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外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ポンドドル相場テクニカル分析と、これからの経済指標(11月16日)

2009-11-16 18:50:50 |    -ポンドドル

今日のテクニカル分析は、ポンドドル相場をみてゆきましょう。




10月13日のボトムから上昇基調にあるポンドドル相場は、時折深い調整を挟みながら、再度上値のチャートポイントなる、1.6750辺りを試しに上昇しています。
11月9日の高値1.4842水準を一気に上抜ける展開になれば、追随を考慮する必要がありますが、ここから上はかなり重いことが想定されるため、押目買いを考えます。

10月13日、11月3日、そして先週末の安値で結ぶ下値線をサポートに、その手前でポンドを買う戦略で、数時間は1.65後半から1.6600水準に差し掛かっています。

4時間足で見た場合、一目均衡表の雲下限が1.6550水準にあり、ここを下に割り込むようなら一旦はストップ。
上値イメージは、3度目の正直とばかり、11月9日の1.6842抜けを想定します。


◇本日の主要な経済指標発表などイベント予定

19:00 EUR      10月消費者物価指数(コア) 【YoY】
予想  -0.10% (+1.2%)    前回  -0.10%(1.2%)

欧州時間に発表の指標は限定的で、主要なものはご覧の指標です。重要なコア指数はここ一年下落しており、インフレの懸念はまだまだ先に見えます。


22:30 USD      10月小売売上高(コア)【MoM】
予想  1.00%(+0.4%)    前回  -1.50%(+0.5%)

22:30 USD      11月NY連銀製造業指数
予想  30.00   前回  34.60

00:00 USD      9月企業在庫【MoM】
予想  -0.70% 前回  -1.50%

02:15 バーナンキFRB議長発言              
03:00  センタンスBOE金融政策委員発言             
03:15 フィッシャー・米ダラス地区連銀総裁講演
08:15 コーン米FRB副議長講演

米国時間の発表は、内需景気を見る指標が続きます。
このところ、株高でもドル売り、リスク回避でもドル売りという流れが見え始めており、最終的にドル安が株式市場に好感されるという展開には要注意です。

また、政府金融筋のコメント予定が幾つかあり、概ね弱気発言が想定されます。調整相場に気をつけながら、ドル売りバイアスは暫く継続しそうです。
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外国為替テクニカル分析(11月11日)-ポンドドル相場、首の皮一枚でつながった昨日戦略、今後は?

2009-11-11 15:35:55 |    -ポンドドル
今日の通貨フォーカスはポンドドル相場です。

昨日から新たな展開はなく、基本的に様子見ですが、簡単に振り返って見ます。



格下げニュースの影響で暴落した相場は、かろうじて1.66台を死守した結果、下落前の水準へ戻す展開でした。下値となった1.6600は、週初のギャップをしっかりと埋め直した形となり、また、その後の力強い上昇を見ても、ドル売り意欲はしっかりしています。
ドル円が水準を切り下げており、ポンド円の売りが影響してか、今のところ上値が重い展開ですが、短期的には時間足一目均衡表の雲の中での推移を想定します。

(ブログ追記)
直近の短期トレンドチャンネルの下値線と、雲の下限となる1.6680水準はサポートレベルと考えて良いでしょう。

遅行線は当時の実勢相場の下で推移しており、上値を重たくしていますが、これまでの流れだと相場は耐えているようです。遅行線が昨日の暴落足を目前にしていますが、無事に通過できれば、上昇の位置関係となり、相場も雲の上に出易いことが期待できます。
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外国為替テクニカル分析(11月10日)-ポンドドル相場、押目ポイントを探そう

2009-11-10 15:27:09 |    -ポンドドル

本日11月10日の通貨フォーカス「ポンドドル相場



ドル売りの流れに乗って急伸した昨日のポンドドル相場は、上値レジスタンスラインを超えてブレークアウトしたものの、間もなくチャンネルへ戻る結果となり、かえって短期的なロング(取引通貨の買い持ち-ここではポンドが取引通貨で、ドルは支払通貨)ができ易い地合となりました。

