山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

雲の中のお花畑 月山 日本百名山№19

2012-09-22 | 19月山(初秋)
月山のペアリフトを降りてから
姥ケ岳山頂まで
花の写真を撮って時間を使ったので
30分近くかかりましたが
体力を使うほどでもなく
植物園を散歩しているような
雰囲気です。

チングルマ
バラ科の小低木
日本の本州中部以北・
サハリン・千島・カムチャッカ・アリューシャンに分布する



キンコウカ
ユリ科の多年草
中部以北の山中で多湿の草原に群生する

∨ 
イワショウブの実
ユリ科の多年草
本州のおもに日本海側に分布する  

姥ケ岳山頂の少し先で
道は二股に別れ
左は湯殿山方面の下りですが、
月山方面の右に進みます。
木道や石畳の道が上ったり下りたり

廻りは霧の中で
緑に少しだけオレンジが入った
初秋の景色です。

水滴が空から落ちてきました。
寒くはないので
このまま進みます。
このあたりは
お盆の縁に当たります。
道の両脇は種類の違う花が
咲き競っています。
ハクサンイチゲ
キンポウゲ科の多年草
北半球の山地湿原に広く分布する  

キバナニガナ?
花びらの枚数が多い  

ミヤマキンバイ
バラ科の多年草
高山の岩場や礫地に生える  

アカモノの実
ツツジ科の小低木
イワハゼともいう

ミヤマリンドウ
リンドウ科の多年草
本州中部以北および北海道の高山の湿地に生える

シロバナトウチクソウ

遠景は雲で見えませんが
たくさんの花が
退屈させることはありません。
霧の中
残雪が見えました。

9月になっても残っている?
地球温暖化でこんなに小さくなった?
これだけだったら
夏でも大量の残雪
という訳にはいきません。
姥ケ岳から30分ほどで
牛首に着きました。
 
リフトからまっすぐ月山に向かう道と
合流します。
山の形を牛に見立て
ここが牛の首の付け根あたり
ということでしょうか?
つづく


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