Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

90年代前半J-POPの曲名についての素朴な疑問

2006-08-27 | ビバ大衆文化
90年代前半のJ-POPといえば、所謂ビーイング系という
楽曲が流行ってたのですが、どうして
「曲のタイトル=サビの(特に最初の)言葉」
ばかりだったんでしょうかねえ?

「揺れる想い」とか、「時の扉」とか、
「世界中の誰よりきっと」とか、「あなただけ見つめてる」とか。

私が考える理由は3つ。実際には1が有力か。

  1.曲名を覚えてもらいやすくするための戦略。

  2.特に曲名にこだわりがないので適当にサビから言葉を拾ってきた。

  3.当該楽曲で最も主張したいフレーズが、必ずサビの最初に
    来るような作詞方法を採っていた。

3だと例えば「負けないで」が最も伝えたいことだった、と。
成程。そして日テレ24時間テレビの挿入歌になっている、と
(今回も予想に違わずマラソンのゴール前で流れてたな~)。

これ1か3だった場合、最も対極にある曲を考えると
奥田民生の「マシマロ」だよなあ…。
まあこれは90年代前半より後(2000年?)の作品ですが、
歌詞のどこにマシマロが出てくるのかと思いきや
最後に「マシマロは関係ない 本文と関係ない」と
肩すかし食らうという。本当に本文と関係ないし(笑)。

「マシマロ」では、明らかにそのタイトルの「マシマロ」は
「詩の中で最も主張したい、伝えたい言葉」ではないわけです。
そもそも「マシマロ」は歌詞とは無関係な言葉なわけです。
曲のサビを聴いても直ちには曲名を思い出せないわけです。
90年代前半ビーイング系ではとても考えられないわけです。

ところで「マシマロ」を採点機能付カラオケで歌ったら
他の曲を歌うより高得点出るかなーなんて常々考えたり。
メロディーがシンプルだし音域は1オクターブすらないし。
まあ真剣に得点競うなら童謡とこの曲は禁止だわな(笑)。
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