山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

十三仏の山を振出しの一不動まで@高妻山☆日本百名山№33

2014-10-16 | 33高妻山(秋)
日帰りで登れる日本百名山も
距離が遠いか歩きがハードな山
ばかりが残りました。
今回は戸隠連山最高峰の
高妻山です。
標高2353m
県境のため越後百山でもあります。
以前に妙高山から見た
雲海に浮かぶこの山が
高妻山だと思っています。

間違えていたらごめんなさい。
深田久弥さんの
日本百名山より
高妻は2353m、乙妻は2315m。戸隠・飯縄・黒姫連山での
最高峰であるのみならず、山の品格からいっても一番立派で
あるに拘わらず、登る人が少ない。
昔はこの高妻・乙妻も戸隠の御裏山と称して、修験者が登拝した。
一不動をお裏巡りの振出しとして、
二釈迦、三文殊、四普賢を経て五地蔵岳(1955m)に達した。
五地蔵から先は、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至を通って、
高妻山の頂上には阿弥陀如来がまつってあったそうである。
登山口は戸隠牧場です。
朝7時に
登山用の無料駐車場は満車でしたので
車を停める場所を探して
少し時間をロスしてしまいました。
 
山小屋がないので
登山者の皆さんは早起きでした。
地図は当時ネットで調べ
登山の参考にさせてもらったものです。
記事再構成時に追加しました。

7時半に戸隠牧場を出発。
朝もやの中にも青空が見え
天気の心配はなさそうです。

正面はこれから歩く
一不動からの尾根道だと思われます。

牛が通れないゲートを
二つ抜けると

登山道は沢に沿って進みます。

沢の道は最初はゆったりで
最後は急登と決まっています。
皇海山の不動沢と同じで
時々、渡渉もあります。
ここはトチノキが多いと
ガイドブックに書いてありましたが
判別する知識はありません。
戸隠牧場から50分ほどで
テレビやWEBの写真で見たことのある
滑滝が現れました。

右の鎖を使って登ります。
岩を削ってあり
足を置く場所があるので
さほど難しくはありません。
下る方が鎖を使っても
大変そうに見えます。

滑滝から5分で次のポイント
高さ30mの一枚岩である帯岩を
横断します。

写真の左上に一段上がってから
鎖に沿って進みます。
鎖は一部途切れていますので
そこはゆっくりと進みます。
目の前の滝は不動滝でしょう。

滝の脇の岩を両手も使って上り
少し進むと氷清水があります。

うっかり通り過ぎるところでした。
この日はハードな行程のため
水をぎりぎりしか持っていません。
望遠レンズも留守番にしました。
水場のすぐ脇に
小さな花がたくさん咲いていました。

春の花ズダヤクシュに似ていますが
名前は調査中です。
沢の上の道の斜度は
思ったほどではなく
8:50に一不動避難小屋に到着です。
<小屋の画像消失>

戸隠牧場から80分
今日は先が長いので
少しペースが速かったかもしれません。
避難小屋には6名ほどの方が
一息ついていました。
牧場の向こうはまだ霧の中でした。

ノコギリ歯状の尾根道に
つづく