こんにちは、
ユーロは1.3500を割れた時点で降伏済みでしたが、ポンドは幾度かのピンチを凌ぐと、上昇サイクルが復活し、一安心でした。しかし、2月3日の高値を攻めきれず、今日の流れは非常にいやな気がします。1.6150が粘ってくれれば良いのですが、もし割り込むようならコストである1.6100付近では一旦スクエアにしようかと思っています。
転換線が1.6111であることからも、入り口が余りに平均過ぎてどうにもなりません。せめて、1.6000付近であれば、1.62半ばを目先の利食い水準とすることもできそうですが、今回は入り口が悪るかったと思って、見直す良い機会かもしれません。
浅野 敏郎
こんばんは、
今日は日曜日の夜ですし、時間も遅くなりました。ただ、金曜日のとある勉強会とチャートの終わり方から、ひとこと書かざるを得ないと思い、就寝前に簡単に触れたいと思います。
先週木曜の閃きFXでもお伝えしたように、金曜には完全に遅行スパンが雲の上で引けた結果、今週以降のポンドドル相場はポンド高優勢だと考えます。昨年11月4日の高値1.6297、2月3日高値1.6277を前に、金曜日は1.6247引け、高値は1.6261と、上値を試す展開です。
週末の材料を見てみると、G20の流れからドルは全面安、ユーロは中東問題と利上げ発言で売りと買いが交錯して混沌とする一方、ポンドは依然として金利上昇圧力が掛る中、ユーロからの逃避先、ドルからの逃避先として買い優勢が継続しています。
インフレレポートで懸念されたコストインフレも、小売売上高が大幅に上昇したことで、少なくとも消費の落ち込みは限定的だったことが分かりました。以上のことからも、ポンドにとっては結果的に支援材料が重なる展開です。
もし、昨年11月の高値を超えて行くようなら、中期的にポンドの上昇相場があり得ると考えています。したがって、気持はストップ買いでも追いかけたいところですが、もし週初にギャップして1.63台を付けるような場合、そのまま上に離れるとは考えにくいと思い、ギャップを埋めに来る金曜の終値付近で落ち着いて拾いたいと考えます。
1.6100前後でロングである現在、1.62台は十分離れた水準とは言えませんが、1.6250で買い増しを考え、1.61台後半でのストップをイメージします。
一方、ユーロですが、確かにチャートは上昇の芽が少しづつ、強くなりかけていますが、ファンダメンタルや流動性リスク、中東問題等がネックになり、そうは買い一方には成りにくいイメージです。利上げ期待がかかっているようですが、たとえば、リーマン以降世界的な利下げの流れで、最後まで下げきれなかった背景には、周辺国の景気過熱があったのは周知の事実です。したがって、今回の利上げムードに対して、周辺国は未だに利下げを敢行する国があるなど、ここで上げきれない経済圏としての事情もあるでしょう。
ここまで上昇ムードで盛り上がってきたユーロですが、ポンドのように2月高値を抜いてゆく勢いは無いかも知れません。
ドル円ですが、株式市場の背景もあり、円安期待がかかります。債券事情が気になるところですが、世界的なドル売りの中で円だけがドル買いを進めるのには限界があると思います。また、世間でも少しづつ問題視されているように、これ以上の円安は、輸入事情に悪影響があります。今の中東問題は、雇用もさることながら、食糧価格の高騰が一因とする見方があるように、日本政府も余りに輸出の大企業ばかりに有利な政治をし過ぎると、輸入企業や一般消費者から不満が爆発する可能性は十分あります。
ざっくりしたイメージですが、ユーロ円が大きく揉み合っていることからも、ユーロと円の対ドル相場は暫く揉み合う展開が順当かもしれません。
浅野 敏郎
こんばんは、
終電が近いので、簡単に振り返りますが、相場は順調に反落し、描いたシナリオどおりの展開になってきました。
ポンドは1.6100でロング転にできれば、1.6250とのアベレージを考えても1.5950にストップを置くことができ、1.6000の心理的節目の下にリスクポイントを引き下げることができそうです。
ユーロは一目の雲の上限を底値確認と考え、1.3600から20をエントリーポイントとし、100ポイント程度のロスリミットを見込んでみるイメージです。
明日の雇用統計前には、一度再点検してみる予定です。
では。
浅野
こんばんは、
2日前まで1.58台に居たポンドドルですが、2日連続で大陽線を作り、3日目の本日も底堅く陽線を延ばしています。
下落する時も限度が無い下げ方をしますが、反転の動きも凄まじいですね。ま、そこがポンドたる所以でもありますが、背景を見てみると、そこそこ強い経済指標に加えて、イギリスの国立研究機関が、BOEの利上げに関する可能性を示唆したことが、追い風となっているとの見方もあるようです。
