■6月18日金曜日の総括
金曜日は主な米国経済指標の発表もなく、東京時間から各主要通貨は小動きでした。ただ、前日17日の米国経済指標が悪化したことによるドル売り圧力は終始影響していた模様で、ドル円相場は上値が重く推移する一方で、その他の主要通貨はドルの安値圏を維持して揉み合いました。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ユーロドル相場
前日17日の高値を幾度か試す動きも見られましたが、トレンドには至らず、1.2350から1.2400の間での揉み合いが継続しました。
◆ポンドドル相場
欧州時間序盤で発表された経済指標が改善され、一時1.48後半へと上昇しましたが続かず、結局は反落して1.47台を付けるなど、概ね1.48台前半を中心とした揉み合いに終始しました。
◆ドル円相場
前日の流れを受ける形で上値が重い展開が続き、一時90.43付近まで下落した後、引けにかけて90円台後半へと戻しました。
◆その他の米国市場の動向
その他の市場も概ね動意が薄かったとの報道があるように、目立った展開は無かった模様です。株式市場は底堅く推移したことで、債券市場は若干下落して利回りは僅かに上昇する一方、金相場は連日史上最高値を更新する展開でした。
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今日の通貨フォーカスはポンドドル相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
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■6月17日木曜日の総括
東京時間は、スペインのリスク懸念が尾を引き、各主要通貨の上値は重い展開でした。欧州時間序盤は、前日のBOE総裁の発言が見直され、ポンドを中心にドル買いが強まりましたが、以降は複数の要因でドル売りを伸しました。
一つは、スペインの国債入札が堅調だったことによるユーロ買いドル売りで、他にも、インフレ傾向がスイス高の抑止力になるとの立場で、スイス中銀がスイス高の断固阻止姿勢を崩したことも、対スイスでのドル売りが進展した理由です。
米国時間では、米国経済指標の悪化で、リスク懸念によるドル買いを誘ったものの、上値を抑える程度にとどまっています。
スペインの懸念は、政府・IMF・EUの各首脳陣により揃って否定され、リスク感はそれなりに後退した印象です。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ユーロドル相場
前日の安値を僅かに下回った後、ペナント状に揉み合ったレジスタンスを抜き返し、最近の上昇トレンドのレジスタンスとなる1.2410付近まで上昇しました。
◆ポンドドル相場
欧州時間序盤で1.4643付近まで下値を伸ばしたものの、その後のドル売りで前日急落前の水準まで戻し以降は揉み合う展開でした。
◆ドル円相場
欧州通貨の買い戻しで吐き出されたドル売りと、米国指標悪化によるリスク回避的な円買いが重なり、91円台中盤の揉み合いを一旦は下に抜けた格好です。
◆その他の米国市場の動向
債券市場は、弱い米国指標の影響を受け、買い意欲が優勢だった模様です。株式市場は欧州のソブリンリスク後退が一因か、債券相場の上昇を抑えて小幅上昇しました。金相場は、ドル安と指標悪化の影響から、上げ幅を拡大して引けた模様です。
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東京時間は、
株高を背景に円安ドル安が進みましたが、
欧州時間に入り、
スペインのソブリンリスクが懸念されるとユーロを中心に、リスクを回避するドル買い円買いが強まりました。
米国時間に発表された
住宅着工が悪化したことで、リスク回避のドル買い円買いがもう一段進む展開でしたが、続いて発表された鉱工業生産が改善し、下値が支えられた格好です。
引け際には、BOE(イングランド中央銀行)総裁からは、出口戦略には躊躇しないもののポンド安に対して肯定的な発言をしたことで、市場はポンド売りに反応し、独歩安となりました。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ユーロドル相場

序盤は、前日のユーロ高や東京株式市場の堅調な動きを背景に底堅く推移したものの、欧州時間以降は、スペインのソブリンリスク懸念や、弱い米国経済指標なを手掛かりに、リスク回避のドル買いが優勢でした。引けにかけて1.23台に戻しましたが、上値が重い展開です。
◆ポンドドル相場

スペイン懸念まではユーロに連れたものの、対ユーロ相場の買いも影響してか、直後には下落前の水準へ戻すなど底堅く推移しました。米国指標の悪化にも下落は限定的でしたが、キングBOE総裁の発言で市場はポンド売りで反応し、独歩安のまま引けました。
◆ドル円相場

