2月1日㈫、今日から2月に入った。雪の予報もあり、寒いが天気は良い。
午前中は「げんたろう新聞」を配りに。今日は上野団地、公務員宿舎、あやべ台団地、青野町の住宅地に行った。170軒ほどか。
あやべ台は府議になった11年前には、まだ20軒ほどしか家がないと思っていたが、あっという間に大きな住宅地となった。表札を見ると、東・西八田や上林から移ってきておられる方が多いのかなと思う。
午後は来客あり。
2月議会での一般質問の概要について、少しずつ掲載していきます。
今回の質問は以下の4つ。
①児童相談所業務に対する第三者の評価・検証について
②京都府立農業大学校の充実・発展について
③府立高校の在り方について
④警察車両の配備状況について
まずは①児童相談所業務に対する第三者の評価・検証について。
京都府では今議会に「子どもを虐待から守る条例」を提案いただき、児童虐待防止の強化を図ろうとしていただいております。虐待が疑われた場合は、調査の前にまずその児童を「保護」し、児童の安全を確保した上で、保護者から丁寧に事情を聴くべきだと考えます。そして、保護者と児童相談所の意見が食い違った場合には、その「保護」が適正かどうか、第三者機関が公平に審査できる仕組みが必要だとも考えます。
私は3年前の2019年2月議会、予算特別委員会・健康福祉部の書面審査において、福知山児童相談所がある児童を保護した件を取り上げて質問しました。そのケースでは保護者が虐待を認めなかったため、児童相談所が児童養護施設への送致を決定して裁判所に申し立てをしましたが、結局、児相側が申し立てを取り下げざるを得なくなりました。
私は児童相談所が、なぜこういう事態を引き起こしたのか、後に関係者に話を聴きました。保育園、市役所、児童相談所のそれぞれがあやふやな情報と思い込みによって、こういう事態に至ったことが分かりました。
また、児相側が裁判所に証拠資料として提出した児童への聴取記録は、予算特別委員会で私が読み上げましたので、府議会の議事録にも残っておりますが、私は「これは誘導尋問だ」と申し上げました。一方的な思い込みによって、「結論ありき」の調査が行われていたと言わざるを得ません。
京都府の社会福祉審議会の中には児童福祉専門分科会児童相談業務評価検証部会という、いわゆる児童相談所の業務を評価・検証する組織がありますが、このケースでは、評価検証部会の委員の一人がその裁判で福知山児童相談所側の弁護人を務めておりました。チェックする側とされる側が同じ人物で、第三者による適正な評価・検証が可能なのでしょうか?
この裁判では親御さんが多額の費用を工面されて弁護士に依頼された結果、お子さんを取り戻すことができましたが、弁護士費用が払えなければ泣き寝入りせざるを得なかったかもしれません。そうなると子どもを虐待したと無実の罪を着せられ、何の問題もない親子が音信不通の状態で成人になるまで会うこともできなくさせられ、児童虐待と同様の悲劇を生んだ可能性もあります。
私は今回の新しい条例によって、子ども達への虐待が根絶されることを強く望んでおり、虐待が疑われる場合、積極的に「保護」を行うことについては大いに賛同いたしますが、その一方では、児童相談所の思い込みによってのみ、様々な判断がなされることのないよう第三者による適正な事業評価・検証の仕組みを取り入れるべきだと考えます。新しい条例案の概要にはそういった仕組みの導入について具体的な記載がありません。
3年前の反省も生かし、新しい条例の制定にあたっては、第三者による評価・検証の仕組みをどのように再構築されるおつもりなのかお答えください。