一方で報道によれば、同機関はBOEに対して利上げ(具体的には緊縮政策)をとるべきではなく、景気回復を優先させるべきとのコメントも発表しているようです。つまり、BOEは上昇しているインフレに対して警戒感が強い模様で、研究機関のコメントはそれに対するけん制球を投げる際の状況説明が、一人歩きした可能性がありそうです。
BOEの中でも見方は依然として割れている模様で、インフレに対応すべきとの委員も居れば、コストインフレに対して政策金利は触らない方が良いとの意見もあるようです。個人的には、いわゆる消費税を引き上げた矢先のイギリスで、物価高は一種の増税の側面があると考えられ、ここでさらに利上げということになれば借り入れコストの増加から景気どころの騒ぎではなくなる可能性もあるでしょう。したがって景気の話はそっちのけを覚悟しない限り、政策金利の引き上げは難しいのではないでしょうか。
今日もチャートは割愛しますが、ポンドドルはどうやら昨年11月の高値である1.6300の壁を試しに行っている様に見えます。ただ、この水準が一気に突破されるとは、考えにくく、禁じ手ではあるものの、1.62台後半ではリミット売りを置いてみたい気持ちです。1.6350越えでストップを置いて上昇を凌げれば、下落局面で1.6000とのアベレージでロングに振る機会がありそうです。
浅野 敏郎
こんばんは、
エジプトの内政不安から一時的に強まったリスク回避のドル買い行動もさほど進行せず、昨夜の米国時間以降は、株式市場の回復に伴って、ドル安傾向が強まっています。加えて、本日発表があった欧州圏の経済指標が好結果となり、ユーロやポンドの上値抵抗を突破してもなお、上値を伺う展開です。ユーロやポンドの利上げ思惑が再度焦点となっている模様で、そのあたりもユーロやポンドの買戻しを誘っているのかも知れません。
ここ暫くは一環してドルベアの立場をとってきた私ですが、実際に良いエントリーができているかといえば、NOです。ユーロで言えば1.3500を突破するタイミングで、上値を追いかけた後の反落相場が相当ショックで、以降は押し目買いをイメージしながらも臆病風が吹きまくり、エントリーを離し過ぎた事で今回のセッションにはうまく乗れていません。
対スイスやGOLD相場を覗いた限りでは、全面的なドル安とはまだ言えないものの、ドルがロングになりすぎていた通貨に関しては、ドル売りが先行しているようです。GOLD相場もこのドル売りの中にしては上値が重いようにも見え、こちらは大きく傾いたドルのショートの巻き戻しと、今回のドル売りが均衡しているように見えます。
昨今の相場は短期的なモーメントが先導しているかのようで、一度転がり始めると動きがオーバーシュートするケースが散見されます。依然として臆病神に支配されている浅野としては、押し目買いの呪縛から逃れられそうにありません。ポンドは1.6000の心理的節目、ユーロは少なくとも日足一目の雲の上限である1.3625付近の押しをエントリーポイントと考えています。欧州圏の利上げタイミングがアメリカより早まるという見方まで出ているようですが、少し行き過ぎた噂の範囲に思えて仕方ありません。
浅野 敏郎
こんばんは、
先週はほとんどマーケットを見ている余裕が無い状態でしたが、テレビなどでも今回のエジプト内政不安に関するニュースは、比較的早い段階から周知の事実として、金融取引をしていない皆さんも、ある程度の内容は掴むことができたのではないでしょか。
もちろん、この事実がどの通貨に対して、どんな影響を及ぼすかということに関しては、週末をはさんでいろいろな理由付けがなされた模様で、落ち着きどころとしては、株安・債券高となった米国市場の終わり方から、リスク回避行動が先行したとするのが、順当だったようです。
個人的にもあまり異論は無いのですが、現在のように不安定要因が世界の何処に露呈するかどうか、なかなか見えにくい中で、リスク回避のドル買いというテーマは、非常に色あせた感覚があります。先進国通貨に限って考えると、何か不安な要因が世界のどこかで発生した場合、当事国では無い限り、海外へ投資した資金であればなおさら、自国通貨に戻す流れが自然に思えます。
チャートはどれを見ても本格的なトレンドには至っておらず、早くても2月中頃を過ぎなければどちらとも言えない状況に見えますが、ポンドやユーロの対ドル通貨は、押し目買いで良さそうな気がして、仕方がありません。ユーロではPIGSのソブリン問題で、相変わらずネガティブな材料しか出てこない中、エジプトの内政不安は、地政学リスクを考えても、ユーロには不利でしょう。しかし、相場は数日分の上げ幅を帳消しにした程度で、週足で見れば、上下両方向に失敗した格好になっている程度です。
中国のお正月前の調整の動きには要注意だとは思いますが、ポンドは1.57台、ユーロは1.34台での押し目買いを我慢強く模索したいイメージは今でも健在です。
浅野 敏郎
こんばんは、
数年ぶりに大きく体調を崩し、ダウンしてしまいました。今日は月曜から中一日空けて午後から登板しましたが、も早や力尽きる状態です。
