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外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

10月8日、外国為替テクニカル分析-(後編)ポンドドル相場、ブレークの準備態勢か

2009-10-08 16:57:29 |    -ポンドドル

ポンドドル相場は一応8月上旬の高値まではドル安で一致していました。
しかし、調整相場へ半落後、政府からは一層の低金利政策を模索するような動きが見られたことから、ポンド売りを伸ばして今日に至っています。




8月の高値Aを起点として、9月上旬の安値Bまでを第一波動、そこから9月中旬の戻り高値Cまでを第二波動、そこから9月下値Dを第三波動という把握が可能です。

A-Bの値幅をCから下方へ伸ばしたフィボナッチ・プロジェクションは、100%を達成しており、9月28日の1.5805水準になっています。つまりN波動は完成したことになり、相場には達成感があるハズです。



同様に9月の相場を観ても、11日高値Wを起点として、21日下値Xを第一波動、そこから23日の戻り高値Yを第二波動、そこから28日下値Zを第三波動という把握も可能となります。同様にN波動として分析すれば、100%となる1.5855水準でN波動を完成しています。

つまり、1.58台以下は、ややオーバーシュートだったと見ることができ、この水準でのポンド買い需要の背景を物語っているようです。

加えて、28日から反転上昇した高値1.6125までを底辺として、相場はペナント状に収束しています。したがって、下方へブレークするようならトレンドの再開になるのでメリットを伸ばす形となりますが、上値レジスタンスラインを上方へブレークした場合は、収益を圧迫してしまうことになります。

既にポンドのショートポジションを持っている場合は、上方へのブレークポイントとなる上値レジスタンスを超える段階で利益確定し、場合によってはドテンしてロングになる戦略がイメージできます。

ペナントの上値抵抗線は次第に下落しますが、ロングをつくった後、25日の下値となる1.5920を割り込むようならロングは一旦ストップ。

上値目標は第5波動分を上に持ち上げても、1.6160水準が見えてきます。ただ、9月30日高値の1.6125以上は上値も重くなると想定できることから、この辺りをターゲットにすることも充分可能です。

運よく今の相場水準から先に下落してくれれば、サポートライン手前でポンド買い。7日の下値を割れるようなら一旦はストップというイメージです。

追記:記事を書いているうちにどんどん上昇し始め、後講釈的になってしまい、残念です!チャートの価格軸にあるカラーBOXのプライスは、複写当時の実勢です。1.6016から、最後の複写時点で1.6067まで上昇。現在、1.6064を示しているようです。


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10月8日、外国為替テクニカル分析-(前編)ポンドドル相場、反転の兆しか

2009-10-08 16:07:19 |    -ポンドドル

 ドルが全面安となる中、唯一ポンドだけが、対ドルでも弱く推移し、8月05日の1.7040水準を高値に、9月28日の1.5765水準の安値まで下落(ポンド売りドル買い)しました。

対円では、ドル円相場が円高を継続していることから、ポンド安円高の相乗効果により、8月7日の高値163.05円水準から、昨日10月7日には安値の139.70円水準まで下落しました。

一時は主要通貨の中ではドルより弱いという最弱通貨だったポンドですが、もしかすると最弱通貨の座をドルに譲ろうとしている印象があります。

対円では、9月の期末要因が重なり、150円台前半から140円台前半への下落はやや急激に発生した印象があります。ただし、円の強さはまだ暫く継続する気配があることから、暫くポンド円は上値が重たいながらも、下落速度が弱まる可能性を想定します。

ポンドドル相場はもう一段の下値を見ていましたが、成り行き次第では、弱い反転上昇も視野に入れておく必要がありそうです。では、今後の対策を検討してみましょう。(続)

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9月18日、ポンドドル相場、おさらいと下落イメージ

2009-09-18 20:29:57 |    -ポンドドル

(下書きからアップする切り替えを忘れてしまい、昨日9月17日は何も無く終わってしまいました。ご訪問いただいた皆様には、改めてお詫び申し上げます。)

ユーロの強さがイメージに合わず、続け様に失策を繰り返してしまいました。

それでも尚、ユーロドル相場での1.44を上に離れた以降の動きは、買いのクライマックスにしか映りません。ただこればかりは自分のイメージだけでしかなく、根拠を示すことは難しいのですが、以前にも説明したように週足のオシレーターでダイバージェンスとなっているものがあり、明らかに相場が無理な上昇をしている現われとなっています。

さて、一方のポンドドルは、概ね下落の予測は順調に来ています。数日前には冷や汗をかきましたが、今日はおさらいをして見ます。

方向感がありそうで無い相場ですが、ユーロとは明らかに逆行しており、ユーロドルの連れ高をイメージしてしまうと、フラストレーションが溜まる展開でしょう。低金利政策から超低金利政策への移行も取り沙汰されており、インターバンクでは、ポンドのキャリートレード説まで飛び出しているようです。