昨日と同様に一日中、クロス円の影響が強く、東京時間を円安で推移したあとはユーロ円に押されて円高に推移しました。ただ、ポンドの乱高下には比較的反応が薄く、対ドル相場の反応で、ポンド円の動きが吸収された印象です。
◆その他の米国市場の動向
債券市場は、欧州ソブリンリスクの再燃に、買いが優勢だった模様で利回りは下落しました。株式市場はまちまちで、上下したものの概ね前日と同水準で引けた格好です。商品市場も動意に乏しいったように見える中、金相場はユーロ安に連れて小幅、下落しています。
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■6月15日火曜日の総括です。
東京時間は、前日のギリシャ格下げの余韻を引きずり、ユーロドルを中心に上値が重く、ドル円相場もクロス円での円買い圧力が強かった印象です。
欧州時間に入り発表された、イギリスや欧州圏の経済指標は、軒並み悪化となり、ドル買い円買いが一時急伸しました。しかし、懸念されていた国々の国債入札が順調だったことから、一気にリスク警戒感が後退したかのように、ドル売りが強まりました。
米国時間に入ってもリスク逃避先から資金が巻き戻る流れが継続し、ユーロやポンドの対ドル相場は前日高値を更新して引けました。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ポンドドル相場
欧州時間を迎えるまでは底堅かったものの、以降はユーロの下落に連れてドル買いが強まりました。発表された物価関連の指数が予想を下回り、先日の金利先高観が後退したのもポンド売りを強めた要因でしょう。しかし徐々に欧州のリスク懸念が後退すると、株高も材料視され、米国時間終盤では1.4835付近まで上昇しました。
◆ユーロドル相場
前日のギリシャ格下げが尾を引き、1.2170付近まで下落した後、財政懸念が強い国の国債入札が堅調だったことで、相場ムードも反転し、終盤では株高も手伝って1.2350に迫る上昇をしています。
◆ドル円相場
一日中、クロス円の影響が強く、欧州売りが強まった際には一時91.00に迫りました。その後、ユーロやポンドが値を戻す中、ドル売りの影響か暫く上値が重く推移しましたが、米国株式市場が急回復すると、円安が優勢となりました。ただ、上値ではドル売り意欲も強い模様で、前日高値には及ばない、91円台半ばまでの戻しが精いっぱいといったところです。
◆その他の米国市場の動向
債券市場は、欧州各国の国債入札が堅調に終わったことが好感され、売り戻しが優勢だった模様で、余剰資金が株式市場へも流れ込む結果となった印象です。株高を受けた商品市場も概ね堅調で、資金の流れは楽観を示す方向に向かいました。
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東京時間
先週末、ポンド安が顕著だった相場は、週初から強く反転し、その他の相場をけん引してドル安へと誘導する格好となりました。週末にECB高官筋がイギリスのインフレ傾向に対し、金融緩和策との矛盾を提議したことで、利上げの憶測を呼び、ポンドの買い戻しがユーロなどにも波及。クロス円でも外貨買いが優勢となり、円安につながりました。
欧州時間
少ない経済指標が改善したことも、ドル売りの支援材料になったとの見方もありました。
米国時間
ギリシャの格下げ報道があり、上昇幅を縮める動きになりましたが、下値を更新することなく踏みとどまっています。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ポンドドル相場

ドル売りへギャップして寄付き、窓を埋めたあとは、ほぼ一方向に上昇し、一時1.48台を覗く展開でした。ギリシャの格下げ報道で上昇力は失ったものの、強いレジスタンスとなる1.48台を前ににらみ合う展開でした。
◆ユーロドル相場

ポンドに連れて底堅く推移しました。欧州時間に入り、ポンドの上昇が強まると上値を抑えれていた1.22台を突破し、1.23台目前まで上昇したあと、ギリシャの格下げ報道で1.22台前半まで戻す展開でした。
◆ドル円相場

