山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

八幡平☆最高点⇒頂上駐車場@日本百名山№52

2021-06-25 | 52八幡平+秋田駒+乳頭-玉川
登山口の案内板にあった地図では
時間が変わらないルートがあったので
帰りはその道にしました。

山頂まで来たほとんどの方が
その選択をされていました。
まだ春の浅い雪道に
大勢の足跡が残っていて
ルートを間違える心配はなさそうです。

時間を気にする間もなく
鏡沼より随分と大きなガマ沼・八幡沼が現れ
展望が開けました。

火口跡の水たまりにしては
大きいです。

*

平坦な山の形と大きな沼に対して
今も周辺に温泉として
大量のエネルギーを放出して
八幡平が火山であることは
思考がうまくつながりません。

八幡沼を周遊しても
そんなに時間はかかりませんが
長時間の車の運転で疲労もあり
見返峠から駐車場に戻ることにしました。
見返峠からの展望です。

ゆったりとした起伏と
それを縫うように曲がりくねった道は
長野の霧ヶ峰を思い出します。
趣のあるよい名前を付けられました。
その後は、長い下りの石の階段です。
すぐ脇に
桜の花が1輪ほころんでいました。


正面に見える円錐形のピークは
畚岳です。
畚(もっこ)とは
縄・竹・つるなどを網状に編んだ運搬道具のこと。
石や土を入れ、
棒でつって担いだり、背負ったりして運ぶ道具です。
登山口に戻り
サービスセンターの中を見学すると
ここ数年のドラゴンアイの写真が
展示されていました。

なぜ、こんな形で雪が残るのか
謎です。
両親の記念写真にあった藤七温泉で
同じ場所から写真を撮り
無料のお土産にします。

八幡平三大眺望地に
つづく