昨日の反転下落で作った短期ボトムは1.6720水準にあり、よい買い場に見えます。ただ、ユーロポンド相場で一段上昇があった場合、このボトムを割り込む動きも想定されます。




最高値からのN計算値は1.66中盤となり、この水準は以前の長期上値水準とも一致することから、
1.6650から1.6700を買いゾーンとして、1.6600割れで一旦はストップ。
上値はトレンドを信頼して、暫くオープンとします。

ここまでの反転下落を想定するなら、売り戦略があって然りだとは思いますが、トレンドと逆行する取引は回避したいところです。

上昇速度が少し速すぎることから、調整下落のリスクが常に伴います。その押目で行動できるような準備が必要かもしれません。

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ポンドドル相場テクニカル分析とこれからの経済指標(11月06日)

2009-11-06 20:03:08 |    -ポンドドル

本日はポンドドル相場をテクニカルに分析してみます。

昨日、BOEが金融政策を発表し、資産買取プログラム枠の拡大決定が市場で好感され、再びポンド高を再開しました。



ポンドドル相場は、6月以来、幾度か上値を探りましたが、8月を除き、現状水準の1.66前半から1.67中盤で上値を抑えられてきました。ポンド高の背景がいまひとつ釈然としない中、この水準を上抜けて8月高値を目指すには材料不足に見えます。
1.6750をレジスタンスに、1.6700前後を売り場とし、1.68台に乗せるようなら追随も辞さない戦略がイメージできます。同程度の損失予算が組めない場合は、様子見をお勧めしたいところです。

常識的には相場は既に売りゾーンにいますが、姿の見えない買い勢力がやや不気味な存在であり、極力引き付けたほうが無難に見えます。

◇これから欧米市場にかけて発表される経済指標などのイベント予定

本日米国雇用統計に比べて、欧州時間の経済指標には、反応しにくい状況です。指標より、予定外に中銀筋の高官から発せられるコメントには注意しましょう。

18:30 GBP      10月生産者仕入価格 (MoM)
実際  +2.6%  
予想  -1.3%  
前回  -6.5%

18:30 GBP      10月生産者出荷価格 (MoM)
実際  +0.2%  
予想  0.40%  
前回  0.50%
(発表後、一時、ポンドが上昇しましたが、直ぐに元の水準へ下落しています)

20:00 EUR      独9月製造業新規受注 (MoM)
実際  -  
予想  1.00%  
前回  1.40%


米国時間の指標は何といっても雇用統計に注目が集まります。失業率は悪化しても市場は既に織込み済みで、反応は薄いでしょう。焦点となるNFP(非農業部門雇用者数)が、どれだけ減少幅を縮小しているかに注目して見ましょう。

22:30 USD      10月雇用統計-NFP(非農業部門雇用者数増減)
実際  -  
予想  -166.00K  
前回  -263.00K

22:30 USD      10月雇用統計-失業率
実際  -  
予想  9.90%  
前回  9.80%

22:30 USD      10月雇用統計-平均時給 (MoM)
実際  -  
予想  0.10%  
前回  0.10%

22:30 USD      10月雇用統計-週間平均勤務時間
実際  -  
予想  33.10  
前回  33.00

00:00 USD      卸売在庫 (MoM)
実際  -  
予想  -1.00%  
前回  -1.30%

◇お知らせ
今日から明日にかけて、G20会合が開催されます。米国雇用統計を無事に乗り切っても、月曜日の寄付きにリスクが集中します。週を越えてポジションをキャリーする場合は、最小限に調整しておく必要性を感じています。

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チャートで見る本日午前の東京外国為替市場の動き(11月04日)

2009-11-04 15:04:05 |    -ポンドドル



昨日の米国市場後半での上昇で、月初のチャンネルを上抜けたように見えます(青の細い上値線)。

ただ、月末から見れば依然として下落トレンドを維持している(太い赤、青のライン)ように見えることから、2日高値となる1.6480をレジスタンスとして、昨日下値のコアとなる1.6280をサポートとする展開を予想します。

現在ポンドドルは、1.6400を下値に、短期的なウエッジフォーメーション(当ブログの用語集へジャンプします)を作りつつあります。この下値1.6400を割れると、下落に勢いが出やすい状況でしょう。

