山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

青空と室堂のパノラマ☆立山@日本百名山№32

2014-10-02 | 32立山(秋)
黒部平から
ロープウェーに乗るときに
改札手前で
ホタルイカの燻製をライターであぶって
一人一匹で試食させてくれました。

形が悪く商品にならなかった
規格外のものでしょうが、
うれしいサービスです。
噛むとイカの沖漬けのような
生しょっぱい味がしました。
帰りに買って帰ることにしましょう。

ロープウェーは上に向かいます。
進行方向の開いてる窓から
大きなカメラ2台持ちで
写真を撮っている人の脇から手を伸ばして
小さな花用のデジカメで
負けないようにパチパチと
撮りまくりました。
黒部平から見た紅葉の壁が
次第に近づいてきます。

やがて
混じってオレンジ色だった葉の色が
1本1本鮮やかに区別できるようになりました。

大観峰からは
後立山連峰が一望できるのですが
山頂まで行けば見えるからと通過して
皆さんがトロリーバス乗り場に急ぎます。
帰りは残念なことに
曇って何も見えず
展望台に一人も見かけませんでした。

看板の写真で我慢しましょう。
<前回に掲載>
トロリーバスを降りて
室堂のターミナルを出ると
既に大混雑でした。
少し進んで見下ろした所です。

富山から来るルートの方が
早く着けるのでしかたがありません。
室堂とは
修験者が宿泊したり祈祷を行ったりする堂である
正面には雄山・大汝山・富士の折立

左には別山・剣御前

(ツルギオマエと読んでいるお婆さんが…)
その左端にわずかに見える剣岳

パノラマ

先に進むほとんどの人が
雄山に向かいます。
ずっと向こうまで
歩く人が列になって見えました。

季節と天気さえ良ければ
気軽に3000mの山が登れますので
さすがに人気の観光地です。
列に続いて緩やかな上りの登山道を進むと
曇って影のときは
写真では鮮やかに見えませんが

日が射せば
このナナカマドの赤。

振り返った室堂の先に奥大日岳・大日岳。
どこを見ても
錦の秋になっていました。
雄山山頂へ
つづく