こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
いよいよ、ドルが全面安の展開です。昨日は米株も上昇して債券も売りが強まり、利回りが若干回復したようですが、繰り返すように、資金の多くが米株というより、欧州地方へ回帰しているイメージです。
それでも、まだポンドは他の通貨に対しても強さを維持しているのは、なぜでしょう?どなたかに、納得のゆく説明をお願いしたい心境です。こんな時にぱっとインタビューできると良いですね。
週足雲の中を快調に上昇するポンドは、今週で4週目の陽線を刻んでいます。ただ、ポンドの買い要因が明確ではない中、対ドルではショートスクイーズしかけているようにも見えています。週足の雲の上限が、1.6125付近にあり、一度タッチしてから急落・・・などというシナリオもありそうです。遅行スパンは今後も、当時の転換線や基準線さらには薄くなったとは言え雲の上値抵抗は相当なもの、と推測できます。
一方、ユーロドルは、対ポンドでは依然として弱いものの、対スイスあたりでは、買い戻しも見られ、もう少し上昇の余地がありそうです。
11月高値から6月安値を付けた後の戻し加減として、フィボナッチRを見ると、まだやっと38.2%を達成したまでで、ポンドドルが既に達成している50%の1.3500付近まではあと数百ポイント残っています。
しばらくはポンドドルよりユーロドルの買いを優先し、ユーロポンドの動きに注意しながらポンドドルに行き過ぎ感が出てくればポンドの売りを模索するような展開をイメージします。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