昨日のポンド下落は驚きでした。暫く材料を探しましたが、直ぐにはこれといった理由がわかりませんでした。時間から言えばGDPが原因だと言わざるを得ませんが、ここまでの下落は想定外でした。本日になって、下落の主要因がGDPの結果だったことは概ね間違いなさそうですが、やはり1.6000以上のロングや売れなかった筋の投げが集中したのかもしれませんね。
やはりと言ったのも、タラレバでしかありませんが、浅野の最初の閃きが 1.6000以上は当面重いというものだった、それだけです。ポンド買いが始めから怪しい立場だっただけに、この下落は納得する動きだった一方で、心は押し目買いの水準を探しています。
かなり最近までポンドベアだった私ですが、1.6000以上の動きを見て、実はポンドブルになっています。ただ、チャートは今後のセッションでは、下落を示唆する要素が多く、今日の上昇相場に付いてゆけません。
日足は実体線と遅行スパンが雲の中へと入りこみ、今後は一時のユーロのような乱高下も想定できます。
ただ、週足で実体線が雲の上に居る限りは、ポンドブルを貫いてみようと考えています。繰り返しになりますが、中途半端な高値追いは昨日のような動きもありえることから、週足雲の上限に近づいたときのみ押し目買いとしてみます。
以前から想定しているように、週足レジスタンスを上に抜けるタイミングではストップエントリーするイメージは健在です。
押し目水準を具体的にするならば、1.5650から1.5600の間でしょうか。雲の上限となる1.5575水準を割り込むようならいつでもストップ、でよさそうですが、今の段階では、エントリーから100ポイント程度下値辺りを候補にしたいと考えます。
いずれにしても、ユーロとドルよりも、ユーロとポンドの格差が再び目立つ展開です。ユーロポンドが上昇した場合、ユーロドルが上がるのか、ポンドドルが下がるのか、見極めが難しいステージです。
チャート添付は割愛します。では、失礼致します。
浅野 敏郎
こんばんは、
ユーロはそれじゃって感じでホイホイと相場についてゆく気になりましたが、ポンドはやはりまだ買えません。
材料的にはむしろ、ユーロより買いやすいのは判っていますが、VATと一次産品の上昇による物価高というネタが割れているだけに、利上げに直結するかどうか・・・。
それより週足は、
リーマンショック後の余震で幾度となく上下しながら、トライアングル状に収束しているのが良くわかります。概ねAPECに近い現状では、順番的に上値を試すステージにいます。
しかし、トライアングルの上辺は余りに重いように見え、ここを突破するなら、それこそ”1.68を目指すつもりがあるのでしょうね?”と聞きたくなるところです。したがって、今は買う位なら様子見であり、突破してから追いかけても十分だと思います。
浅野 敏郎
こんばんは、
あらら、あっさり1.6000越えて、1.6055水準の高値ですか・・・
それなりのストップがあったようですが、CPIの上昇で利上げ期待といったところでしょうか。
米国指標が残ってますが、チャートは買いだといっているようですね。今日の終わり方に注目してみようかと・・・。あとはポンドスイスのレジスタンスラインの攻防も気になります。
にしても、時間足のストキャス見てると、トピッシュだし・・・と、結局お試しでも結論は出なかった、ですね。
ということで、今日はこの辺で失礼します。
浅野 敏郎
こんにちは、
今日はポンドドル相場についても一言付け加えたいと思います。
動画版でも述べたように、ユーロドルはユーロの嫌気売りが優勢となって、昨日はユーロ売りドル買いとなりましたが、ポンドドルはポンド買いドル売りを伸ばす展開でした。ポンド買いの材料は特に見当たらなかったと思いますが、ユーロからのリスク逃避資金が一時的にポンドへ流れ込んだものと推測できます。
欧州の逃避先と言えば、スイスフランが浮かびます。このところのスイス売戻しの流れは依然として底堅い模様で、ユーロスイス相場は意外と下げ止まっています。ポンドとスイスの比較では、スイス売りポンド買いの流れに変化はなく、ポンドが独歩高の状況です。
いつものように強含んでいる根拠が不明確なポンドですが、万が一、ユーロの非加盟が再認識されているとしても、ポンド買いには違和感が付きまといます。
ポンドドルは日足、週足ともに、一目均衡表の上へ完全に出ている状況です。移動平均線も上昇の芽を示唆しており、このまま上昇を見込む考え方は間違っているとはいえませんが、昨年8月高値水準の1.6000を頼りに1.5990付近でポンドを売ってみるアイデアが浮かびます。1.60台へ一瞬でも乗ってしまえばすぐに諦める覚悟で、1.6020付近にタイトストップを設定します。
実はあまりテクニカル的な根拠のないアイデアなのですが、どうなるのかどうしても逆張りしてみたい心境です。逆に言えば、だからこそ30ポイントというロスバジェットなのですが・・・。
週足見ても上りそうなんですが・・・
浅野 敏郎