山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

赤岳鉱泉→行者小屋→地蔵の頭☆八ヶ岳@日本百名山№63

2023-08-19 | 63八ヶ岳(夏)
花の百名山を読むと
本州では白馬岳と八ヶ岳に咲く
ウルップソウとツクモグサが
6月の横岳に咲くとありました。
白馬岳は高低差があって大変だったので
横岳には6月に再訪してもいいかなと
八ヶ岳は花を目当てに登りたくなる山
でもあります。
赤岳鉱泉では、よく眠れました。
真っ直ぐ下山するつもりで、朝食付きにしたので
5:30からの朝食後
6時に行者小屋に向けて出発します。
足のテーピングを丁寧に巻いて
恐る恐る歩き始めました。
気温は18.7℃で快適です。
行者小屋へ向かう道は
赤岳鉱泉の南側へ進み

森の中を上っていきます。
石がゴロゴロのところが多いですが
時々、土で覆われているところもあり
歩きやすい道でした。


 花のカメラTG-5は
シャッター優先の機能がないため
暗いところが苦手です。
スマホのほうが綺麗に撮れます。

今朝は空に雲がありません。
迷いやすいところでは、標柱があり
安心です。

傾斜が大きくなって階段が続くと

赤岳鉱泉から25分で
中山乗越に到着です。

朝にこのルートを通る人は少ないようで
一人もすれ違いません。
振り返ると
大同心が大きく見えてビックリです。

ここから見える大同心は
同心というより、
座ったお地蔵さんに見えます。
中山乗越からは少し下ります。
前方の木の枝の間からは
稜線上の赤岳展望荘が近くに見えました。

赤岳鉱泉から30分で
行者小屋の赤い屋根が見え

左の標識で分岐している道は
地蔵尾根に続きます。

原色の旗がいい感じに
元気をくれました。
足の調子は悪くないので
念のため、靴を脱いで
テーピングの状態を確認し
地蔵尾根に向かうことにしました。

石がゴロゴロの斜面を20分上ると
最初の階段です。

踏板に手すり付きでも
踏板が水平ではないので
歩きにくいです。
振り返ると
ふもとの茅野市や富士見町方面は
雲海が消え始めていました。

10名くらいの若い男子の集団と
この後
何回も追いつ追われつになりました。
歩くペースが速く、休みの回数が多いからです。
学校の部活で登山だそうです。
踏板のない手すりだけが残ったような
不思議なパイプ柵を上がると

一気に展望が開けました。
左には横岳の岩の壁。

前方には赤岳の山頂

赤岳の右下に文三郎道の降り口で
数人の人影が見えました。

行者小屋から40分ほどで
長い階段があります。

ここまでの道を考えると
上ってくる人が多いと、すれ違いが大変そうで
下りはやはり文三郎道にしようと
思いました。
ここから上は
赤い岩場に鎖と鉄杭が続きます。



この日一番の
赤岳の赤を感じる時間でした。
見下ろすと緑の森に
行者小屋の赤い屋根。

横岳は山の字の形をした岩の塊に
見えてきました。

最後の赤い壁を超えると

行者小屋から標高差350mを
1時間で地蔵の頭に到着です。
横岳方向

赤岳・阿弥陀岳方向

気温は18.8℃で快適です。
どっちを向いても名山ばかりの展望に
AR山ナビを使って
写真を撮りまくりましたので
ここで一旦、記事を閉じます。
つづく