深田久弥さんの
日本百名山より
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名山と呼ばれるにはいろいろな見地があるが、
山容秀麗という資格では、鳥海山は他に落ちない。
眼路限りなく拡がった庄内平野の北の果てに、
毅然とそびえ立ったこの山を眺めると、
昔から東北第一の名峰とあがめられてきたことも納得出来る。
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盛夏の8月に涼を求め北に向います。
自宅からの車の移動距離は250km
3.5時間で行けるので
自力での登山も可能ですが
ツアーコースが
湯ノ台口から象潟口への縦走だったので
今回もバスツアーを選択しました。
残念ながら
立ち止まって写真を撮ることは
あきらめましたので
風景や花の写真は不本意ですが
御了承ください。
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夜行日帰りでは厳しいコースですが
不慣れな方が参加されたので
10時間の予定が12時間かかり
健脚の方もかなり疲労して
帰りのバスは静かでした。
コースタイムは参考になりませんので
省略させて頂きます。
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さて
滝ノ口登山口の駐車場の脇に
純白のヤマアジサイが咲いていました。
(エゾアジサイかも?)
アジサイは土壌が酸性かアルカリ性によって
花の色が青や赤に変化するのですが
純白の花が複数株あったので
驚きです。
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湯ノ台口コースは
山形県側の代表的なルートです。
駐車場から滝ノ小屋までは
石畳や小川を渡る橋などが整備された
森の中の道です。
ウォーミングアップに丁度よい角度で
滝ノ小屋に着きましたが
ガスがかかり始めました。
小屋の脇に
トウゲブキが乱れ咲き状態です。
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滝ノ小屋を過ぎると
雪渓からの雪解け水が太目の小川となり、
何回か渡渉します。
深くはないのですが、水の流れが速いので
少し緊張します。
不慣れな方はあっと声が上がり
流れに足をとられていました。
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次第に上りがきつくなって
八丁坂となり
お花畑を楽しんだり
時には雪渓を横に見て
河原宿小屋に着きました。
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天気予報は悪くなかったのですが
相変わらずのガスで展望はありません。
もう1度この山に来ることになる
かもしれないと思いながら
黙々と登っていきます。
ハードな山は寡黙になります。
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つづく
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