山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

富士山=第4章 日本百名山№3

2012-02-04 | 03富士山(夏)
赤岩八合館は
富士山の標高3300mにあります。
ここでも日本一高い範囲に入っています。
富士山頂と高さ476mしか違いませんから、
見える景色はほとんど同じです。
ましてや
御殿場口登山道ですから、
東側にさえぎるものはありません。
ふもとまで丸見えです。
と自分を慰めながら
山小屋の外で日の出を待ちました。
他にもここで日の出を見る方が、
10人以上いらっしゃいました。
<空が明るくなってきました>
三日月が浮かんでいます。
 
<4:41>
ついにお出ましです
現場では
もっと光輝いていたのですが
持参のカメラでは
人間の眼には、はるかに及びません。
 
<4:43>
半分になりました。
 
<4:45>
丸くなりました。
 
軽い頭痛と気持ちの悪さは残っていましたが、
何とか歩けそうなので、
行けるとこまでということで
登り始めました。
まだ日光が赤いのか、
山肌が燃えるようでした。
 
山小屋から僅かのところに廃屋のような小屋があり、
やがて急斜面の九十九折が始まります。
体調も歩き始めてから次第に回復し、
八合目からの高低差500mを
1時間半で御殿場口の山頂に着きました。
といっても
たくさん鳥居があって
どこを見てもありがたそうです。
 


この日は比較的風が治まっているので
山頂は穏やかな風景でした。
きっと
すごく恵まれていたのでしょう。
お鉢巡りはしないつもりでしたので、
問題ありませんが、
残雪が道を覆い、
アイゼンがないと危険なところもありました。
 
富士山頂を目指すだけなら、
危険はありません。
最後の剣が峰です。
 
溶岩粒が深いようで、
角度もあり
とても歩きにくい道でした。
 
急斜面の坂の上に現れたのは
行列でした。
 
別に有名なラーメン屋が
あるわけではありません。
その先には
皆さんの目的地がありました。
日本最高峰富士山の
標柱です。
 
並びましたので
ありがたみが違います。
*
その手前には
ひっそりと
三角点がありました。

最終章へ
つづく


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