蓋に載せたらうまくいった。
暖房の温度控えめにして23:00就寝。
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