ツアー3日目は快晴でした。
気温は10℃
夜明け前から槍の穂先を目指す人もいて
山小屋の前では大勢の人たちが
カメラやスマホを持って
日の出を待ち構えていました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2b/555f438b5580c636324aa1ff1be198dd.jpg)
振り返ると笠ヶ岳の山頂や
西鎌尾根の先に
黒部五郎岳・鷲羽岳・薬師岳も
赤く輝きだしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/76/311a6ed22a45693591d0bdbb99211b87.jpg)
AR山ナビは
もっとたくさん山名が表示できるはずが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ed/7c750df4bfb3c3bbc71b76a4455c88e3.jpg)
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きのう登った大喰岳から光が当たり始め
槍沢のお花畑にも朝が訪れるころ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/df/46f4e54216e0f52c27fef39e251dcaf6.jpg)
東南の山をAR山ナビで
東から南へ確認しました。
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最終日は飛騨沢を下ります。
上高地より近いのですが
高低差が400mほど大きく
負担のかかる下りの膝が心配です。
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出発のため山小屋の前に集合すると
小槍の上に人がいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/78/07214683dac84edb131208c627184d64.jpg)
心の中で拍手をして出発です。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/53/bdb9b7ffee4867b5c175838f1c9b41de.jpg)
地図右上から左下に下ります。
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飛騨乗越からガレ場の急坂を下ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/aa/e2d88318468495a09b05ccf8a5214afb.jpg)
気温は10℃、風が強く、日陰のため
体を動かしていても寒いので
ウィンドブレーカーを着ました。
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正面には、黒部五郎岳・三俣蓮華岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/7d/e3cb2b4803dbd8489d852410521ff840.jpg)
もう少し降りると
写真の右半分に
鷲羽岳と黒岳(水晶岳)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/fe/e3335c644b8403b6dcbe95d52f8f22c9.jpg)
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笠ヶ岳は飛騨沢の道中ずっと
視界に入っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/b6/a87942bb343d64032bdc1e74fda282df.jpg)
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足元は
ハクサンイチゲの大花畑です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/e9/6934b937192f0e44b070681d0391d1ff.jpg)
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登山道にたった1株
クロユリが咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/d2/0064b9fe16e94d6f8605096ac6fc1ada.jpg)
自然に咲いているのを見たのは
初めてです。
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穂高岳を廻り込んでいるので
焼岳の山頂が見えて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/09/9b0655f3e97c0a40e4887b4c89a4e050.jpg)
その奥は乗鞍岳。
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傾斜は次第に緩み
樹林の切れ目から
左には穂高連峰の稜線が見え
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/c7/309efe736d518b8fa7755b5444545cbf.jpg)
左から、北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳・
ジャンダルム(?)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/29/00b083a5dc09cc651ae1a071afc8ba5d.jpg)
小さな沢を渡り
檜平小屋に到着。
飛騨乗越から3時間は標準タイムです。
標高はまだ1987mですが
気温はすでに26.3℃まで上がり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/c9/e46efdf3fa34986541f197d1b5ddf775.jpg)
屋根の上に人の姿があり
屋根全体に布団が並んでいました。
この日は布団干し日和です。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/15/83f4d84654e57e3eae6f022e0640250e.jpg)
少しでしたが、木道が整備され
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/47/440cd68db79fc444d329a9e352136b67.jpg)
檜平小屋から45分。
滝谷出合にて少し早い昼食です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/45/c9f3914871660c22a81ad1f236685f4a.jpg)
お弁当は五目おこわでした。
味付けが程よく
量があって腹持ちしましたが
箸休めの何かが付いていると
もっと満足度が上がったと思います。
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滝谷出合から1:30で白出沢です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/3b/83e7d2420cda632ef965ef541e03bb35.jpg)
ここが奥穂高岳の白出のコルへの登山口。
写真の奥の山が遠く
この山旅もあとわずかです。
登山道はここまでで、あとは
林道を1:30で新穂高温泉です。
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途中に穂高平小屋があり
トイレ休憩をしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/dd/4f7fbec0109537916457a2105812af3f.jpg)
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YAMAPによればこの日の活動量は
移動距離13.0㎞
上り累積標高差73m
下り累積標高差2050m
総活動時間7:51
休憩時間1:28
正味移動時間6:23
休憩時間を除けば
ほぼ標準タイムでした。
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3日間の歩数
1日目:25494歩
2日目:15281歩
3日目:31090歩
槍の穂先以外に危険個所はありません。
長い行程でしたが
1・2日目は曇っていて涼しく
登りやすい日で、
ハイライトの槍の穂先は面白く
3日目は晴れて大満足の山旅でした。
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深田久弥さんの
日本百名山より
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信仰の厚い播隆はそれで挫折することなく、
それから二年間諸国をめぐって浄財を集め、再び槍ヶ岳に向かった。
背には阿弥陀如来、観世音菩薩、文殊菩薩の三尊を負っていた。
その加護を念じて、
播隆はついに文政十一年(1828年)七月二十八日槍の頂上に達した。
宿願を果たした彼は頂上に三尊を安置し、仏恩の高さに感謝した。
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帰りのサービスエリアで、いつものように
ソフトクリームを買ったら
渦巻のない形のもので
まるで槍の穂先のようで
ニンマリしてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/80/7a8e75cbf45db0ca521a7a8abdb1894a.jpg)
これはネットで探したファミマの
ソフトクリームの写真です。
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