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10月16日、外国為替テクニカル分析-ポンドドル正念場、短期逆張りも中期的に売り場か

2009-10-16 23:30:16 |    -ポンドドル
依然としてポンドの上昇は継続。一時的に上下しましたが、再度上値をトライしに行っているようです。

相場観がいまひとつ合わず、様子見を宣言していますが、欧州中盤に入っての乱高下を見て、ポンド買いのポジション調整も一段落かというイメージです。



日足チャートを見ますと、最後に調子に乗ってショートを唱えた13日は、ダイバージェンスで終わっていますね。14日のうちに訂正するチャンスはあったようにも思います。うっかり見過ごしていました。

ソブリン系ファンドのイギリス投資話など噂は絶えなかったようですが、どう見てもテクニカル要因以外に説得性に欠けるように思えるのは、私だけでしょうか。

短期的な上値抵抗線を上に抜け、思いのほかショートスクイーズしてしまったという、よくあるパターンにも見えます。

中長期でいえば、8月高値、9月高値で結べる上値抵抗線か、丁度今の高値水準に差し掛かっています。その割には反転下落が無いという捉え方もできますが、そこそこきちんとした下落トレンドチャンネルでもあり、逆張り気味ではありますが、レジスタンス手前でのポンド売りがイメージできます。幸い、薄いですが一目均衡表の雲が裏に控えています。

上値レジスタンスライン(青の太い実線)が差し掛かる、1.6480あたりから、雲の上限となる1.6515までをレジスタンスゾーンと考え、1.6450辺りからこのゾーンを含める幅をエントリーゾーンとするイメージです。100ポイントをロスリミットとするなら、1.6560以上がストップゾーンになります。上昇のパターンによっては、雲を上抜けた時点でドテンなりを行い、雲を割り込んだ時点でストップという、やり方も浮かびます。

ターゲットはトレンドの下限と行きたいところですが、いわゆる心理的節目だった1.6000辺りを当面の目標にしたいと思います。

週末もあり、このままですと月曜日前半辺りまでは、底堅い可能性もあり、小額をオーバーウイークの楽しみに・・・というイメージです。

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10月15日、外国為替テクニカル分析-ポンド暴騰、クロス円上昇でドル円上方ブレーク

2009-10-15 23:23:52 |    -ポンドドル

分析をお休みすると、何かが起こりがちな傾向を昔から認識していましたが、ポンドの下落に限界感を軽く感じた矢先のブレークアウトでした。直近のポンド売り戦略もストップアウト。100ポイント程度のロスで済んでいます。

暫く相場を見られず開けてびっくりでしたが、いろいろ報道を確認しても特段の理由はなさそうです。英国への投資ネタは後付けにも見えますし、全世界的にドル安相場となる中、ポンドの独歩安にも限界があった、ということでしょう。ユーロドル上昇、ポンドドル下落と両股開きとなったユーロポンド相場は、計算値だけでもポンドのセリングクライマックスとなり、14日の上昇の陰りが、本日の買い戻しに繋がったいうのがシナリオに見えます。

その他の対ドル相場は、伸びに掛けているものの、さほど戻されておらず、ドル安相場自体に大きな変化は見られません。ポンドがその他の流れに順じたことによる、ゆがみの調整という判断です。

ドル円相場もあれほど重かった90.60円を上抜けましたが、イメージはポンド円の上昇でドル円も円売りとなり、それが丁度ペナントの上抜けを誘発した結果、ユーロ円など対円相場の上昇に繋がっているように見えます。

円安は株式市場を刺激する良い切欠にはなりますが、他の通貨がドル安をそれなりに維持する中での円安は、個人的に歓迎できません。リッター180円のガソリンは、もう見たくないです、よね。

ポンド単独安の相場観は修正して、世界並みのドル安気味へと転換せざるを得ない状況ですが、対円では150円辺りをレジスタンスとしたイメージです。対ドルで1.8を目指すという、先日の逆を行くレポートがあったの無いのという噂ですが、対ドルであればあり得るものの、ユーロは2.0、ドル円50というのと、あまり違いはなさそうな程度です。

