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Forex:ユーロドル、下落の準備終了、あとはトリガーを待つのみ…浅野の閃きFXテクニカル

2011-07-11 16:26:51 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

追跡!プロスティックス930という番組を、先ほどアップ致しましたが、その中で説明した三角保ち合いについて、もう少し説明を加えたいと思います。

上値を切り下げ、下値を切り上げるという典型的な揉み合い相場は、短期的なものをウェッジやペナントと言い、長期的なものをトライアングルといって区別しているようです。

ウェッジやペナントのフォーメーションは、しばしば、それまでのトレンド継続のシグナルとして把握される局面がありますが、一方で長期的なトライアングルの方は、あまり方向性との関連付けがなされていないようです。
期間によって示す内容を変えて把握するより、三角形の揉み合いは、抜けた方に相場方向が向きやすいと考えた方が単純だと思います。

さて、番組に使ったチャートにオシレーターを加えたものが、添付の画像です。



通常はダイバージェンスを見る程度しか使わない補助ツールですが、今日は面白い現象が現れています。

MACDは、移動平均線を元に方向性を図るモノですが、移動平均が元となっていることで、実際の上下の値動きに合わせて、ウェーブが低くなり、結局はゼロポイントに収まっていることから、方向性を失っている状況が良く分かります。

一方、ストキャスティクスは、変動の勢いを図るもので、上昇を継続していてもその勢いが衰えるとフラット化あるいは、軽く下落する場合があります。数値は%Dが49と、ほぼ中立を指しています。したがって完全に今の相場は均衡しているようにも見えます。

ところが、今回のトライアングルは、概ね完全に近い、シンメトリカル、つまり二等辺三角形に近く、本来であれば、2辺から等距離辺りが中立な価格水準であるべきに思え、価格で言えば先週金曜日の高値付近である1.4400辺りに見えます。
しかし、今の水準は明らかに下限となるサポートライン上におり、この水準が中立だということは、下落方向に余力を残していると言えないでしょうか。実際、上限となるレジスタンスに近づいた時はOBゾーンに振れており、今回のサポート水準では、OSゾーンにいる方が自然に見えてしまいます。

サポート付近で小動きであれば、オシレーターは横ばいとなり、いつでも下落出来る状況でいられます。100%の保証はないので、自分から仕掛けるほどの勇気も資金もありませんが、少なくとも今後、今日開けたギャップを埋めに行く動きになれば、1.4250前後で戻りを売りたいところです。
ストップは1.4330辺りで十分な感覚があり、6月下値、5月下値を割れる局面では、売り増すイメージを持っています。

ForexTVジャパン
浅野





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