山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

勝原登山口⇒小荒島岳☆荒島岳@日本百名山№60

2022-09-27 | 60荒島岳(夏)
2日連続2度目の荒島岳は
どこから登ろうかと思案した結果
傾斜がきつくちょっと大変そうだけど
せっかくなので、昨日とは違う
勝原(かどはら)コースに決めました。
天気予報は晴れですが
ホテルから見る朝の空は曇っていました。
勝原コースの登山口駐車場には
中出コースの倍以上の車がありました。
さすがにメインコースです。
案内板にあったマップは中出と同じ
デザインで現在地が異なるだけです。

シャクナゲ平までの標準タイムは
どちらも2:10になっていました。
駐車場の奥に進むと
元スキー場のゲレンデに
真っすぐ延びる舗装の道があり

写真ではわかりにくいのですが
真っすぐ歩くと、ちょっときつい傾斜です。
前の人は斜めにジグザグに歩いていました。
私は歩幅を狭めて
真っすぐに歩きます。
10分ほどで、このきつい上りは終わり
右にトラバースします。

すぐに
石がゴロゴロの九十九折の道となり

葛や萩といった秋の花が咲く中を
昨日の疲れを引きずりながら
登山口から40分で広場に到着です。

以前には鐘があったのか
何かを吊り下げる装置の残骸です。
その先に
荒島岳登山口という標柱があり
ここまでがスキー場だった証でしょう。

右の上の方に
中出コースからの稜線が見え
目的地が遠いことが一目でわかります。
広場まで40分は
それ程遅くないペースですが
後ろから追いつく人が多く、その都度
休みながら、道を譲ります。
上り続ける道が
日本海側に多いブナの森になると

広場から20分で、(標高820m)
「トトロの木」という黄色の標識があり

右の朽ちた木の根っこは
そのように見えなくもありません。
ネットで見る古い写真でのトトロの木は
全く違う形状で、今の方が
映画のトトロに近い気がします。
広場から45分で
白山ベンチです。(標高935m)

天気予報は晴れだったのですが
ガスで何も見えません。
山の天気は気まぐれと
あきらめかけています。
ここからは
自然の道と木製の階段で

どちらも急こう配になります。

*

空が明るくなって
森の中にも光が射してきました。

広場から1:30で
シャクナゲ平に到着です。(標高1204m)

荒島岳山頂は雲の中だと予想し
小荒島岳に向かいました。
シャクナゲ平から20分は
昨日と同じ道です。

小荒島岳山頂は晴れていました。
荒島岳山頂は
予想通り雲の中でした。

しばらく待ちましたが
青空は広がるものの
山頂に取り付いた傘雲は
離れそうもありません。

荒島岳はあきらめて
下山することにしました。
ガイドブックにあった
小荒島岳からの荒島岳です。

2泊3日の旅では
お目にかかれませんでした。
家から離れるほど
期待通りの風景には巡り合えません。
昨日から、小荒島岳には
3回登ったことになります。
昨日は、
山頂を表す標柱の下に落ちていた
色のついた石が
今日は標柱の上に載っていました。

コアラしまだけ
誰が持ってきて
誰が載せたんでしょう?
年季が入っています。
ほっこりしました。
この日の歩数
22,062歩
勝原登山口⇒広場⇒白山ベンチ⇒シャクナゲ平⇒小荒島岳
0:40 ⇒0:45 ⇒0:45 ⇒ 0:20
小荒島岳⇒シャクナゲ平⇒白山ベンチ⇒広場⇒勝原登山口
 0:20 ⇒ 0:35 ⇒0:30 ⇒0:30
上り合計:2:30
下り合計:1:55
中出コースは石がゴロゴロで
勝原コースは傾斜が急で、どちらも
楽な下りではありませんでした。
しっかりした靴で登ることを
お薦めします。
end