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外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ポンドの底堅さ際立つ…何故??-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-12-16 22:10:56 |    -ポンドドル

こんばんは、体調が劇的に悪い、ForexTVジャパンの浅野です。

毎年この時期になるとウルトラマンのタイマーのように、年内のエネルギー切れを体が訴え始めます。インターバンクに関わっていた若かりし頃は、正月を自宅で迎えた記憶がありません。本当の打ち上げは、全ての金融取引が終わった後の「大みそか」というのが主流だったこともあり、銀行へ挨拶回りに行っては乾杯を繰り返し、必ず最後の銀行で泥酔という年末でした。その拒否反応がDNAに刻まれたからだと思っています。

当時、通勤に利用していた電車は有名な御宮さんがある路線だったため、ラッキー?なことに大みそかは24時間運転をしています。最寄りから電車で帰れはしたのですが、乗客は着物を着た奇麗なお嬢さんたちが結構いらした半面、ベロベロのリーマンが、電車の揺れに対して異常にグラグラしながら乗っていた訳ですから・・・かなり異様な光景であり、何故か自分の廻りだけ、やけに空いていることもありました。

さて、ドル全面高といっても、いろいろな通貨ペアでドル買いを積み上げるのは、ある意味危険な行為です。対貨こそ違いはあるものの、結局はドルのロングを積み上げるだけであり、分散投資をしている気になっても、それはリスクを高めているだけだと思います。ということで、ポンドの売り戦略が閃いた以上、役割を果たしていない、コストが悪いポジションはさっさと見限りを付け、良い仕事をしてくれそうなペアに鞍替えを決めました。

ユーロ同様、下値リスクを感じていたポンドですが、



11月下値を更新した後、何故か反転をしつつあります。Wトップに見える揉み合い割れでついて行けなかった後悔を晴らすステージに見えます。

一目均衡表の転換線は1.5588にあり、遅行スパンの上にある雲は1.5627が下限となっていることから、この水準を戻り売りのゾーンと考えたいと思います。1.5600では、かのWトップモドキのネックラインがあり、その信憑性を支援しています。

まさか、今日の内に暴騰するシナリオは持ち合わせていませんが、売り水準の目安としては、下落の上値レジスタンスラインも一つの候補となっています。ストップゾーンですが、週足の遅行スパンは今、当時の雲の中へ入っていますが、その上限が1.5695付近に位置しており、下落トレンドを継続するという仮定をする限りでは、雲を上に抜けられないというのが前提条件だと考えます。ロスリミットを100ポイント以内に収めたいのが基本姿勢ですから、出来れば、1.56台でポンドをショートし、1.5700を上に抜けるようなら一旦はストップというイメージです。

おしまいに、最近のドル円ですが、少しずつ世界の動きに準じてきたという印象があり、それはそれで歓迎すべき動きです。安全通貨として見られている円は、それはそれで誇りに思うのですが、「円を除いたドル全面高…」というフレーズには、幾度か失望した覚えがあります。

ドル金利が高ければまだしも、クリック365の残高は、円高でも増加し、円安でも増加するという異様な状況が続きます。IMMなどは、最大の流動性を誇るユーロドルでさえ、時流次第では全体のポジションがロングになったりショートになったりしています。「ドルは買うもの」という日本人気質がそうさせているのかもしれませんが、クリック365もIMMのようになった時初めて、アリの涙程度の自分の活動が役に立ったと思えるのかもしれません。

では、良い週末をお過ごしください。

ForexTVジャパン
浅野






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