山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

新緑と急登の前半☆越後白山@新潟百名山№15

2014-05-08 | 〇新潟100名山(下越)
ガイドブックに
越後白山は駐車場から2合目まで
入梅時はヒル、夏場はメジロアブ
に注意するように書いてありました。

地図の左側のルートを往復しました。
快適な気温で林道のような道を
水の流れを楽しみながら
進みます。

咲いていた花は
スミレやサワハコベの他
テンナンショウ
ニリンソウ
タネツケバナなど
白いつぼみが見えました。
ギンランのような雰囲気ですが
花が咲いていないので
はっきりとは判りません。

シャガと判明しました。
今たくさん咲いています。2014-5追記
登山道の標識は
ほぼ10分強で現れ
目に付く場所にあり
現在地と山頂との距離を
正確に思い描くことができます。

1合目の標識を過ぎると
時々ロープを使う
容赦のない急登が続き
風がなく高温で虫が出たら
折れてしまいそうです。

この日は快適で
久しぶりの急な上りを
楽しむ余裕がありました。
展望はありませんが
どこまでも続く新緑のブナの林が
眼を癒してくれます。
時々
急登を振り返ります。

3合目には山の名前の由来である
白山権現を祭る祠があるようですが
少し奥にあるようで見当たらず
そのまま進みます。

盛りの花はミツバツツジ

花の色が赤いので
ユキグニミツバツツジでしょう。
道端には
春の花の名残はありますが
眼を奪うような花は
見当たりません。

3合目と5合目は
休憩するのにちょうど良い
小さな広場となっています。
ここは5合目。

6合目から
北の展望が開けます。

そして春の花も。

イワウチワです。
つづく

慈光寺☆越後白山@新潟百名山№15

2014-05-05 | 〇新潟100名山(下越)
昨年の春
越後百山の
日本国と五頭山に登りました。
ちゃんと数えたら
知らないうちに
越後百山は20座まで
数を伸ばしていました。
<タイトルの№15は日本百名山を除いています>
もちろん
日本百名山や二百名山・三百名山と
掛け持ちの山もありますから。
近いところから選んだつもりが
21座目の移動距離は割と長く
登山口は旧村松町
今は合併して五泉市となりました。
登るのは
白山
標高1012.4m
今年初めての1000m級です。
本当の山の名前は
ただの白山ですが
加賀の白山が有名なので
越後白山と称することにします。
長岡からは
家の屋根を横から見たような
ずんぐりとした山容で
あまり魅力的ではありませんが
三条市からまわり込み
田上から村松へ抜ける峠を越えると
越後白山は
田植え真っ最中の田んぼの向こうに
三角のお顔を見せてくれます。

思わず車を止めて
何枚も写真を撮りました。
村松の市街を抜けると
慈光寺目指して行けば
真正面が越後白山です。

山の全景が見えなくなる手前で
写真を撮りましたが
新潟日報のガイドブックと
まったく同じ場所になりました。
登山口は慈光寺の境内の奥ですが
その手前の
黄金の里会館前の駐車場で
車を止めます。
トイレをお借りして

正面が黄金の里会館で
慈光寺へは左の橋を渡ります。
歩いて10分ほどの距離を
樹齢300~500年の杉並木の
参道を進みます。

所々にお地蔵様が祭られていて
川の流れをさかのぼるように
進みます。

この日は
快晴というには白さの残る空ですが
杉並木の落ちる木漏れ日は
観光に来られた皆さんを
やさしく包んでいました。
やがて
大きな建物が木立の中に現れ
華やかに彩られた花が
出迎えてくれました。

