山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

馬返し~6合目@岩手山☆日本百名山№43

2019-07-14 | 43岩手山(初夏)
1年ぶりの日本百名山です。
目的地は
岩手県の岩手山
標高2038m
我が家からは遠隔地のため
ツアーに参加することにしました。
歩きながら写真を撮るので
花はきれいでしたが
写真はいまひとつ。
花は最後にまとめて記事にします。
深田久弥さんの
日本百名山より
北へ向かう急行が盛岡を出て間もなく
左側に、ポプラ並木の梢越しに見えてくる岩手山は、
日本の汽車の窓から仰ぐ山の姿の中で、最も見事なものの一つだろう。
(中略)
岩手県が生んだ幾多の人材、
それらの精神の上に岩手山が投影せずにはおかなかっただろう。
雄偉にして重厚、東北人の土性骨を象徴するような山である。
夜行・日帰りの旅である
長いバス移動の始まりは
車窓に見える夕日で始まりました。

目的地の馬返し駐車場まで9時間
アイマスク・耳栓・ネックピローを用意して
準備は万全でしたが、予想通り
よく眠れませんでした。

駐車場から2、3分で広場があり
りっぱなトイレと
豊富な水量の鬼又清水があります。

まだ早朝のため先客はありません。
朝の5時に登山開始。

広場から右へ進むと
ミズナラやブナの広葉樹林には
霧のようにガスがかかり

あまり歓迎されていないようです。

すぐに傾斜が強まり
長い上りが始まります。
○合目の表示は

整備されていて新しく 


最初は5勺(0.5合)刻みで設置されて
約30分ごとに休憩です。

50分で1合目。

前方に岩手山の一部が
後方に
東の麓の雲海が見えました。
 
さらに赤土の道が森の中を
足元の小さな花を愛でながら
ほぼ一定の上りが続きます。
ミネウスユキソウ

トウフ岩は
写真を撮る余裕もなく通過。
2合5勺の分岐から新道へ。
旧道は石バネと呼ばれる岩と砂礫の道で
このツアーは日帰りのため回避。
土留めやハシゴで整備された道を
3時間歩いて、傾斜が緩み


左の旧道に大倉石が現れると

6合目で一息をつく。

つづく