山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

湯ノ台口~7合目河原宿小屋@鳥海山☆日本百名山№44

2019-08-04 | 44鳥海山(夏)

深田久弥さんの

日本百名山より

名山と呼ばれるにはいろいろな見地があるが、

山容秀麗という資格では、鳥海山は他に落ちない。

眼路限りなく拡がった庄内平野の北の果てに、

毅然とそびえ立ったこの山を眺めると、

昔から東北第一の名峰とあがめられてきたことも納得出来る。

盛夏の8月に涼を求め北に向います。

自宅からの車の移動距離は250km

3.5時間で行けるので

自力での登山も可能ですが

ツアーコースが

湯ノ台口から象潟口への縦走だったので

今回もバスツアーを選択しました。

残念ながら

立ち止まって写真を撮ることは

あきらめましたので

風景や花の写真は不本意ですが

御了承ください。

夜行日帰りでは厳しいコースですが

不慣れな方が参加されたので

10時間の予定が12時間かかり

健脚の方もかなり疲労して

帰りのバスは静かでした。

コースタイムは参考になりませんので

省略させて頂きます。

さて

滝ノ口登山口の駐車場の脇に

純白のヤマアジサイが咲いていました。

(エゾアジサイかも?)

アジサイは土壌が酸性かアルカリ性によって

花の色が青や赤に変化するのですが

純白の花が複数株あったので

驚きです。

湯ノ台口コースは

山形県側の代表的なルートです。

駐車場から滝ノ小屋までは

石畳や小川を渡る橋などが整備された

森の中の道です。

ウォーミングアップに丁度よい角度で

滝ノ小屋に着きましたが

ガスがかかり始めました。

小屋の脇に

トウゲブキが乱れ咲き状態です。

滝ノ小屋を過ぎると

雪渓からの雪解け水が太目の小川となり、

何回か渡渉します。

深くはないのですが、水の流れが速いので

少し緊張します。

不慣れな方はあっと声が上がり

流れに足をとられていました。

次第に上りがきつくなって

八丁坂となり

 

お花畑を楽しんだり

時には雪渓を横に見て

河原宿小屋に着きました。

 

天気予報は悪くなかったのですが

相変わらずのガスで展望はありません。

もう1度この山に来ることになる

かもしれないと思いながら

黙々と登っていきます。

ハードな山は寡黙になります。

つづく