新緑に映える
春もみじに誘われるように
門をくぐります。

門には四天王が祭られていて
覗いてみると
強くて怖そうな守護神でした。

正面の本堂に向かって
真ん中を外して
石畳の道が伸びています。

何かの意図を感じますが
曹洞宗(禅宗)には詳しくないので
理由はわかりません。
お参りをして
登山口に向かいます。
案内板が3つありました。

そのうち2つがボケてしまい
使い慣れているカメラなのに
珍しいことがあるものです。
唯一撮れたのは
大蛇伝説の説明でした。

新潟市内の白山神社と
この越後白山の関係が
よくわかりました。
つづく

五頭山から見える山々@新潟百名山№12

2013-06-02 | 〇新潟100名山(下越)
本当は
真っ白な飯豊連峰が見たかった
のですが
それはまた来年のお楽しみ
ということにしておきましょう。
二ノ峰から登山道に戻り
一ノ峰に向かう道は
下りて上るのですが、
高低差はそんなにありません。


10分ほどでまず見えたのは
飯豊連峰
(北股岳・大日岳)

雪解けが進んでしまいました。
そして
一ノ峰は広場に
石の塔が建っています。

横には地蔵様がいらっしゃいました。
混んでいたので
そのまま進むと
前一ノ峰

登山口から2時間かかりました。
まだ山頂ではないようですが
大勢の方が食事を楽しんでいます。
飯豊連峰が丸見えだったので
私も昼食にしました。
虫が寄ってくるので
虫除けスプレーをかけ
ウィンドブレーカーを
頭から被ります。
何とか食事する空間ができました。
東は会津方面の山々

ピークがあまりにも多く
名前も覚えきれないでしょう。
北東に雪が残る飯豊連峰

手前の緑の一番高いところが
少し白さが残る二王子岳です。
軽い食事を済ませ
距離はなさそうなので
五頭山山頂に向かいます。

下って上るのですが
高低差はさほどありません。
菱ヶ岳への縦走路になる三叉路まで
5分ほど

五頭山山頂まで
13分で着きました。

五頭山山頂は
さほど広くはなく
樹が茂っていて
会津の山々と新潟平野の
2方向だけ眺めることができます。
人気がないのか誰もいませんでした。
途中で見た黄色いスミレ
オオバキスミレ

帰りは来た道を戻ります。
菱ヶ岳への縦走路が
大蛇がうねっているように見えました。

角度を変えて撮った写真

縦走路にある中ノ岳から
五頭山の5つの峰が
はっきり見えるそうです。
帰りは虫に追われるように
早足で下りました。
この日の歩数15,061歩
2つの峰を残してしまいました。
次は虫対策を万全にして
来ることにいたしましょう。
今までは気にかけなかった
弥彦山から見た飯豊連峰の手前に
五頭山の黒い山並みが見えます。
(1ヶ月前の写真です)

この日に出会った花たち
タニウツギ・フジ・ツクバネウツギ・ヤマツツジ
イワカガミ・コバノガマズミ・ミツバツツジ・ツバキ
スミレ・ミヤマシキミ・イワウチワ・ショウジョウバカマ
タムシバ・ミヤマカタバミ・オオバキスミレ
ムシカリ・マンサク・クロモジ・エチゴキジムシロ
end

初夏の五頭山と元気な虫の戯れ@新潟百名山№12

2013-05-31 | 〇新潟100名山(下越)
ありがたいことに
弥彦山は夏でも半袖で登れます。
虫が少ないからです。
五頭山に来たこの日は
晴れて暑かったけれど
初めての山ですから
ちゃんと長袖でやって来ました。
季節によるのかこの日は
団体さんには合いませんでした。
すれ違う登山者は
一人か二人が多く
年齢層も幅広く
若い方も多いようでした。
長助清水で一息入れてから
登り始めると
再び自然に近い山道です。

20分ほどで前方が開けて
こんもりとした丸いピークが
見えました。

三ノ峰コースですから
あれが三ノ峰でしょうか。
樹木に包まれて
展望は期待できません。
山を登るにつれて
大きな岩が現れ始め

顔の周りに
虫が寄ってくるようになっていました。
動いていればよいのですが
足を止めることができません。
息をするのにも気を使います。
ほんの少しの残雪を超えて

長助清水から40分で
三ノ峰に着きました。

出迎えてくれたのはお不動様。

少し広くなった道の脇に避難小屋があり
柱にくくりつけられた温度計は
約23度で
高度が上がった割りに
暑いなと感じたのは
気のせいではなかったようです。
ここには少し休んでいる人たちがいて
ようやく
人気の山の雰囲気になってきました。
避難小屋の左の道は五ノ峰とありましたが

