では、ユーロ円相場を分析してみます。
相場分析に入る前に、これからヨーロッパ市場にかけて日本大手企業の決算発表が控えています。昨日は欧州市場の入りで欧州企業の決算発表が波乱材料となっていただけに、十分ご注意ください。さらに、アメリカ市場に入ると、いくつか重要な発表が控えています。ベージュブックは金利政策決定の材料ともなる重要な発表です。指標ではないので、コメント形式で情報が入ってきます。また、米債入札なども波乱要因として気が抜けません。
さて、今後の相場予想ですが、円安が決定的となりそうだった矢先の円高反転に、トレンド取引はきつい状況が続きます。
テクニカル的には、短期的に上昇トレンドを継続していた、ユーロ円、ドル円がチャンネルを下方へブレークしました。昨日、ユーロやポンドが対ドルで下落した後半部分は、こちらの影響が大きかったように思います。
添付のチャートはユーロ円の時間足です。
22日のトレンドブレークに失敗したときに比べて、今回は明らかに下値を伸ばしています。流動性が薄い市場の中で、ストップなど返しが期待薄の片道オーダーが連続したことによる、オーバーシュート(行き過ぎ)とも取れますが、常識的に考えると、トレンド転換に見えます。
ユーロ円は、下値を付けてから踊場的な上昇フラッグフォーメーションを作っています。下値線割れに注意しながら、もう少し継続するようなら上値線に近いところでショートを作っても面白いかもしれません。できればあと少しフラッグを伸ばし、134円台後半あたりが上値線となれば最高のタイミングに見えます。
幸い134.50水準は、
21日終盤高値、
23日上昇前の上値
24日上昇後の戻り下値
27日下値
28日下落途中での引っかかり
一目均衡表雲の上限
一目均衡表の基準線
などが見えています。ストップロスは135円台に置きたいところです。
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