山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

午前中に限る・・・魚沼駒ケ岳の秋-№4@もういちど日本百名山

2015-10-26 | 04越後駒ケ岳(夏・秋)
尾根道の登山道は
絶好の紅葉には1週間くらい遅く
2週間続いた週末の雨が悔やまれます。

小倉山から百草の池までの道は
比較的平坦で

尾根道のすぐ脇の紅葉も終わっているので
目も体も休めることができます。

正面に見える山頂はやがて前駒に隠れ
百草の池では
その急登だけが目に飛び込んできて

自然に足が止まり
荷物を下ろして休みました。
小倉山から40分です。
覚悟を決めて急登に取り付くと
脚の筋肉が悲鳴をあげますが
高妻山で学習したのに
この日は消炎鎮痛剤を持ってくるのを
忘れてしまいました。
下りてくる方に道を譲ると
ここが一番大変だが
もう少しだから頑張ってと
温かく励ましてもらい
途中で振り返ると
百草の池が小さく見えました。
登山道から池までは
草で覆われてまったく見えません。
6年前は草が少なくて
湿地帯であることはわかりました。
小刻みに休憩し40分かけて
前駒に到着です。
この山を登るのは
晴れた午前中に限ります。
すばらしい山の表情が
午後には雲が出たり逆光だったりして
黒い影につぶれてしまうからです。
*
登山道を進むほどに
魚沼駒ケ岳の山頂と駒の小屋のピークが
やがて重なり
しばらく山頂は見えなくなりました。
足元は幅が広い岩場になって
ロープも鎖もないため
慎重に登ります。

岩に赤いペイントがあり
登山路は明瞭です。
この写真の中央を下から上がり
その後右上を目指します。

ここも小刻みに休む所を選びながら
進んだので
駒の小屋まで40分かかりました。
駒の小屋到着は11:30。
10名以上の方が休んで昼食タイムでした。
登山口からトータルで4時間は
前回と比べて少し延びています。
そして
疲労が限界に達し

この写真を撮ってから
木のベンチにバッタリ
横になって休みました。
最終話:山頂の往復
つづく