山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

県境の出羽街道にて2☆日本国@新潟百名山№11

2013-05-09 | 〇新潟100名山(下越)
日本国の
尾根道で遊んでくれたもう一羽は
角田山浦浜コースで見た
ヒオドシチョウ
今回は近づくことができました。
 
胴体を覆う毛の色が美しい。
この辺りから
カタクリが見られます。

弥彦や角田で見た花畑が豪華だったので
忘れていました。
数が少ないことが普通だということを。
東の展望が開けて
白く輝く朝日連峰

出羽街道と小俣集落


昔から続く
山と関わる人の暮らしが
日本の風景の原点を見せてくれました。
この日は
ゆっくり写真を撮っていても
誰ともすれ違いません。
いるのは蝶だけ。
静かです。

左に
山頂だと思われるピークが見えて
もう少し進むと
東屋のある蛇逃峠(じゃのげとうげ)
に着きます。

ここの名前の由来はわかりませんが、
長岡市三島地区にある
蛇逃(じゃんげ)の滝は
水が多くて蛇も近づかないとか
蛇がクロネコに負けて近づかなくなったとかいう
説があるようです。
昔から
山や水と蛇は縁が深いのですね。
この日は出会いませんでしたが。
登山口から1時間10分かかりました。
山頂方向に進むとすぐに
県境の角柱があります。
ここから山頂までの道が
ずーっと県境です。
昨年の月山訪問以来
半年振りに越境です。
途中
山名の由来に関係ある
鷹待場跡の案内板があります。

今では
少し樹木が少なく
道が少し広くなっている程度の広場で
山の斜面が見渡せますが
鷹が生息できるような自然環境
かどうかは判りません。
蛇逃峠から山頂までは
20分弱。

厳しい登りもなく
すんなり山頂に到着しました。


先客は
4名のグループと
単独登山者1名でした。
ツアーバスのお客さんは見当たりません。
既に降りたのでしょう。
山頂も静かです。
ガイドブックには
粟島や朝日・飯豊連峰、鳥海山が
一望できるとありましたが、
樹木の間から見える場所はあるけれど
360度のパノラマという訳ではありません。
朝日連峰

5月5日が山開きの日で
登頂証明書の名称を
日本国征服証明書にしようとしたことが
クレームで
日本国登頂証明書になったそうです。
最近は日本も
あまり平和でなくなった
ということでしょうか。
山頂は広く
木製の展望台やりっぱな休憩小屋があります。


混雑した日は
写真を撮るのも順番待ちか?
日本海東北自動車道が
朝日まほろばICまで伸びて
便利になりました。
下りは
蔵王堂の登山口へ
つづく