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増上寺 徳川将軍墓とその遺品・遺体 価格:¥ 29,400(税込) 発売日:1997-12 |
この本は、元東京大学の人類学者・鈴木 尚[1912-2004]さん、元帝室博物館(現・東京国立博物館)の歴史考古学者・矢島恭介[1898-1978]さん、元帝室博物館(現・東京国立博物館)の美術史学者・山辺知行[1906-2004]さんの3人による編著で、増上寺の徳川将軍墓と遺体について書かれたものです。1967年に東京大学出版会から出版され、1997年に復刻されています。私は、歯を執筆された佐倉 朔先生から寄贈していただきました。
本書では、改葬されることになった増上寺で1958年7月から1960年1月にかけて発掘調査が行われた記録が報告されています。
本書の内容は、以下のように、全2部10章からなります。
第1部.徳川将軍墓と遺品
1.増上寺と徳川将軍家(矢島恭介)
2.発掘の経過(矢島恭介)
3.埋葬された人々の略伝と系譜(矢島恭介)
4.墓の制度と構造(矢島恭介)
5.徳川将軍墓の副葬品(山辺知行・神谷栄子)
第2部.徳川将軍および家康の遺体
6.頭骨(鈴木 尚)
7.四肢骨(遠藤萬里・北條暉幸・木村 賛)
8.歯(佐倉 朔)
9.毛髪(佐倉 朔・尾本恵市)
10.血液型(尾本恵市)
本書では、歴代徳川将軍の内、2代秀忠・6代家宣・7代家継・9代家重・12代家慶・14代家茂や正室・側室・子女が報告されています。
『増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体』表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)