山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

眼洗清水⇒切合小屋☆飯豊山9月中旬@日本百名山№54

2021-12-25 | 54飯豊山(秋)
眼洗清水から切合小屋までは
標準タイム2:30の
約300mの上りになります。
林で視界が覆われるところもありますが
長続きはしません。
左に、飯豊連峰の南端・三国岳からの
稜線が伸びています。

目を凝らすと、一番左のピークに
三国岳避難小屋も見えました。
右の木の枝の間から、
視点が動いているために、先ほどより
飯豊本山と草履塚が近寄っているのが
わかります。

この辺りは厳しい冬のせいか
枝ぶりがみごとなダケカンバが
連なっていました。

眼洗い清水から40分で
御坪を通過します。

古めかしい祠があり
地名の由来が気になりましたが
わかりませんでした。
そのすぐ先で
久しぶりに主稜線の全貌が拝めました。

眼洗い清水から1時間で
御沢の別れという分岐となり

左に進むと少しきつい上りになりました。
15分ほど登ると再び、展望が開けて
飯豊本山と草履塚が近づき

変化のある足元に注意しながら

青空に生えるダケカンバ

爽やかな気候の中で
歩くごとに変化する風景を
楽しみました。
切合小屋の方へトラバースするように
坂が緩むと、小川をまたぎます。

水辺には

紫色のリンドウが咲いています。
ミヤマリンドウでした。

イイデリンドウは、
また今度来た時のお楽しみにとっておきます。
さっきから
空と雲が真っ二つに分かれ

紅葉の始まりがあり

大日杉分岐の標柱を右に折れると

白い土を踏んで行けば

切合小屋に到着です。

300mを2時間で上り
登山口からは5:20は
予想よりかなり早いペースでした。
気温は25℃。
水もあまり消費していませんが
ここは小屋のすぐ脇に水場があり

満タンに補充しました。
ガイドブックでは
メインルートではありませんが
歩きやすい道と
飯豊本山を左に回り込むように登る
このルートはお気に入りになり、
きっとまた登りにきます。
つづく


コメントを投稿