ただ、地震のような短期的な動きだとしても、逆張りをするくらいなら休むべきで、本日は様子見と致します。


10月13日、外国為替テクニカル分析-ポンドドル相場、再エントリーポイント

2009-10-13 22:30:32 |    -ポンドドル

本日、英系某調査機関が発表したところで、ポンドの低金利政策は後数年継続するであることや、対ドル相場で1.44を目指すであるとか、対ユーロではパリティ(1.0000となることで、いわゆる等価水準)になるなど、大胆な予測が展開されている報道が見られました。

どれも、既に夢物語ではないと思うほど、私もポンドはベア路線ですが、週末立てた動きも概ね想定どおりとなり、1.59で追随しても間に合った流れとなっています。そこで、乗り遅れや、積み増しのイメージを再度、確認してみましょう。


5月末の上昇前に揉み合った水準は、1.59台前半が概ね中心となっており、9月末から10月初頭に掛けて揉み合った動きとほぼ一致しています。

ここを割り込んだ以上、下落は決定的に見えますが、先の報道からあまり下値を延ばしきれていない相場は、ポンドのショートが既にそれなりに積みあがっている可能性もあり、もう一度上値を確認する行動が見られるかもしれません。

日足一目では、転換線が1.5910-15に差し掛かっており、先ほど1.58台に乗せ返したポンドドル相場が上昇するようであれば、この水準をレジスタンスとして認識したいところです。

◆1.5850から1.5930までをエントリーゾーンと考え、
◆1.5960以上をストップゾーンとします。100ポイント程度のロスリミットが確保できれば、ワンチャンスがありそうなイメージです。
◆下値目標として、1.5200は視界に入っていますが、相場が接近してくれればその時に練り直すなどの対策が良いかもしれません。


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10月9日、外国為替テクニカル分析-ポンドドル相場、先ず上値確認終了か

2009-10-09 23:33:25 |    -ポンドドル

9月28日の下値となる1.57台から比べれば、反転調整が入った感覚がありますが、昨日の1.61台からの崩れ方を見ていると、9月30日の高値も越えていないことからも、上値を確認した形となり、ポンド売り再燃を予感させます。


心理的節目の1.6000は、4時間足で丁度基準線が差し掛かっています。
雲の下限から出ることを嫌って反転上昇するようなら、1.6000をレジスタンスに、ポンド売り。ストップは1.60台後半で充分に見えます。下値目標はあえて設けません。

戻りも無くこのまま下げるようなら、下値サポートラインを割り込むタイミングで、ブレークダウンに乗ります。7日安値を下回れば勝算は高まり、雲の中へ再度入りこむようならそのタイミングでストップ。
下値目標は同じく、設定はしません。



来週は、日足で見える平べったいヘッドアンドショルダーの右肩が日数的に揃う週となります。ここを割れるようだと、短期間で数百ポイントという下落の可能性が見え始めるイメージです。

対円でも下値線の割り込みには充分ご注意ください。

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10月9日外国為替テクニカル分析-ポンドドル、ドル買いムードは痛い

2009-10-09 22:52:56 |    -ポンドドル

少しずつですが、きな臭い匂いがしてきました。
自国通貨高にあえぐ新興国からはドル買い介入があったとの噂までが出始めています。
自国通貨高ドル安相場で、ドルを買うことは、ドル安懸念と自国通貨安誘導で輸出力を高めるという、2つの効果が望めるためシナリオとしてはあり得そうです。

しかし、自国通貨安に見舞われている場合はどうでしょう。ドル買いは、更に自国通貨安に結びつき、この時期にそぐわない感じがします。

となるとポジション調整が一巡したあと、相場全体がドル買いムードになって一番ダメージが大きいのは、ポンドということになりそうです。

現に、中東筋の買いという噂が立った昨日の上昇も、1.61台を見たにもかかわらず、既に心理的節目となる1.6000を割り込んでいる状況は、急遽発生したドル買いムードにより、再び下落トレンドを伸ばす支援を受けた観があります。(続)