山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

御嶽山☆女人堂(8合目)⇒剣ヶ峰(山頂)@日本百名山№51

2020-11-01 | 51御嶽山(秋)
深田久弥さんの日本百名山より
普通御嶽は日本アルプスの中に入れられるが、この山は別格である。
そういうカテゴリーからはみ出している。
北だの、中央だの、南だのと、アルプスは混みあっているね、
そんな仲間入りは御免だよ、といいたげに悠然と孤立している。
今回は、御嶽山を見上げる写真が
撮れませんでしたので
日本百名山を登り始めたころの
木曽駒ケ岳から見た御嶽山です。

残念ながら、一番近い乗鞍岳からは
雲にはばまれて、御嶽山を
見ることができませんでした。
御嶽山8合目の女人堂は
標高2470mです。
御嶽ロープウェイを使えば
登山1時間ちょっとで来られる
別格な展望台でしょう。
ただ、帰りに
上る途中で大変そうに休んでいる
ご夫婦がいらっしゃいましたが…
登山ではあります。
山頂の剣ヶ峰に向かって右側斜面が
紅葉で色づいていました。

少し上って振り返ると、乗鞍岳が
3026mの山にふさわしい
緑の裾野を広げて
どっしりと構えていました。

雲海の向こうは
中央・南アルプスでしょうか。

高度が上がって
休み休み登ることになります。

少しずつ近づく山頂

振り返って見下ろすと
登ってきた登山道


8合目の女人堂から1時間で
9合目のすぐ手前の石室山荘に到着。

石室山荘を経由しない道もありますが
遠回りでもなく、せっかくなので
立ち寄らせていただき
花が飾ってあるテーブルのところで

荷を下ろして
少しだけ休ませてもらいました。
山頂へは、
山小屋を通り抜けていくことになり
すぐに、9合目の石柱があります。

しっかりした石段を上ると

二ノ池への分岐となり
剣ヶ峰への最後の上りが現れ

ここからはヘルメットを着用します。
このために買った
工事用の折りたたみヘルメットです。

普通のものより100gくらい重いのですが
自宅で保管するとき、かさばらないので
邪魔にならないのが気に入っています。
登山道のすぐ脇に
破損したお地蔵様が
そのまま倒れていました。

工事現場の作業所みたいなものが
大きくなると

新設された防災シェルターがあり

6年前の噴火のときの犠牲者の慰霊碑も
噴火から守るため
しっかり石組みで覆われていました。
その奥の最後の階段を上り
9合目から30分・8合目から1時間40分で
御嶽山最高峰の
剣ヶ峰に到着です。

つづく


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