こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
しょうもない投稿が2回続き、申し訳なく思っています。
午前中にお届けしている山中 康司 先生のFXテクニカル分析の番組が、急きょ取りやめとなり、代わりにはならないかもしれませんが、先ほど、閃きFXをアップしましたので、どうぞご覧ください。
http://www.forextv.jp/Video/Video.php
さて、昨日はECBの理事会発表と、トリシェECB総裁の定例記者会見がありました。最近、ゆっくり相場も見られない中、前後30分程度、事の成り行きを見守ることができました。
値動きだけを見ていると、まさか、利上げはしなかったのか??と思うくらい、実は動きが無く、むしろ上値が重く推移したのはやや驚きでした。
ADP雇用者数がサプライズ的に改善し、加えてトリシェ総裁コメントの影響からか、やっとユーロ買いが強まった形です。
対円はドル買い、ユーロ買いとなって非常に底堅い動きでしたが、一通り材料が出尽くすと、相場全体が何もなかったかのように、これまでベタなぎ相場が継続しており、典型的なオシレーター相場になっている印象です。
いつも夕刻にお届けしているFXフラッシュ1930という番組内で、ディーラーコメントをお伝えしていますが、この中でも、ユーロドルは仕手筋相場になっているとの内容が頻度を増しているように、もはやファンダメンタルなど在ったものではありませんね。
ECBは、リーマンショックの時にも一度、先進国が利下げを競う中で、利上げを行うというミスリードをした苦い経験があります。一因は周辺国の高金利だったという記憶ですが、背景がすこし違うとは言え、今回も高債務国の資金コストが高まる中で、政策金利と自由金利のかい離を埋めるだけの利上げは、債券売りの連鎖となりかねず、危うい選択だった気がしています。25bpsは幅としては最小単位に近く、様子見という側面が見え隠れしますが、唯一、優等生のドイツ債券の利回りや、物価関連指数は、嫌でも気になってゆく流れだと思います。
対ドルでも弱く推移しているポンドですら、このところ、対ユーロでは買われています。何度となく繰り返されるシナリオですが、再びユーロに入っていないポンドが見直されている??地合いなのかも知れません。
ForexTVジャパン
浅野
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