素晴らしき哉神保町

正確にはカテゴリー違うけど「読書」だからいっか。


今日は仕事で東京は神田神保町の方に行ったので、
帰りに古書店のある通りを歩いて来ました。
神保町駅の入口の近くに山本書店があったので
入ってみたら、うおおお早速匈奴に大月氏がお出迎え！

さらに中へ行くと、東洋史関係の学術論文雑誌や中国の中国史書籍が。
で、烏孫関係の中国書籍を見つけてしまいました！
『漢書西域伝地理校訳（下巻）』および『西域史論叢　第二輯』。

前者はその名の通り、『漢書』西域伝に記された国々が地理的に
どうなってるかを考察したもののようで、烏孫の考察もありました。
後者は西域関係の論文を集めたものですが、その中に王炳華の
「烏孫難兜靡死于大月氏考」（題名うろ覚えなので多少違うかも）
という論文が入ってました。ちょっと立ち読みしただけ
（しかも当然中国語）なのでしっかりとは読めませんでしたが、
『史記』では匈奴に、『漢書』では大月氏に殺されたとされる
烏孫王難兜靡について、大月氏に討たれたという結論を出して
いるようでした（仇討ちか何かの話が途中に入ってたな…）。

エラく興奮状態だったので店の人に怪しまれなかったかどうか（爆）。
今はもう論文を書かないので買わなかったのですが、おそらく
学生時代だったら即「これいくらですか？」でしょうね（笑）。
あ～学生の時に行っておくんだったなあ～。興奮の一方でいささか後悔。

ジンボウナビで調べてみれば、歴史関係書籍や中国書籍を扱う書店は
他にもいくつもあるようで。噂には聞いてましたが素晴らしすぎる町ですね。
時々そっち方面には行く機会があるので、またもし収穫を得たら報告せむ。