山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

自然の植物園?八方池まで☆唐松岳@日本三百名山

2014-08-27 | ‐‐唐松岳(夏・秋)八方尾根
7月から8月にかけて
長野県内の中学生が遠足で登るという
地味だけど有名な山
唐松岳
標高2696m
に登ってきました。
一般的にはその登山道になっている
八方尾根の方が
スキー場の名前として知られ
ご存知の方が多いはずです。
この日は
晴れの天気予報ではありませんが
花の季節が終わってしまうのが心配で
出かけることにしました。
白馬三山からの雪解け水を集め
豊富な水が流れる松川に
白馬大橋という大きな橋が架かっていました。
この道は
日本の道百選に選ばれているそうです。
見晴らしいい場所でしたので
車を止めて山を眺めると
あいにくの雲が山頂を覆っていました。
晴れていれば
雄大な景色を楽しむことができるらしいのですが。
白馬八方尾根スキー場

奥ゆかしくも雲に隠れた
白馬三山

自宅から3時間かからなかったので
ゴンドラの始発7:30に余裕で到着しました。
ゴンドラの前の駐車場600円
ゴンドラの往復は2900円と
消費増税の関係なのか?
値上がりしています。
時間があったので
すぐ前の狭い道を撮っておきました。

スキー場の町という感じです。

ゴンドラとリフトを乗り継いで30分
足元には
始めて見るたくさんの種類の花が咲いて
植えてあるのかと思うほどです。
涼しくて心地よい風も
高原に来たことを教えてくれます。
8時過ぎに
八方池山荘に到着し
見上げると
既に大勢の方が登っています。

黒菱からのリフトの方が早く着くようです。
八方池までは
自然の植物園のように花の中を歩きます。

雲が多く展望はきかないので
花の写真ばかり撮っていました。
下りの写真の方が見通しがよかったので
織り交ぜながら
この日のようすを紹介します。
道は木道の所と
土と大きな石の歩きにくい所があります。
(下山時)

緑に写っているところには
花がたくさん咲いています。

多くの人が行列で進むので
迷うことはありません。

ケルンがたくさんあって
ちょうど休める場所になっていました。


花越しの遠見尾根です。
手前の花はオヤマソバだと思います。

八方池まで1時間もかかりました。
ガイドブックの通りです。
深田久弥さんの
日本百名山:五竜岳より
この近づき難い山も、近年多くの人々に、より近く
よりハッキリと、眺められるようになった。
八方尾根に便利なリフトがついたからである。
それがなければ、冬そんな高い所まで
行くことがなかったに違いない花やかな女性が
「あれは何という山?」と連れの青年に訊いているのを、
私は一再ならず耳にした。
いかに山に無関心なスキーヤーも
訊きたださずにはおれないほど、
八方から見た五竜はいかめしい。
今回は、残念ながら
雲の中に隠れていました。
つづく


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