山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

角田山の春 浦浜コース 花と蝶

2013-04-20 | 〇角田山の春+花のまとめ
角田山は
田中澄江さんの
著書に掲載されている
新花の百名山です。
新潟県からは
8つの山や地域が入り
中越地区で身近な山では
角田山の他に
守門岳・浅草岳があります。
花の百名山は
ヤマケイの発行したものなど
いくつかの版があるようです。
春の角田山といえば
雪割草とカタクリが
一番数が多い花です。
登山道の両脇から山全体に咲いています。
花の咲く場所は
時間とともに山頂を目指しますが、
雪割草を追いかけて
カタクリが山を登ります。

雪割草は他でたくさん撮ったので
今回は見るだけにしました。
*
結局今年は
純白のカタクリを
見つけられませんでした。
少し
ピンクがかったカタクリですが
白っぽいので我慢します。

次に多いのがスミレでしょう。
宮前コースより
南斜面で暖かいせいか
かなり数が多いようです。
この日は2種類が見られました。
一般的なスミレ
タチツボスミレというのだと思います。

* 
ナガハシスミレ

弥彦山では見たことのない
一人静(ヒトリシズカ)
センリョウ科の多年草
日本の他に東アジアの温帯に広く分布する
山地の林下に自生


タテハチョウ
鮮やかなオレンジ色に黒い紋があります。
素早く飛ぶので
なかなかカメラに収めることができません。
成虫で越冬するので、
早春から顔を見せてくれるそうです。
こんな雪国の冬を越すとは
見かけによらず
タフな生き物です。

この日は
久しぶりに観音堂まで
足を伸ばしました。

越後平野の先には
飯豊連峰が白く大きく見えます。
 
この右のすぐ横で
大きな木が
折れて倒れていました。
雪国の木が
大きく育つのは大変です。
このコースでは
他にも
たくさんの種類の花を見ました。
画像を小さくしましたので
最後までご覧いただけば
うれしい限りです。
 *
イヌノフグリ

*
ミヤマキケマン

ネコノメソウ

ハコベ

キバナアマナ

キクザキイチゲ

アブラチャン

この地方でも
そんなに
めずらしい花ではありませんが
早春に一度に
たくさんの数と種類の花が見られる
特別な山かもしれません。
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南斜面の3つのコース
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