Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

「メサビサビ高校」の語感が何となく好き

2015-11-01 | 走る若人が好き
そろそろこたつONにしたいギクリです。
私には寒いですが、気温があまり上がらず選手にとっては
走りやすかったのでは?ということで全日本駅伝。

青学有利の下馬評を覆して東洋が優勝でした。
1区2区服部兄弟でリードして先手を取り、その後青学が
追ってきてもエース以外の選手が粘って最後突き放し、
「1秒を削り出す」走りを体現してましたね~。
全員粘れる選手を揃えられるのが流石だなあ。
監督泣いてましたが近年箱根で頻繁に優勝してるので
実は今回全日本初優勝だというのが意外(そういえば
早稲田三冠の年以外はずっと駒澤が優勝してますね)。
箱根優勝といえば、隔年で優勝してるんですよね。
順番でいくと今季優勝の番になります。優勝するには
山上り対策が鍵となりますが、誰が上るんでしょう?
服部兄弟は上らない気がしますがさてどうなるやら。

エース級が多いのが自慢の青学ですが、本調子でない
選手がいたのと、繋ぎ区間は層が厚いとはいえそこまで
他大学に比べ図抜けた選手がいるわけではないのかな。
故障明けの神野選手は解説でも言われてましたが走りの
バランスが悪い感じ。区間成績も8位でした。
2ヶ月で修正できないと、箱根の山を上っても前回ほどの
活躍はできないか、あるいは険しい山を上らせるには
リスクが高いと判断され平地区間に回るかもしれません。
そうなると箱根の連覇にも暗雲が…。前回のあの爆走は
爽快だったので個人的にはもう一度見たいですが。

全日本連覇中だった駒澤は3位に終わりました。
村山選手と中村選手が卒業した穴は大きかったか…。
繋ぎ区間が以前と比べて全体的に小粒な印象。連覇時には
昨年の工藤選手みたいに繋ぎ区間でも今後期待できる若手が
活躍していたものですが、そういうのが感じられず…。
思ったほど下級生が育ってないのかな?(そうなると箱根で
青学がつまづくことがあっても優勝は東洋になるのかな)
その中で馬場選手の6区区間賞は意地を見せましたね。
6区は過去駒澤の区間賞が多いことで有名(笑)。

4位早稲田、5位東海、6位明治については「エース欠場で
戦力が落ち、留学生のいる山梨学院と日大に3校中2校
逆転されるのでは」と予想していました…。すみません。
特に高田選手と柳選手を欠いた早稲田は苦戦すると思って
いたので、1区中村選手が積極的な走りで流れを作り
最後まで3位争いをしたのはびっくりしました。
箱根では3強食いの有力候補一番手かもしれません。
東海は3区のルーキー湊谷選手が好走してましたね。
明治も卒業生の穴が大きいですが何とか踏ん張りました。
出雲の相性の悪さと全日本の相性の良さは相変わらず(笑)。
最後山梨学院のニャイロ選手が3分差を秒差まで縮めて
きましたが、まるで東海と明治が共同戦線張ってるみたいに
一緒に逃げてた(笑)。併走の方が走りやすそうですしね
(タイム見ると牽制してペース落ちることもなかったよう)。
シード争いの展開は駅伝ファンとしては面白かったですが、
選手や関係者からしたら気が気じゃなかったでしょうねえ。

出雲では2位に入った山梨学院が結局逃げ切られてシードを
落とすことになりました。出雲では良かった日本人選手が
今一つ。流れが悪かったからか、長い距離が苦手なのか、
区間が多いと人数が揃わないのか。流れに関しては箱根では
2区で留学生がごぼう抜きすればいいので多少1区で遅れても
心配無用ですが、他2つが原因だと箱根も上位を狙うのは
苦しいかも?(シードは一応取れると思いますが)

順大の注目のスーパールーキー塩尻選手は良かったですね。
湊谷選手や明治1区坂口選手も良かったですが、日本人選手の
1年生で一番強いのはどうやら塩尻選手かな(高校時代に
安定感があった駒澤の下選手にも頑張ってほしいですが)。
留学生を擁しない箱根予選会出場大学としては健闘の8位、
ただ順大はこの1週間前に記録会で本気で走ったとか…
(塩尻選手が日本人ルーキー第1号の10000m28分台を出した
らしいです)。本番レースに向けてきちんと調整してたら
シードも狙えたかもしれないのに…と素人考えでは残念。
あとレース過密で故障しないよう注意してほしいですね。

とりあえず全日本選抜で京大の平井選手を見られたので満足。
見たいがあまり「成績に応じて関東の枠増やす必要ないだろ!
シードから遠いレベルの関東の大学が出ても箱根の練習という
位置付けでしか参加しないだろうけど、非関東の大学にとっては
たとえ繰り上げになっても最後の全国大会で大事なんだぞ!」と
暴言吐いてたのを、選抜制度ができたので刀を鞘に納めたという
(苦笑)。7地区から選手を出すため1地区だけ2人出すことに
なりますが、オープン参加ですし必ずしも関東から2人ではなく
多少戦力的に落ちても関西から2人でもいいと思います。
関東は箱根予選会でお疲れの選手もいますし。

箱根の展望ですが、1区がどうなるのか気になります。
最近激しいスピード勝負が繰り広げられるサバイバル区間と
なっていますが、駒澤中村選手や東洋田口選手が卒業しても
引き続きその傾向は続くのか、牽制スローな展開になるのか。
青学が前回に引き続き久保田選手を投入するなら、スローで
大して貯金が作れないと駒を一つ無駄にするようなものなので
ハイペースで行くでしょう。となると青学の出方を他校が
どう予想するかで決まってきますかね。青学も1区に関しては
手の内をライバルに明かさないようにするかと。
優勝候補の大学ではありませんが、東京国際大が留学生を
1区に起用してきた場合、ハイペースを作る役目を留学生が
担って優勝争いに間接的に影響を与えることもあるかも。
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