外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

CADJPY CX通貨概ねボトム割れ 他のクロス円の先行指標となるか

2007-09-10 10:58:52 |    -加ドル

冒頭に謝らなければなりません。

7日のレポートで、6日に設定したポンド円売りのオーダーをキャンセルするのを忘れました。ラッキーなことにフェーバーで迎えていますが、当ブログをご参考いただけている皆様には、正確性を欠いた点、おわび致します。

たまたま相場の流れを掴めていた不幸中の幸いがありますが、ストップが入っていたとはいえ今後は一段と注意を致したいと思います。ストッププロフィットで229.33あたりに設定いただければ、200ポイントは決定できますので、ご参考ください。なお、個人PLには、ペナルティとして編入いたしませんので、今後の追跡もご勘弁ください。

さて、概ね円全面高の様相を呈しているようですが、ご存知のとおり米国の重要指標で悪化したことを受け、ドル全面安と言った方が正解です。ユーロドルは再度、史上最高値が視野に入り始めています。クロス円が円高に進んでいるのも、ドル円でのドル売率が上回っているためですが、高金利通貨の円高が再度けん引役を引き受けている様な感覚です。

その中で、ドル円は今まで以上に円高への反応が機敏になっている様にも見え、ドル買い円売りへのバイアスが急激に細っていることを裏付けているようです。

トライアングルのフォーメーションを形成した後、下方へブレークアウトした本日ですが、前回の暴落で最安値をつけた8月17日から28,29日で付けた下値をネックとするならば、CX通貨及びドル円は概ねネックを割り込んでいます。

つまり可能性としては、今後ダブルトップのネック割れを連鎖しやすい状況であり、高金利通貨として円キャリートレードを牽引してきた通貨が、今後円高を牽引するという可能性を指摘せざるを得ません。

ただ、ドル円は18日の安値水準へかなり接近した現状で、簡単には更新しずらいと考えられます。また、ユーロドル、ポンドドル共にドル売りが程よい水準まで進んでいることから、ここからの上昇率は一旦減少するか揉み合うイメージが順当に見えます。

クロス円は概ね同じようなダブルトップを作っており、割れていないものについては、ネック手前で一旦はスクエアか、ポジションを軽くし、割れてから追随という戦略が安全策に見えます。

ダブルトップという概念は上昇時の高値水準で発生するフォーメーションを基本としているのは事実ですが、経験上下値水準でも発生する場合は同じような分析を可能としています。一目均衡表的には、18日から9日目で29日ネックの安値をつけ、本日はネックからやはり9日目となっており可能性としては、18日の安値をうかがう下落があり得ます。一気に下に抜けなくても暫くは18日最安値を意識した展開を予想しています。

CADJPYは窓を空けてネック割れを起こしており、107円台に乗る局面があれば、107.50円を限界に売って見るのも面白いと思います。

では後ほど再開しましょう。ポンド円がやや戻し、33を上回ってきました。ボラティリティが余りも高すぎる当ペアである状況では適時処理されることをお薦めします。



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