一目均衡表では、再度雲の下に出ることとなり、セオリーでは下落基調を示唆するものとなります。ただ、チャートを見れば判るように、8月上旬の上昇トライを除くと、6月上旬の上下幅を最大として、概ね1.6000から1.6700のレンジに収まっています。レンジといえば、ボリンジャーバンドですから、そちらを見てみます。



中心線(移動平均線と同じです。使用のものは20足で、上限下限はσ2(シグマ)です)を横切り、相場は下落域に入り込もうとしています。中心、上限、下限の各線は概ね水平であることから、どう見ても現状はボックス相場だといえますが、完全に下落域に入り込んだ場合(クロースを中心線以下で達成)、下限(本日で1.6128辺り)までの下落は視野に入ります。

中心線となる1.6400辺りを上値レジスタンスとして、戻り相場があるならその手前をポンド売り。ストップは本日高値辺りの16450裏で構える戦略がイメージできます。当面の下値目標は先ほど説明した下限となる1.6100水準とします。下値追いは、ボックスを下に離れてからでも遅くないと考えます。



ただ、示唆の範囲では、8月上旬のトップから垂直に伸びるラインを折り目として左右を重ねた場合、それほどキツイ肩ではないですが、ヘッドアンドショルダーがイメージできます。左肩の始点を5月29日安値(1.5915)として、左右対称を想定すると、右肩の終点は10月12日の安値となり、概ね同水準にいるとすれば、フォーメーションが完成します。

同時にこの水準はネックラインになりますから、割り込んでくると1.5000水準がターゲットになります。その前では、直近のN波動が完成となる1.5600辺りが候補となりそうです。

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9月15日テクニカル分析-ポンドドル相場、ポンド円唯一の救世主か

2009-09-15 20:31:12 |    -ポンドドル

先のポンド円戦略は、ユーロドルでのドル売り圧力に負け、ポンドドルが中々の上昇圧力だっただけに、覚悟を決めていた矢先のポンド売りに首の皮一枚つながりました。

英国CPIの数値が相当振りに低下し、インフレどころかデフレ色が台頭したことで、ポンド売りとなったことになっているようです。ただ、指数発表時間と下落タイミングにズレがあり、その他の要因が気になります。

さて、九死に一生を得た観のあるポンド円ですが、ドル円下落に牽引してもらうのはやや期待薄なため、ここはポンドドル相場に期待をこめて分析してみます。

2日以降、ドル売り相場の影響で、ポンドドル相場は短期的に上昇していました。先週末のドル全面安でつけたピークから昨日はポンドの買戻しが発生。キーレベルとなる1.6590を割り込んで一安心していたところ、今日は上に抜き返されて再度ドル売り相場になりかけた矢先の下落です。


既にご覧の上昇トレンド(赤の下値線全て)で、現在の下落をサポートするラインは引けません。この下落が一旦止まれば、そこがボトムとなって分析も可能(ピンクの想定線全部)ですが、下値ブレークとなった以上は、ピークからの下落を占い始めても良いでしょう。

一つは11日ピークの1.6740の高値と下落前の第二ピーク1.6510の高値で結ぶレジスタンスラインは戻り相場での売り場として意識できます。ただ、2日以降のより大きな上昇トレンドは否定し切れておらず、例えば今の下値で一旦上昇するようだと、幾つかの下値サポートライン(ピンクのライン全て)が発生してしまいます。したがってうかつに売りで開始すること自体は逆張りとなるため、そのラインとの相談をする必要が出てくるでしょう。

今のところ、8日の上昇のきっかけとなったように見える1.6450水準を割り込むと、ある程度の下落が決定しそうにも見えます。今はちょうど下落の第3波動にいる状況なので、第一波動の下値と概ね一致する雲の下限あたりを早めにチェックし、N波動(薄いピンクのN)を完成してくれれば・・・・、それでも1.6450水準までしか届きませんね。どうやらポイントはこの水準となりそうです。

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9月10日のテクニカル分析-ポンドドル相場、さすがにMPC前で様子見か

2009-09-10 20:02:39 |    -ポンドドル

MPCを前にさすがに様子見しかなく、他に特には明確な相場は、見当たりませんでした。



ドル売り相場に連れて月初から概ね短期上昇トレンドをつくって現在に至りますが、あくまで雲の中での推移ということでニュートラルをイメージします。
現に雲の上下、基準線、転換線は共に、概ね1.6400から1.6600の間に集まってきました。明日から基準線を導く8月月初の陰線が一本ずつ外れてゆくことから急速に基準線が下落し、雲の下に出てしまいます。
現状をニュートラルゾーンとするなら、相場はここから上下どちらにも振れる可能性がありますが、上値が圧迫され易いように思います。

