EURJPY 欧州通貨に対し円独歩高のリスク継続 ストレートはドル円以外はドル買い予想

週末の戦略は、ヤケッパチに見えた可能性がありました。

背水の陣で臨んだつもりでしたが、直前の失敗の仕方が情け無く、その辺の弱気が伝わったかもしれません。蓋を開けてみれば、概ね戦略どおりに機能していた点、安心していますが、金曜日は結構手に汗を握っていたことは事実です。

ドル円が変動率を弱めつつあり、今までどおりの強気は通用しなくなっていますが、リスク資産からの逃避行動が顕著化するなかで、どうしても一旦は米ドルを経由しがちな点で、ドル買いに見える局面はあります。ドル円が不動化すれば、あとはストレートの変動に左右されるクロス円ですが、次第にこうした流れの影響が強まりつつあると感じています。

ユーロ円が当面の下値と想定していた155円を割り込んできました。ドル円が50ポイント程度の下落の中でユーロ円は120ポイント程度下落しているのは、ユーロドルが70ポイント程度下落しているからです。今後、ユーロドルが1.45割れ、ポンドドルが1.95割れを示現してくれば、ドル円がさほど下落しなくても、ユーロ円、ポンド円は下値を拡大してゆく流れを否定できません。

株価も本日は大きく値を下げています。月曜日という要因を考えても、悲観せざるを得ない状況に違いありません。最も、外国人投資家の買いによって上昇してきた株価が、外人投資家の売りによって下落するのは当然といえばそうなります。本邦機関投資家が外国投資のヘッジをしてくれば、円高は必至かと思います。