主要通貨の上昇に連れて、一時92円台を覗いたものの、待ち構えているドル売り意欲も強かった模様で、以降はじり安となっています。クロス円は、その他の通貨が対ドルでの上昇が優勢だったため、ドル円が下落気味に推移しても暫く上昇相場を継続しましたが、ギリシャ報道のあとは円の買い戻しが優勢でした。
◆その他の米国市場の動向
株式市場は終盤の下げが効いてダウが下落。その他は概ね横ばいで終わっているようです。債券市場は序盤の影響を僅かに残して小幅下落して引けた模様です。
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こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
先週金曜日は、ポンド安の動きが不透明でした。
週前半はやはり不透明な買いで、相場観を乱す要因の一部でしたが、金曜日は反対の意味でやはり相場観が乱れる要因となった方も多かったのではないでしょうか。
理由はいまだによく理解できていないものの、要するに不透明な動きが進んだ後、調整されただけ?なのは間違いないようですが、政策金利が相当低いポンドは、キャリートレードのファンディング通貨になったとの記事を昔目にしたことはあります。BOEの金利政策発表を前に、これまで資金の本国回帰が先行していた流れが、低金利継続の決定を受けて再度投資先に資金が戻ったのでしょうか。
IMMレポートでは、ドル円でのドル買い越しが増加したようです。
一時は株高を背景にドル買い円売りが強まったあと、欧州リスクの拡大で、リスク回避の姿勢が強まり、ドル買いが随分解消された流れがありましたが、ここにきてドル買いが増えていたというのは、軽いサプライズです。資金の流れだけでいえば、リスク警戒感が後退した、ということになりますが、意外な円安を想定しておく必要があるのかもしれません。
では、IMM通貨先物取組残高分析は、動画ページの特集タブからご覧いただけます。
■6月11日金曜日の総括です。
東京時間
堅調な株式市場を背景に、ドル円が底堅く推移する一方、その他の主要通貨は手掛かり難から小動きでした。
欧州時間
英国の経済指標が冴えなかったことが一因なのか、ポンドの下落が際立つ展開でした。
米国時間
小売売上高が予想を下回ると全体的にドル買い円買いが急伸し、ギャップを開ける一幕もありましたが、その後発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が堅調な内容となり、下落分を帳消しとする上昇後も、ドル売り円売りが継続して底堅く推移しました。ただ、ポンドだけはそれでも上値が重いまま引けています。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ユーロドル相場
先週の中では高値圏となる1.21台前半から半ばでのもみ合いが中心でした。米国の指標発表を受けてドル買いが進み、堅調なミシガン大指数後も下落を伸ばしましたが、引けにかけて株式市場が急回復するに連れて、買い戻される展開でした。
◆ドル円相場
終始揉み合いながらも、株高が支援材料になっていたのか、底堅い動きでした。米国指標の悪化を受けて、一時円高へギャップしたものの、ミシガン大指数が堅調だったことで切り返すとギャップを埋め、高値圏で揉み合いながら引けました。
◆ポンドドル相場
東京時間まではクロス円の買いにも下値を支えられ堅調に推移した模様ですが、欧州時間以降は、下落を強め、ドル売り材料にも反応が鈍い展開でした。英国の経済指標が冴えなかったことも一因との見方がある一方で、一部ドル売り材料となったミシガン大指数の発表後も、ポンドドルはドルが買われ下落を伸ばす展開でした。
◆その他の米国市場の動向
株式市場は一時弱含んだものの堅調な経済指標を受けて、終盤にはプラス圏で引けています。債券市場は前日の急落から値を戻す動きが優勢だったのか、価格は上昇し利回りは低下した模様です。資金の動きはまちまちといった印象があり、調整相場が主流だったのかもしれません。
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東京時間午前はNZの利上げや豪州雇用統計の改善を受け、当該通貨が買われたものの、前日に上昇した相場を調整する動きと相殺され、主要通貨への影響は限定的でした。
しかし、午後に入り中国政府筋からユーロを支援する発言が聞かれると、テクニカル的な要素も手伝い、ユーロが全面高となりました。欧州時間ではドイツのユーロ支援凍結請求が却下され、懸念されていたスペイン債の入札が好調だったことや、ECBの金融政策などを受けて、ユーロ買いがもう一段進む展開でした。
米国時間では、久しぶりにユーロの好材料が続いたことや、ドル安が好感された格好となり、逃避買いを巻き戻す動きが活発になった模様です。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ユーロドル相場

寄付き直後は下値を試しましたが、重かった1.2000が底堅くなると押し目買いの展開が優勢となり、引けにかけて1.2140付近まで上昇してもなお底堅い展開でした。
◆ポンドドル相場

単独での好材料は見当たらないもののユーロに連れ高となった印象です。ポンドは他の通貨に対しても強く、対ユーロ相場は乱高下しながらも、ユーロ売りポンド買いが優勢でした。
◆ドル円相場

