山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

修行の尾根道を五地蔵まで@高妻山☆日本百名山№33

2014-10-18 | 33高妻山(秋)
高妻山と戸隠山の分岐点である
一不動避難小屋には
6名くらいの方が休んでいました。
先日見たテレビでは
一不動にも登山道から離れて
古い石仏があるらしいのですが
長丁場のため、探す余裕はありません。
荷物は降ろさず
何枚か写真を撮って先に進みます。
百名山の話をしながら
滑滝から一緒に登った千葉の男性とは
ここでお別れです。
五地蔵山への道は
天に向かうように上って行きます。

青空と緑の草の境界線に
葉が落ちたダケカンバの白い幹が
秋の終わりを告げていました。
仏が祭られる場所といえば
登山道のピークだろうと
探しながら進むと
その通りにありました。
二釈迦の石祠

一不動は沢を登った鞍部です。
ここはピークですから
眺めははるかに良くなり
登ってきた大洞沢の紅葉の向こうは
戸隠牧場

いくつものピークが見える
この先の登山道。

ここからでは
鞍部の低さはわかりません。
上り始めてから
高妻山が初めて見えました。

この角度の
左右対称にスックとそびえる山頂が
一番美しかった気がします。
先に進むと
大洞沢の紅葉がさらにきれいに見え
登山道の先のピークも
その険しさが鮮明になってきます。

風景に見とれている間に
三文殊を見逃してしまい
その次の四普賢は
錆びた標識だけになっていました。

少しだけザックを下ろして休憩し
一不動からの登山道を振り返れば
随分上ってきました。

その鞍部の向こうの戸隠山への登山道も
険しそうな稜線です。
登る人も少ないという
修験の道らしい細い道の
静かな時間でした。
一不動からは細い道が続き
2ヶ所目の少し広い休める場所
五地蔵に到着したのは9:40。

四普賢で少し休憩したので
一不動から50分のほぼ標準タイムでした。
ノコギリ歯の尾根道は
まだ
つづく


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