
ポンドドル相場は一応8月上旬の高値まではドル安で一致していました。
しかし、調整相場へ半落後、政府からは一層の低金利政策を模索するような動きが見られたことから、ポンド売りを伸ばして今日に至っています。
8月の高値Aを起点として、9月上旬の安値Bまでを第一波動、そこから9月中旬の戻り高値Cまでを第二波動、そこから9月下値Dを第三波動という把握が可能です。
A-Bの値幅をCから下方へ伸ばしたフィボナッチ・プロジェクションは、100%を達成しており、9月28日の1.5805水準になっています。つまりN波動は完成したことになり、相場には達成感があるハズです。
同様に9月の相場を観ても、11日高値Wを起点として、21日下値Xを第一波動、そこから23日の戻り高値Yを第二波動、そこから28日下値Zを第三波動という把握も可能となります。同様にN波動として分析すれば、100%となる1.5855水準でN波動を完成しています。
つまり、1.58台以下は、ややオーバーシュートだったと見ることができ、この水準でのポンド買い需要の背景を物語っているようです。
加えて、28日から反転上昇した高値1.6125までを底辺として、相場はペナント状に収束しています。したがって、下方へブレークするようならトレンドの再開になるのでメリットを伸ばす形となりますが、上値レジスタンスラインを上方へブレークした場合は、収益を圧迫してしまうことになります。
既にポンドのショートポジションを持っている場合は、上方へのブレークポイントとなる上値レジスタンスを超える段階で利益確定し、場合によってはドテンしてロングになる戦略がイメージできます。
ペナントの上値抵抗線は次第に下落しますが、ロングをつくった後、25日の下値となる1.5920を割り込むようならロングは一旦ストップ。
上値目標は第5波動分を上に持ち上げても、1.6160水準が見えてきます。ただ、9月30日高値の1.6125以上は上値も重くなると想定できることから、この辺りをターゲットにすることも充分可能です。
運よく今の相場水準から先に下落してくれれば、サポートライン手前でポンド買い。7日の下値を割れるようなら一旦はストップというイメージです。
追記:記事を書いているうちにどんどん上昇し始め、後講釈的になってしまい、残念です!チャートの価格軸にあるカラーBOXのプライスは、複写当時の実勢です。1.6016から、最後の複写時点で1.6067まで上昇。現在、1.6064を示しているようです。
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