こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
4月に入ってのポンドは、対ユーロでは売られ続けたものの、ドル全面安のお陰で先月まで上昇を継続してきました。
しかし、5月に入って政策金利発表や米国雇用統計を控えて早めの調整に入ったのか、ユーロドルは昨日の途中まで高値もみ合いだった半面で、ポンドは月初から反落しています。
日足を見る限り、
3日の時点で既に転換線を割り込み昨日、と今日は、基準線で下値を支えられている状況です。値幅的には既に目先の下落をこなしてはいますが、過去2日間の高値はレジスタンスに転換した転換線で上値を抑えられています。
今後、再度基準線を試す動きがあり、再度下値を支えられた場合は、揉み合い相場の可能性が一段と高まりそうですが、万が一下値割れを起こした場合、2月以来長期間揉み合った下値圏の、1.6000付近へと下落する可能性も秘めています。
週足では
既に前週を大きく包んでおり、現在下値を支えている転換線を割り込んで勢いがつく場合、値幅的にも基準線の1.6044を目指す可能性が高まっています。先週の始値と先々週の終値は1.6500付近で一致しており、日足の転換線が1.6551に位置していることを考えると、1.6500でポンドを売り、1.6550を超えるタイミングでストップという戦略が浮かびます。
週足で下値を支えている転換線の1.6340と、日足基準線の1.6358は近く、下値目標として十分ですが、地合いが地合いだけに、戻り売りで入れた場合にのみ、この水準を割れたタイミングで売り増してみたい感覚です。1.6100前後では、ポジションを半分落とし、様子をうかがいながら1.6000付近でスクエアになれれば、ベストなシナリオです。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
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