虫にせかされて
山頂を目指し
一ノ峰・菱ヶ岳方面に進みます。
三ノ峰からの尾根道を進むと
虫除けのネットを被った登山者が
多くなってきました。
タムシバの大きな白い花が
たくさん咲いていたり、
イワウチワの群落や

元気なミヤマカタバミも
見ることができました。

程なく
左に分岐する細い登り道があります。

どこに続くのか
標識もないので判りませんが
狭いけれど大勢が通ったようなので
曲がってみました。
その先が二ノ峰で、
先客2名さまがいました。

うーん
広くはないが
360度のパノラマが広がります。
菱ヶ岳とその奥は白山

新潟平野と弥彦山・角田山

五頭山の一ノ峰・前一ノ峰

絶景に比例して
虫もいっぱいです。
まだ山頂ではありません。
分岐点に戻り、先に進みます。
つづく

五頭山の魅力?とりあえずgo@新潟百名山№12

2013-05-29 | 〇新潟100名山(下越)
角田山で
里山の魅力に目覚めて
あちこちの山が目覚める前に
ご近所の名峰を探索しようかと
やってきたのは
五頭山
標高912.5m
田中澄江さんの
元祖・花の百名山に入っています。
WEBで見た数字ですが、
新潟屈指の登山者数=年間10万人
登山者数は多いようです。
比べてみるとすれば
富士山は20万人(推定)
角田山は15万人(推定)
春の角田山も人気あります。
新潟市内から車で40分ほどで
登山口のひとつ
ドングリの森キャンプ場へ。
いろんなルートがあるようですが
今回は最短の
三ノ峰から山頂へ登る道を
往復することにしました。
駐車場は
お隣の菱ヶ岳登山口の近くにあります。
縦走ルートもあるようです。
これから登る
小さい女の子を連れた年配の方に
時間はどのくらいかかりますか
と聞くと
大人の足で2時間くらいだそうです。
出発が遅く
もう少しかかると思っていたので
少し気が楽になりました。
そこから少し車道を登って
スキー場コースと三ノ峰コースの
分岐点に案内標識があります。

左下のピンク色の花は
タニウツギです。

この先に
もっと大きく育った木があり
たくさんの花が咲いていました。
色が濃くなった藤の花を見上げ
ドングリの森キャンプ場は
すぐに現れます。
登山道は
その入り口で案内板があり

左に曲がって
いきなり急な階段です。


地図は菱ヶ岳までの周回ですが
この日は五頭山へのピストンです。
ツクバネウツギとヤマツツジが
登山者をやさしく出迎えてくれます。
コバノガマズミの白い花の下に
小さなイワカガミが咲いていました。
さすがに
元祖・花の百名山です。
登山口から15分くらいの間に
急な登りを忘れさせてくれる
いろんな花が咲いています。
20分くらい階段を登り続けると
木のチップを敷き詰めた
整備された平らな道になります。

長さはさほどないのですが、
階段が続いたのと
周りの新緑の美しさに
ほっとする時間。
ミツバツツジの薄紅色の花が
新緑に映えます。

のんびりできるのは
この10分くらいでしょう。
再び角度が急になりますが、
ここからは階段ではなく
人が歩いたからできた道で
ところにより丸太で
土が流れ落ちないように
段を作ってある程度の
山道になります。

石がゴロゴロしていないので
歩きやすい道です。
登山口で話した小さい子に
やっと追いつきました。
何年生ですかと聞くと
4歳だそうです。
この登山道は
大きな段差が少ないので
小さい子でも
ある程度のスピードで登れる
易しい道です。
ミツバツツジや椿の花が咲き
イワカガミも花が大きく
たくさんついた株が見られます。

