外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

EURUSD ポンドはドル買いで下割れ ユーロポンドの限界ならユーロドルも時間の問題

2007-03-05 17:40:24 | ☆相場分析-ユーロドル

金曜日のドル円シナリオは失敗に終りました。

ただし、本日の朝一番から比べて1円強という下落幅に比べ、230.50円以上でストッププロフィットを…と考えていたポンド円は既に週末から10円近い下げを演じています。その最たる理由はポンドドルが下値をわれ、ドル円下落とポンドドル下落という2倍の力が加わったからにほかありません。

それに引き換え、ユーロドルは1.3150を割り込んではいるものの、どうにか踏みとどまっている状況です。従ってユーロ円はドル円の下落のみに影響を受けている状況で比較的落ち着いている状況ではあります。

ただし、ポンドドルは当面の下値支持水準であった1.9250を割り込み、このまま下落を歩むようなら、いくらユーロポンドという受け皿があるにしても限界があると思われ、ユーロドルも調整下落を見せるステージがありそうです。

ドル安株安だと騒ぐ世界ですが、現状でドル円以外では顕著なドル安は見られず、期末を前に本邦投資家の利益確定と為替ヘッジが集中して発生している様な状況が想定される昨今の動きです。

各チャートポイントには充分留意し、少なくとも短期的にトレンドが上を向かない限り、値ごろ感からの円売り戦略は禁物に見えます。

新興市場を中心に株式相場も崩れている背景に、とりあえずリクイディティの低い市場からのレパトリエーションが先行している様子です。それに加えて円を原資として資本の流入量が多かったニュージーランド、カナダなども比較的ピンチです。

ポンド円で221.50円は、220円台最後の下値サポートにも見えます。220円台は基本的に傍観したい価格帯ですが、割り込むと217円台が見えてきます。

本日はどれを占うにせよ、新規を見定めるには、下値のチャートポイント割れ以外に目標が無くなってきている状況です。その中で数少ない戻り売りが期待できそうなユーロドルを中心にユーロ円の限界なども占って見ます。

続きはTFnsの「テクニカルクリップ」で占っています。よろしければおすすみください。もちろん、無料コンテンツです。


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ドルとランドを交えて外貨のお話-通貨コード

2007-03-05 15:12:38 |   -【特集】ドルとランドで外貨の話

トウキョウフォレックス プレゼンツ
本日の「ランドル円相場」=274.00
(10ZAR=157.20)+(1USD=116.80 )
 

本日から暫く初心者向けコンテンツとして、米ドル円と南アフリカ・ランド円の書き物をお送りしようかと思います。

その前に、ランドル円相場って何?? と思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、ランドルという通貨があるわけではありません!先ず定義としてアメリカ・ドル1ドルと南アフリカ・ランド10ランドの合計を“ランドル”というユニット(塊)として考え、そのお値段を追いかけてみようかと思います。詳しい説明は追って行いますが、先ずはこの“ランドル円相場”を必ず始めに表示して行く予定です。

名前は何でも良かったのですが、何となくしっくりしたので、ランドとドルをつなげてみました。
そういえば昔、レンドルという強いテニスプレーヤーがいましたね。あの頃は結構好きでテニスを見ていました。丁度「デカラケ」といって、今のサイズのラケットが出回り始めた頃だと記憶しています。それまでのテニスラケットは、バトミントンより一回り位しか大きくないフェイスサイズでしたね・・・。スイートスポットが小さくて、直ぐ手に豆が出来ていました(ただ、下手だったという噂もあります)。


話を戻しますと、米ドルは皆様にとっても非常に馴染みのある通貨だと思います。テレビのニュースなどでも「…それでは本日の株と為替の動きです。」というアナウンスに続いて、終値は1ドル117円68銭、前日より42銭円高ドル安となっています…などのコメントが毎日流れています。

アルファベットで表記すると、USDとなりますが、アメリカのことをUnited States(US)などと略して呼ぶこともあり、その通貨Dollar(ダラー)がUSDというのは容易に想像つきますね。裏地が緑色をしていることからグリーンバックなどという俗称もあるようです。


一方、南アフリカの通貨の単位はランドといいます。あまり馴染みは無い通貨ですが、人種差別が崩壊して間もないことは皆さんの記憶にも新しいところです。人種差別崩壊以降は近代化が急速に進み、2010年のサッカーWカップの開催国に決定するほどの状況です。

経済的な背景を簡単に述べますと、ダイヤモンド原石の採掘国であることは有名ですが、近代化の中で圧倒的にその他物資を輸入に頼る部分が多く、インフレに悩まされている状況です。トウキョウフォレックスが取扱っている外国通貨の中でも飛びぬけて金利が高い通貨となっています。(TFns「政策金利一覧」参照)

アルファベットで表記するとZARとなり、この3文字を音読みして「ザール」などと呼ぶことがあります。南アフリカですから普通はSouth African Randとなり、SARと表記されると分かり易いですが、SARは実は先にサウジアラビア リヤル(Saudi Arabian Riyal)として登録されているため、Sの変わりにZを用いたとされるのが一般的な解釈です。

このように国や地域の通貨をアルファベット3文字で表記することが良くありますが、これらを通貨コードと言い世界共通です。日本の通貨円はJPYと表記するのが正式なので、USDJPYといえばドル円、ZARJPYといえばランド円の為替レートを意味することになります。GBPはGreat Britain PondですからGBPJPYならポンド円といった具合です。


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