MPCしだいですが、1.6600の上値が依然として重いようなら、ポンド売りの戦略が浮かびますが、ひとまず本日は様子見といたします。


9月2日の海外為替市場分析-欧州ファンダメンタル

2009-09-02 16:12:04 |    -ポンドドル

では、今後の為替相場動向を、まずはファンダメンタルから見てみましょう。
これからヨーロッパ市場にかけて予定されているイベントのうち、次の経済指標発表などが材料となりそうです。

17:30 GBP 建設業PMI(購買担当者景気指数)
実際  -  
予想  48.10  
前回  47.00

18:00 EUR 国内総生産改定値 (前期比)
実際  -  
予想  -0.10%  
前回  -0.10%

18:00 EUR 生産者物価指数(前月比)
実際 -
予想  -0.50%
前回   0.30%
[時間はJST]
 
市場では僅かながら、英国指標は改善、ユーロ指標は悪化という予想で、発表時間は昨日と入れ代わり英国が先になります。


英国の建設業PMIはあまり重要視されていないようですが、もし予想通りの結果となれば、昨年4月に発表された47.2 を1年半ぶりに上回ることになります。PMI自体、絶対比較となるモノサシが無いので、単純な過去と現在の同じ数値を比較はできませんが、これまでの流れから改善となれば、ユーロからポンドへ資金が一部巻き戻る動きは想定できます。

このところユーロポンド相場が一方的に上昇しており、ポンドの弱さを象徴しています。


指標内容が流れと同調するようだと、一段のポンド安もあり得るところです。ただ、長期的には下落トレンドを崩しておらず、


場合によってはユーロ安が進むことで、調整が入ることも想定しておきましょう。あくまでユーロとポンドでの比較となりそうな状況なので、対ドルでの変動は限定的かも知れません。

本日のテクニカル分析ですが、ユーロ円相場を分析してみる予定です。

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28日のテクニカル分析-ポンドドル相場

2009-08-28 17:15:27 |    -ポンドドル

昨日は僅かに下値を更新したあと、急激に発生したドル全面安の展開によって、他力本願的ではありましたが値を戻した結果、結局は陽線での引けとなりました。
しかし、トレンドラインを見ても、8月の短期トレンドはポンド本来の弱い地合から何も変わっていないように見えます。

上方には、日足一目均衡表の雲の上限が迫っており、他にも先の下落トレンド上値線および一目均衡表の転換線が控えています。時間足でも、雲の中で推移しながら雲の上限に頭を抑えられて推移しており、上値レジスタンスを感じています。万が一ここを上方にブレークしても、日足雲の上限までの価格帯では、むしろ迎え撃ちたいイメージです。


ドル売りが強まって、ポンドドル相場が連れ高になるようなら、理想は日足雲の上限手前でポンドをショートに振り、転換線を越えるようなら一旦はストップ。下値目標は、まず昨日の安値あたりを第一目標とし、下落が進むようなら雲の下限が理想的なターゲットです。

リスク要因は日本の総選挙を今週末に控え、内容によって週明けに上昇スパイクすることです。

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24日テクニカル分析-ポンドドル 強弱組合せで変動機会

2009-08-24 16:33:06 |    -ポンドドル
先週末の指標発表を受けて、1.6620水準へと上値を拡大したポンドドル相場でしたが、週足は終わってみれば週の始値と終値が概ね一致する中立となり、ストキャスティクスは遅行線まで80を割り込んできました。

時間足では上値・下値ともに上昇トレンドをかろうじて維持していますが、1.6600をレジスタンスの重さを確認したかのようにも見えます。例えば、ヒゲを無視して終値だけを見れば

相場はペナント状に収束しており、上値線抜きに失敗した後の、下値線割れへのブレークアウト挑戦が想定できます。

上値のブレークアウトは幾度か挑戦して結果的に失敗しており、先に上昇する相場展開では、以前にも説明したように、


レジスタンスとなる1.66丁度水準を高値目安に、ポンドの売りが機能しそうです。こちらから先に達成後、下値ブレークアウトに至るようであれば、売り増しなどという戦略も見えてきます。

万が一戻すようであれば、下値線の上側へ入った時点で全ポジションをカットするイメージです。

8月19日海外為替市場の総括と、20日の相場見通し

2009-08-20 15:45:38 |    -ポンドドル

19日欧州市場

東京時間の午後になって中国の株式市場が下落の足を速めることとなり、東京株式市場も軟調に推移。為替市場も円高を強める展開となりました。
欧州時間に入って発表された経済指標はさえない内容で、軟調に推移したアジア株式市場の流れを継続するのに充分な支援材料となり、欧州市場は株安、欧州通貨安の展開となりました。

