Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

いつもと何か違うと思ったら瀬古さんがいなかった

2013-11-03 | 走る若人が好き
同日に東日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝の予選に
当たる大会)があったので瀬古さんなしの中継。
そういや某臙脂贔屓解説ないなー(映るのはよく映って
たけど)と思ったら瀬古さんがいなかったのでした。
というわけで全日本大学駅伝。

毎年どういうわけか駒澤大が強い大会でして、今年も
その強さを遺憾なく発揮。おめでとうございます。
東洋大が出雲駅伝で出遅れた反省か序盤重視の区間配置で
来まして、2区終了時点で東洋大が大きくリードして
流れを作ったら有利になるかも?と思ってましたが、
1区で駒澤大中村選手がまたしても区間賞、2区では
流石に東洋大次期エースの服部選手が逆転しましたが、
1区の貯金があったためそこまで致命的な差が付かず。
4区で村山選手があのモグス選手の区間記録を破る走りで
再逆転、ここで勝負が付きました。東洋大の4区も決して
悪いタイムじゃないのですが、まあまさか駒澤大に
区間記録で走られるとは思ってなかったでしょう。
駒澤大は後半区間の経験の浅い選手もいい流れで好走。

あと今日で見納めだったのが、アンカーの窪田選手が
優勝のフィニッシュテープを切って、親友の油布選手
(いつも必ず彼が迎えてます)の胸に飛び込むシーン。
箱根で窪田選手がアンカーを走ることはないですし、
来年は卒業して別々の実業団に入るかと思いますので。
あのシーンが微笑ましくていつも好きですね~。

箱根で駒澤大は3冠が掛かります。何となく前回の失敗から
2区村山選手・9区窪田選手に戻す気がするんですよね。
で、中村選手は1区じゃなくて敢えて5区で見てみたい。
精神的な強さも基礎走力もあるし、行けると思うのですが。
1区は区間上位で走ったことのある油布選手で、3区は
中谷選手か西山選手か馬場選手とか。妄想だけど(爆)。

3位は明治大。明治大は今年度はともかく来年度は大きな
チャンスだと思います。上位校は4年生が強くて、東洋大の
設楽兄弟や駒澤大の窪田選手(まだ村山選手と中村選手は
いるけど)、日体大の服部選手が今年度で卒業しますので、
3年生が中心の明治大は来年度はチャンスなんですよね。
ここで3位と結果が出ましたので、箱根も頑張って来年度に
繋げたいところですね。ただ箱根でずっと山上りを担当
してきた大江選手が卒業したので次は誰が上るんだろう。

4位は早稲田大。1区で大きく出遅れまして、いつもの
大迫選手や山本選手の力でシード圏内に入りましたが、
実はその後の後半区間で結構頑張ってます。
層の薄さが常に気になる大学(駅伝以外に力を入れている
大学なので、他大学ほどスカウト枠が割けない、入学生への
学費免除があまりできないという事情があるようです)
ですが、この繋ぎ区間での結果はいい傾向ですね。
ところでTwitterのトレンドに一時「大迫くん」が入ってた
(笑)。クリックしたら女性の黄色い声援ツイートが続々。
てっきり某嵐似の東洋大設楽選手の方が人気かと思いきや。

5位山梨学院大はもっとやるかと思ってましたけど、
2週間前に箱根予選会走ったばかりだから流石のオムワンバ
選手も本調子じゃなかったのかな?留学生としては平凡な
タイムでした。でも井上選手は本当に高いところで安定して
ますねー。2区区間賞でした。もう1人強い選手がいると
もっと楽なのかな。箱根のシードは行けそうな気がする。

青山学院大がシード6位に滑り込み。後ろからオムワンバ
選手が追ってきて、案の定抜かれて7位に落ちてダメだ…と
思ってましたが、日体大がブレーキしまして再浮上。
諦めないで走っていれば報われることもあるものです。
最後大東大の猛追に気付いた時は驚いたと思うけど(笑)。
出雲駅伝といい序盤で上位に食いつく力はあるようです。
ここのチームは故障者を出さないのがカギでしょうか?
去年の出雲駅伝で好走した久保田選手出てませんよね。

シード確実と思われた日体大はアンカーにブレーキがあって
シードを逃しました。矢野選手いつもの走りじゃなくて
脚が物凄く重そうでした。短い区間なら体調不良でも何とか
なっても、20km近い最長区間ではごまかしが効かないので、
体調の見極めと区間配置に関して監督のミスかな?と。
でも2区を走った山中選手の大成長は収穫ですね。
服部選手卒業後の次期エースでしょう。

7位大東大は惜しかったですねー。市田兄弟は他校のエースと
互角に戦える力がありますね。逆に予選会疲れしてないはず
なのに元気のなかった箱根シード組大学はどうしたんでしょう?
箱根に特化した調整をして本気じゃないのか、実は実力通りで
正月にシード組と予選会組の大幅入れ替えがあるのか。
あとは目立ちたがり屋の法政大西池選手、2区で早稲田大の
大迫選手と並走してしっかり目立ってました(笑)。

来年度の関東予選では、現在下級生主体で元々調子さえ
整えてくればトラック(関東予選はトラック10000m)に強い
東海大が通過してくるような気がしますので、たぶん今回
出場してシードが獲れなかった大学のどこかが落ちるかと。
もっとも日体大は箱根3位以内で全日本の出場権ゲットの
可能性もありますが。そうすると予選がますます激戦に。


あ、東日本実業団駅伝も録画中継の録画でざっと見ました。
ハイライト中継を録画早回しなので本当に「ざっと」。
富士通がルーキーだらけ他も若手だらけで知ってる選手が
多かったですねー。まあ、大学駅伝中心に見てると高卒の
選手はよく分からないので、昔から出ているように見える
選手でも意外に若かったりすることもあるけど(笑)。

配置がおかしいなーと思ったのは村澤選手の1区ですかね。
体調がまだ回復していない影響なのかは知りませんが。
一人でも突っ走れる一方でラストスパートがあまり速い方
じゃないので、集団走→最後のスパート勝負になりがちな
1区はあまり向かなくて(集団走段階での脱落はないので
最低限の仕事はできるけど勿体ない起用法)、高3以降
駅伝の1区はどの駅伝でもほぼ走ってないはずです。
特に実業団駅伝ですと、ラスト勝負で最終順位が確定する
アンカーもラストスパート速い選手を置く必要があります。
なのでニューイヤー駅伝では十分に力が発揮できる適切な
区間(つまりは中間区間)に置いてほしいですね。
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