深田久弥さんの
日本百名山より
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実際この広い地域には何でもあった。森林が見たければ、
蝶々御山と物見山の鞍部の細道を辿って東側へ下れば、
そこは樹木で覆われていた。沢が欲しければ東俣へ入ればいい。
そこには清冽な流れが薄暗い谷底を流れていた。
有名な諏訪の大祭の御神木は、この東俣御料地から
伐り出されたのだそうである。
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物見岩から
7月中旬には青空の下で
ニッコウキスゲで黄色く染まる
蝶々御山に向かう道も
今はアキノキリンソウが咲き
秋の気配がしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/28/cc59af688c4154f0c456ded689aef9fa.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/29/f27a1c5a0296b3d282f61d411311bbee.jpg)
風景を見渡しながら進む登山道は
惜しまれるほど短く
蝶々御山に着いてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/90/368ed656c694140b4da1eb444fa05a2b.jpg)
車山の気象観測ドームが少し大きくなり
休む人たちには余裕が見えます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/17/21378777b9fd36952a96aa0bea164ffc.jpg)
この先、車山山頂までは
手に取るほどの距離ですが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d2/4cd8119a1f30ce748ba485e384444345.jpg)
最後の斜面は
スキー上級者専用の
急坂に違いありません。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/09/7ee7d1a6c31ad9f3251742b234b7295d.jpg)
スキー場のリフトを横目に
段差のある階段を一歩ずつ踏みしめ
休みを兼ねて振り返れば
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d5/d511e1be0d78e7efa5380cbd5799edac.jpg)
足元の車山スキー場の向こうに
雲に隠れた蓼科山が
雄大な裾野を広げていました。
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そのふもとには
高原のリゾートらしい白樺湖が
アクセントになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/2e/65bcab3e7d8b983806186aaa4e65a424.jpg)
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車山山頂は老若男女の観光客で
混雑していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/24/62790b9f24ef004bf81c123464f5136e.jpg)
晴れていれば
360度のパノラマで
八ヶ岳や日本アルプスが
見えるはずですが
青空の面積が大きくなってきたものの
この日は展望が望めません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ec/31cd63dc3a3e4ee1200c3851b8f25d32.jpg)
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出発点の八島湿原でさえ
霧に霞んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/21/0982f21550247610d336b73e783e1eb9.jpg)
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車山肩に下りる道は
石がゴロゴロで歩きにくいのですが
眺めは最高です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/15/21016304c2f95f19f568a688c0718083.jpg)
ワイドに楽しめる
ビーナスラインの風景は
絵になりました。
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この車山肩からの下り道は
沢に沿っていて草も背が高く
風景は望めません。
周遊ルートとして逆周りで
ここを最後の上りにすると
登山道は傾斜もあるので
つらい終わり方になってしまうでしょう。
すれ違う人をねぎらいながら
淡々と下りました。
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沢渡の橋を過ぎると
幅が広く平坦な歩道となり
しばらくして
御射山遺跡を左に通り過ごすと
二股の道を左に折れ
八島湿原の木道になります。
(この写真は鷲ヶ峰の方から撮りました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/54/d938091f8c07fc30c0f8d0e5ba47958c.jpg)
この写真では
奥からひらがなの「く」の形に
右下に進みます。
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途中で看板があり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/31/91c4afd44d1e3266462b78b7dd405854.jpg)
あと130歩の余力がなくて
寄り道を断念しました。
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見渡せば
咲いている花が増えますが
秋の気配を感じる木道です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/c8/23ed8f726935c53a958b3872acd30185.jpg)
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程なく
八島湿原の出発点に戻りました。
時間にして4時間ほどですが
この日の歩数は
27,376歩もありました。
この後の
鷲ヶ峰方面のおまけを含めて。
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鷲ヶ峰と夕焼けに
つづく
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