山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

月のように優しい 月山 日本百名山№19

2012-09-20 | 19月山(初秋)
深田久弥さんの
日本百名山より
出羽三山の中で月山はひとり高く
牛の背のようにゆったりと伸びた
撫でたような穏やかな線が月のように
優しい山という印象を与えている
松尾芭蕉も登ったという2000m級の山
山を誇りとする山形県人が鳥海山と並び愛する山
夏山は雲とエーデルワイスと多量の残雪が
迎えてくれるという
夏山というには遅く
紅葉には早い
9月
急に時間が空いたので
半年ぶりに日本百名山
登って来ました。
どこにしようか
迷った挙句
少し早い秋を見に行こうと
山形県の月山に決めました。
日帰りの強行軍ですから
登り下りともリフトを利用します。
登山口の駐車場を出発すれば
ロッジの白樺の先に
姥ケ岳が出迎えてくれます。

10分歩けば
リフト乗り場が見えます。

すぐ右に登山道があり
山頂まで
2時間半という標識がありました。
余裕があれば挑戦したい時間です。
 ∨
夏山リフトは時間が遅いので
少ない乗客を乗せて
のんびりと登っていきます。

足元にはにぎやかに
りんどうなどが咲いていました。

冬になると支柱の5mくらい上
ここまで雪が降るのかという
高さに付け替えるようですが
夏山リフトでは
足が花に触れるほど低く
花を楽しみながら
登ることができます。
リフトも終点に近づく頃
姥ケ岳が左に大きく
見えてきました。  

リフトを降りると
大きな看板があり
コースを一目で確認できます。

すぐ下で
親子が4人で休んでいました。
挨拶をして
姥ケ岳に向かいます。
姥ケ岳への道を
少し登り振り返ると
リフト乗り場の先に
山と山の間に
細い川と街道が見えます。

足元には
もうじき秋なのに
チングルマやリンドウなど
お花畑状態です。
広くなだらかな斜面は
お盆のように
中央の沢のあたりがくぼんでいます。

ここをスキーかついで登るのが
夏スキーなんでしょうか?
今は雪が見えません。
前方には雲がわいています。
冬には雪をのせてくるのでしょう。
のんびり姥ケ岳方向に登って行くと

本当に雲の中になってしまいました。
 さっきまで晴れていたのに。

姥ケ岳山頂も雲の中です。
∨ 
つづく


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