クロス円が上昇して円売りが強まるなかでも、市場全体に発生していたドル安が上値を抑えていたのか、91円台前半で終始揉み合いました。ユーロ円はショートカバーが入って着実に上昇した一方で、戻りでは実需筋と推測するユーロ売りもまだまだ引いていない印象です。
◆その他の米国市場の動向
株式市場は堅調な欧州市場を受け、終始強気の展開だった模様で、ダウは1万ドル台に乗せて引けました。債券市場は逃避していた資金が一気に巻き戻ったように急落し、利回りは急上昇しています。堅調な株式市場とドル安が好感されCRB指数は上昇していますが、金相場はリスク買いの巻き戻しが優勢だった模様で、下落して引けています。
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■6月09日火曜日の総括です。
東京時間は、方向感なく揉み合いながらも軟調な株式市場をみて上値が重い展開でした。しかし欧州時間に入り、中国の政府筋から景気に対して強気な発言があったとの報道で欧州株式市場が反発。これをきっかけにドルの売り戻しが活発になりました。
米国時間の終盤では、ベージュブックの公開があり、内容が総じて弱気だったことや、バーナンキFRB議長が2番底の可能性を否定しなかったことで、株式市場が軟化し、調整気味にドルが買い戻される展開でした。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ユーロドル相場
狭いレンジでの揉み合った後、欧州時間で重かった1.2000の上値水準を突破し、夜半までに1.2070付近まで上昇しました。米国時間終盤にかけて調整気味な下落となる中、米国政府筋の弱気な景気見通しが嫌気され、ドルの買戻しを伸ばす展開でした。
◆ポンドドル相場
概ねユーロドルに連れて変動しました。東京時間では悲観的なドル買いで1.4400付近まで下落したあと、ユーロ高に連れて1.4600付近まで上昇しました。テクニカル的な要因に加えて、ポンドは対ユーロでの買いが進み、対ドルではユーロ以上の上昇に迫られた模様です。
◆ドル円相場
91円台半ばでの揉合いに終始しました。欧州時間以降、ユーロやポンドの上昇でクロス円での円売りバイアスが掛る一方で、ドル売り圧力が上値を重くした模様です。終盤で米国株式市場が下落に転じた流れでは、リスク回避的な円買いが優勢でした。
■その他の米国市場の動向
株式市場は欧州時間まで強気を維持したもの米国時間終盤で失速し前日比では下落となりました。債券市場は終盤の株価下落が影響してか僅かに上昇し、利回りは小幅の下落となっています。金相場は史上最高値を更新した後だけに利益確定が先行したとの指摘や、強気だった欧州市場の影響でリスク警戒感が後退したことによる売り戻しが優勢だったとの報道もありました。
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■6月08日火曜日の総括
東京時間は、月曜日引け際の下落から、調整気味に買い戻される動きが中心だったのとは反対に、欧州時間に入ると、リスクを回避する動きが再開しました。きっかけは、大手格付け機関がイギリスの財政問題に言及し非常に困難な状況だと指摘したことでしょう。
ポンドが全面安となる中、ハンガリーに続き東欧では、ブルガリアにEU監査が入ることが判明すると、債券安・株安も手伝ってドル買い円買いが進みました。
終盤ではスイス中銀がユーロ買い介入を行ったとの憶測で、売り込まれていた通貨に急激な買い戻しが入り、終わってみれば往来相場との印象が強い展開でした。
それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。
◆ポンドドル相場
寄付きから買い戻しが優勢で、一時1.45台に乗せていましたが、格付け機関の指摘で下落を強めると1.43台半ばまで下落しました。その後ユーロの買い介入の噂で連れ高となり、引け際の米国株反発を支援材料にほぼ寄付き水準へと戻しました。
◆ユーロドル相場
思いがけず1.19台半ばを中心にもみ合う展開でした。スイス中銀介入の思惑でユーロの買い戻しがきつめに入りましたが、1.2000の上値は依然として重い模様です。
◆ドル円相場
クロス円の動きに左右される展開で、方向感に欠けながらも下値を伸ばす動きがありました。夜半にはポンド売りにユーロ売りがかぶさって91円台を維持できなかったものの、スイス中銀の介入思惑から、揉み合いの中心付近まで戻しています。
◆その他の米国市場動向
株式市場はまちまちながらダウは前日の下落分を若干上回る上昇で引けました。債券市場は欧州のソブリンリスクから根強い需要があった半面で、入札を控えた売りがやや上回ったとの報道があり、価格は下落し、利回りは上昇しています。金相場は史上最高値を更新して小幅続伸ました。リスク懸念は依然として残る中、調整の動きが優勢だった印象です。
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