山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

のっぺ=母の味<焼きアゴだし×塩バージョン>

2013-01-26 | 思い出の味

この1週間は
1月の新潟とは思えない
穏やかな日が続きました。
<弥彦山から見た佐渡島>




のっぺとは
新潟県の郷土料理で
小さく角切りにした里芋を主とし、
ニンジン、ゴボウ、油揚げ、貝柱、銀杏、筍等を加えた煮物で
冷たい状態で食べても、温めてもよい料理です。
鶏肉やイクラを入れる地方があったり
サトイモによって「とろみ」が自然につきますが
さらに片栗粉を入れる地方など
家庭料理なので食材は様々です。

我が家で必ず入れるのは
里芋と貝柱と椎茸くらいで
後はそのときあるものを使います。

今回は
焼きあごだしに
味を変えてみました。

私には
長岡では有名なラーメン店の
いち井さんの塩ラーメンが
焼きアゴだしで
最初に思い出される食べ物です。
そのラーメンには
動物系のスープも使っている
と思いますが

取り合えず
家にあった顆粒のスープの素で
挑戦しました。
かね七の
焼きあごだし
4g×10本で140円



2本入れたら台所が
鍋からあがる魚介系の香ばしい匂いに
包まれました。
後は
塩コショウで味を調えて
完成です。



想像した以上に
魚介香る素材を生かした
煮物になりました。


おまけ
弥彦山から見た
日本海の上昇気流


佐渡の山を超えてきた風が
日本海の海面とぶつかり
雲になって
越後平野に過剰な水分を運んできます。
end