木の根が這った道の先に
木々の緑が少し空いて
日が差し込んでいます。


登山口から1時間で
長助清水に到着しました。
ベンチもあり
一休みにちょうどよい時間です。

ここまで
追い越したのは
小さい子とそのおじいさんだけ。
皆さんスピードが速いみたいです。
つづく

県境の出羽街道にて3☆日本国@新潟百名山№11

2013-05-10 | 〇新潟100名山(下越)
日本国山頂で遅い昼食をとり
下山は蔵王堂登山口に向かいます。
蛇逃峠までは来た道を戻り
東屋から急な下りになります。
ときどき展望が開けて
タムシバが咲いていたり
朝日連峰や出羽街道を
正面に見ながら下ります。

*

木が少なく日当たりがよい斜面に
イワウチワが咲いていました。
葉の形がうちわに似ているので
名づけられたようです。

岩場に咲いていると
健気な感じがしますが
この先の林の中の道の脇では
ずっと
鈴なりに咲いていました。

蝶々と遊んだ場所だと思われる尾根と
逆光に
木々が春色に輝いていました。

ゆっくりしてしまったので
時計が気になり
山頂から40分で
蔵王堂登山口に下山しました。

登山口辺りはカラマツが植えてあります。
カラマツの植林は
一時的になされましたが
建築物に使うには
狂いが大きいので廃れたようです。
秋の黄葉が美しいと
説明板がありました。
山頂ですれ違った4人グループに
ここで再会し
2人が登山口近くの竹やぶに入って
何かを探しています。
早かったですねと声をかけられ
坂が急でしたからと答え
何をしているのか見ていると
筍を取っているとのこと。
最初はよそ行きの話しぶりだったのか
だんだん
イントネーションが東北の人っぽく
変わっていきました。
後で駐車場の車のナンバーを見たら
<秋田>
やっぱり、秋田の人は
人懐っこく明るいと勝手に思っています。
家にあるので
筍はいらないからと
別れを告げ先を急ぎます。
人家が見えると
外車みたいな
真っ赤な車が目を引きました。
落ち着いた街並みと好対照に
元気でいい感じです。
ナンバーが黄色なので
近寄ってみると
ダイハツの車でした。

 小俣宿では
道路を歩いている人は見えませんが
家の中から音がします。
ドリルで穴を開け
木槌でコンとたたく音です。
お分かりですか?
きのこ菌を丸太に打ち込んで
栽培しているようです。
家の前で作業をしている人がいたので
椎茸ですか→なめこです
販売用ですか→自家用です
何年くらいとれますか→7~8年です
忙しいのにお邪魔しました
田舎のシャイな会話です。
秋田人との会話はいいテンポなんですが
新潟人同士だと?
白い猫がくつろいでいます。

郵便局はここのシンボルみたいで
とってもレトロな外観になっています。

隣は保育所
その前にスクールバス待合所
子供の数も少なくなって
ここには
何人の小学生が暮らしているのでしょう。

最後に
日本国を見上げ

いにしえに栄えた街道も
いまは山に登る人が来るくらいで
この面影もいつまで残るのか
さびしさを感じながら
帰路につきました。
この日12,488歩
end

県境の出羽街道にて2☆日本国@新潟百名山№11

2013-05-09 | 〇新潟100名山(下越)
日本国の
尾根道で遊んでくれたもう一羽は
角田山浦浜コースで見た
ヒオドシチョウ
今回は近づくことができました。
 
胴体を覆う毛の色が美しい。
この辺りから
カタクリが見られます。

弥彦や角田で見た花畑が豪華だったので
忘れていました。
数が少ないことが普通だということを。
東の展望が開けて
白く輝く朝日連峰

出羽街道と小俣集落


昔から続く
山と関わる人の暮らしが
日本の風景の原点を見せてくれました。
この日は
ゆっくり写真を撮っていても
誰ともすれ違いません。
いるのは蝶だけ。
静かです。

