23日㈪、京都市長選に関して、二之湯真士府議がyoutube「にのチャン!」の「LIVE!自民京都府連会議の実態は?! 2日前の緊急会見の舞台裏」(10月21日にライブ配信)でいろいろと語ってくれている。
同志社大学の村田晃嗣教授を中心とする「文化首都京都の市長候補を京都市民で考える会」(以下、考える会)が「市民主導で新しい京都市長をつくろう」というのは建前であって、結局は門川市長と門川市長を支えてきた政党の枠組みを継続させ、「門川後継」の市長をつくろうとしているということが分かってきた。
私は、それはそれで良いと思う。現職市長が引退する時に、後継市長を指名するのは自然なことだ。ただ、それをオープンにせずに回りくどいことをするのは有権者には分かりにくいと思う。
一方で、私は今回の京都市長選挙は自民党京都府連は自主投票とするべきだと考えている。
この十数年、自民党京都府連を引っ張ってこられたのは二之湯智、西田昌司両参議院議員で、その二人が今回は真っ二つに割れて戦おうとしている。
二之湯前参議院議員はすでに引退されており、現職の府連会長は西田参議院議員であるため、自主投票になっても多くの議員は現職の府連会長につくだろう。それを全員一致でないのに、強引に「府連推薦」にしても自民党のためにはならない。
京都では衆議院の6つの小選挙区のうち、前回の選挙で勝てたのは2つ、比例復活できたのも1つだけだった。これ以上、党内をバラバラにしていくと、これはさらに減ってしまうだろう。
私はそういったことを自民党本部に訴えるため、岸田文雄総裁以下、14名の役員の方々に10月16日付で「要望書」を郵送した。
これがさほどの意味は持たないかもしれないが、こういうネットも含めて、訴えられるところには訴えていきたい。
「府連推薦」という形で、私たち綾部支部まで府連が巻き込もうとするのなら、他党の候補ありきではなく、京都市内の議員、党員がもっと真剣に考え、話し合って自民党から出せるようにまとめてほしいと思う。
10月14日の自民党府連の議員総会では事前に何の資料も示されず、当日回収された考える会の提言と役員一覧だけで、誰を推薦するという話も全くなく、約1時間の会議で承認しろというのは異常だ。
考える会の同志社の村田教授はNHK経営委員会の委員長代行でもあるようだが、さすがにNHKの政治的中立性を考えると「(非共産勢力で推薦している)西脇知事と府市協調できる候補」を条件の一つとして選定する会に所属しているのは良くないと思う。