さらにダメ押しともなった材料として、イングランド中央銀行のMPC(金融政策委員会) 議事録公開で、資産買取プログラムの拡大決定が前回一致ではなく、反対した委員は更なる拡大枠を望んでいたことが判明しました。
イギリス経済が依然と低迷している面が明らかとなってポンドが全面安となり、円高、ドル高を牽引する形となりました。

19日米国市場

米国時間に入ってもしばらくは、株安、ドル買い円買いといった、リスクを回避する流れを引き継ぎましたが、ユーロの買戻しが強まるとドルが全面的に売られる展開となりました。
明確な根拠に乏しい動きでしたが、米国株式市場が底堅かったことや、ポンド売りが対ユーロでも発生した結果、マーケット全体でユーロがショートしたことによってユーロが対ドルなどで広く買い戻された、などの指摘はできます。また、住宅ローンの指標が好調な内容だったことなども株式市場の下支え要因となり、ドル売りの支援材料として考えられます。

しかし、債券市場は堅調な推移を維持して、利回りは下落しており、投資意欲の全面的な向上による「ドル売り」という見方は早計かもしれません。ただ、利回りの低下はドル売りの支援材料となった可能性は考えられそうです。
ドル円は調整気味に円安基調となってはいますが、94円台前半に戻すのが精一杯といった様子です。

本日8月20日午前の東京外国為替市場

昨日ニューヨークの引けにかけて発生した調整のドル買いを緩やかに継続しています。株式市場は、前日比で高く終わった欧米市場を好感して堅調。昨日のテーマだった上海株も大きく動いていないことなども安心材料となっているようです。

今後の動き
ファンダメンタル

これからヨーロッパ市場にかけて予定されているイベントでは、次の経済指標発表などが材料となりそうです。
17:30 英7月小売売上高指数
17:30 英7月マネーサプライ速報

しばらく経済面に目が行っている市場ですが、本日のイベントは多くありません。
代わりに、アフガニスタンの大統領選挙を前に、地政学リスクが為替市場へにわかに影響し始めたようにも見えます。逃避先通貨としてドルのウエイトが弱まるようだと、一気に円へ向かう可能性もありそうです。要人発言以外にも、テロ絡みの報道と相場動向との関連性にも注意してみましょう。

テクニカル

ポンドが全面安になったあと、ドル売りに乗じて上昇したポンドドルは、結局往来相場となりました。しかし、8月初旬に上値を試した動きを除き、ここ暫くの終値は1.6600手前で押さえられており、昨日の戻しでも1.65中盤をやや上回る程度で終わっています。
基本的には昨日の提案と同じですが、より具体的に探ってみます。



1.6600水準の上値レジスタンスを活用すれば、1.65台の、可能であれば中盤以降で、ポンドをショートし、1.66台に乗せるようならギブアップ。下値目標は、一目均衡表の雲上限となる1.6300辺りという戦略が浮かんできます。


19日テクニカル分析-ポンドドル下落の可能性を示す兆し

2009-08-19 17:15:37 |    -ポンドドル

ポンドドルの日足チャートは、相変わらず水平移動を継続しています。


8月上旬の上下動の影響も概ね相場に吸収されたようすで、MACDを見てもトレンドの無い、中立状態であることがうかがえます。

一目均衡表では、雲の上限にかろうじて留まり、高値圏での揉み合いといった具合ですが、転換線、基準線、遅行線ともに近い水準と、基本的にはトレンドを失った状態です。
本日の終値が現状以下で決定した場合、転換線は基準線の下に出ることとなり、現在の価格の位置を正当化してくれると同時に、下落への可能性が出てくることになります。つまり、下から価格、転換線、基準線の並びは、下落じのならびに一致するからです。
このままの位置を維持して、雲の下に出れば完成となります。

参考までに、根底のトレンドを示唆し易いといわれる週足は


依然として雲の中での推移であり、トレンドは中立であることがうかがえます。ただ、ストキャスティクスにはダイバージェンスが見られており、下落へのシグナルが点灯しています。
具体的な戦略には発展しにくい価格水準ですが、これらの地合いを念頭に入れておくと良いかも知れません。

強いて上値の限界を模索してみれば、日足基準線の1.6650水準、または、8月上旬のセッションを除いて、実体線の上値をきれいに抑えている1.6580水準をギブアップの目安にできそうです。
いずれにせよ、BOE議事録の前や何かひとつでも値動きの裏づけがないまま、現時点でポジションを取ることは、フライングとなる可能性が高くなるかもしれません。