新潟県燕市にある
国上山のお話です。
標高313mは弥彦山のほぼ半分になります。
市町村合併で燕市になりましたが、
分水町として知られたところです。
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登山口はいくつかありますが、
今日は
道の駅くがみの奥にある
酒呑童子神社からの出発です。

<地図の現在地は出発地ではありません>
赤いルートも今回のものではありません。
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神社の前に
砂利が敷かれた広い駐車場があります。

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酒呑童子の昔話は
いくつかの地域で聞いたことがありますが、
ていねいな説明が案内板にありました。

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車で通るたび
遠くから眺めていただけでしたが、
りっぱな五重の塔です。

いったい何年前に建てられたのでしょうか

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山のふもとにあるので
水が湧き出ており、

大きな錦鯉のすみかである
公園の池に流れていました。
今は樹木の葉も落ち、
曇った新潟の空が湖面いっぱいに映っています。

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神社の裏手から登山道が始まります。
道幅1.5mくらいでしょうか。
階段状になっていないけれど、
きれいに整備されたなだらかな登り道です。
傾斜がきつくないので、
登りは苦になりませんが、
濡れて足元が悪いときは、
くだりで苦労するかも知れません。

雪が積もっていたほうが、
楽な気がします。
実は、
雪が積もっても危険の少ないトレーニング場を
探しているんです。

登山道は里山の雑木林を進みます。
途中の国上山こもれび広場に
子供の遊び場が作られていました。
里山仕事隊の仕事らしいのですが、
どのような集まりなのでしょう?

春には雪割草が咲くようですが、
今は
黒い実をつけたエゾユズリハ(?)が
群生しているだけです。
まだ
色のついた葉が残っていますが、

来るべき春の準備は、ほぼ終わり、
もうじき白黒の水墨画の世界になります。
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30分ほどで、国上山中腹の国上寺に到着。
駐車場には食堂や売店があります。
なんと、売店が閉店になっていました。

子供が減少し、高齢者ばかり。
観光業にも厳しい冬が到来。
若者が定住するには仕事が必要ですが、
新潟の中でも
仕事のある都市部まで遠い地域では
自立する以外ありません。
TPPを導入し、安い米が輸入になれば、
農業による自立はもっと難しくなるでしょう。
国上山のように
登山道が整備された里山も
原生林に戻っていくのでしょうか。
暗い話になってしまいました。

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落ち葉の紅葉

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登山道の途中にある木像

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蛇崩という展望台からの
弥彦山

見どころはいくつもあります。
end
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