山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

五頭山の魅力?とりあえずgo@新潟百名山№12

2013-05-29 | 〇新潟100名山(下越)
角田山で
里山の魅力に目覚めて
あちこちの山が目覚める前に
ご近所の名峰を探索しようかと
やってきたのは
五頭山
標高912.5m
田中澄江さんの
元祖・花の百名山に入っています。
WEBで見た数字ですが、
新潟屈指の登山者数=年間10万人
登山者数は多いようです。
比べてみるとすれば
富士山は20万人(推定)
角田山は15万人(推定)
春の角田山も人気あります。
新潟市内から車で40分ほどで
登山口のひとつ
ドングリの森キャンプ場へ。
いろんなルートがあるようですが
今回は最短の
三ノ峰から山頂へ登る道を
往復することにしました。
駐車場は
お隣の菱ヶ岳登山口の近くにあります。
縦走ルートもあるようです。
これから登る
小さい女の子を連れた年配の方に
時間はどのくらいかかりますか
と聞くと
大人の足で2時間くらいだそうです。
出発が遅く
もう少しかかると思っていたので
少し気が楽になりました。
そこから少し車道を登って
スキー場コースと三ノ峰コースの
分岐点に案内標識があります。

左下のピンク色の花は
タニウツギです。

この先に
もっと大きく育った木があり
たくさんの花が咲いていました。
色が濃くなった藤の花を見上げ
ドングリの森キャンプ場は
すぐに現れます。
登山道は
その入り口で案内板があり

左に曲がって
いきなり急な階段です。


地図は菱ヶ岳までの周回ですが
この日は五頭山へのピストンです。
ツクバネウツギとヤマツツジが
登山者をやさしく出迎えてくれます。
コバノガマズミの白い花の下に
小さなイワカガミが咲いていました。
さすがに
元祖・花の百名山です。
登山口から15分くらいの間に
急な登りを忘れさせてくれる
いろんな花が咲いています。
20分くらい階段を登り続けると
木のチップを敷き詰めた
整備された平らな道になります。

長さはさほどないのですが、
階段が続いたのと
周りの新緑の美しさに
ほっとする時間。
ミツバツツジの薄紅色の花が
新緑に映えます。

のんびりできるのは
この10分くらいでしょう。
再び角度が急になりますが、
ここからは階段ではなく
人が歩いたからできた道で
ところにより丸太で
土が流れ落ちないように
段を作ってある程度の
山道になります。

石がゴロゴロしていないので
歩きやすい道です。
登山口で話した小さい子に
やっと追いつきました。
何年生ですかと聞くと
4歳だそうです。
この登山道は
大きな段差が少ないので
小さい子でも
ある程度のスピードで登れる
易しい道です。
ミツバツツジや椿の花が咲き
イワカガミも花が大きく
たくさんついた株が見られます。

木の根が這った道の先に
木々の緑が少し空いて
日が差し込んでいます。


登山口から1時間で
長助清水に到着しました。
ベンチもあり
一休みにちょうどよい時間です。

ここまで
追い越したのは
小さい子とそのおじいさんだけ。
皆さんスピードが速いみたいです。
つづく