左に
山頂だと思われるピークが見えて
もう少し進むと
東屋のある蛇逃峠(じゃのげとうげ)
に着きます。

ここの名前の由来はわかりませんが、
長岡市三島地区にある
蛇逃(じゃんげ)の滝は
水が多くて蛇も近づかないとか
蛇がクロネコに負けて近づかなくなったとかいう
説があるようです。
昔から
山や水と蛇は縁が深いのですね。
この日は出会いませんでしたが。
登山口から1時間10分かかりました。
山頂方向に進むとすぐに
県境の角柱があります。
ここから山頂までの道が
ずーっと県境です。
昨年の月山訪問以来
半年振りに越境です。
途中
山名の由来に関係ある
鷹待場跡の案内板があります。

今では
少し樹木が少なく
道が少し広くなっている程度の広場で
山の斜面が見渡せますが
鷹が生息できるような自然環境
かどうかは判りません。
蛇逃峠から山頂までは
20分弱。

厳しい登りもなく
すんなり山頂に到着しました。


先客は
4名のグループと
単独登山者1名でした。
ツアーバスのお客さんは見当たりません。
既に降りたのでしょう。
山頂も静かです。
ガイドブックには
粟島や朝日・飯豊連峰、鳥海山が
一望できるとありましたが、
樹木の間から見える場所はあるけれど
360度のパノラマという訳ではありません。
朝日連峰

5月5日が山開きの日で
登頂証明書の名称を
日本国征服証明書にしようとしたことが
クレームで
日本国登頂証明書になったそうです。
最近は日本も
あまり平和でなくなった
ということでしょうか。
山頂は広く
木製の展望台やりっぱな休憩小屋があります。


混雑した日は
写真を撮るのも順番待ちか?
日本海東北自動車道が
朝日まほろばICまで伸びて
便利になりました。
下りは
蔵王堂の登山口へ
つづく

県境の出羽街道にて1☆日本国@新潟百名山№11

2013-05-05 | 〇新潟100名山(下越)
日本国
新潟県と山形県の県境に位置する
標高555mの山です。
登山口のある旧山北町小俣地区は
出羽街道の宿場町で
芭蕉や出羽三山への信者が通りました。

<地図を時計回りに周遊します>
残念ながら
戊辰戦争でほとんどの家屋は
焼失してしまいましたが
当時の面影を残す街並みが
歩いて15分ほど続いています。
山の名前には
歴史をさかのぼる必要があります。
<現地の案内板から>
その1<飛鳥時代>
崇峻天皇の第一皇子:蜂子皇子が晩年
故郷飛鳥の方向を指して、これより先は
やまとのくに(日本国)と仰せられたという。
その2<江戸後期>
この山で捕らえた見事な鷹を
徳川十代将軍家治に献上したところ
天下無双な鷹だから、獲れた山を
日本国と名づけよと賞した。
小俣からの登山口は2つあり
一般的なルートである
旧小俣小学校から登ります。
敷地内に駐車場やトイレがあり
体育館やプールなど
建物には小学校だった痕跡が
残っています。



先客は
ツアーのマイクロバス1台と
愛知ナンバー1台・軽トラ1台
駐車場の反対側に乗用車がもう1台
程なく
畑仕事の道具を持って。
軽トラの持ち主が現れました。
春は
畑での仕事が多いですから
不思議ではないのですが
歩く姿が平均寿命に近いように見える
老夫婦でした。
二人とも一緒に生涯現役だなんて
うらやましい限りです。

登山口の鳥居の向こうは
植林された杉林が見事に整備され
山とともに暮らした
先人の勤勉さが見えるようです。

登り始めてまもなく
ラジウム清水という水場があります。

目や胃腸病に効能があるそうです。
清水の脇に
スミレとユキツバキが
出迎えてくれました。

植林された杉の林をしばらく進むと
雑木林になります。

少し展望が開け
タムシバのつぼみがあったので
かなり遠いが写真を撮りました。

感激するほどピントが合って
新しいカメラに期待が高まります。
30分弱で
ベンチのある松が峰広場に着きました。
<写真消失>
写真が少しゆがんでいる気がするのは
地面の形状のせいでしょうか?
ここには
ヤマザクラがちらほら咲いていました。

所々に
手書きの樹名板があり
墨で書かれたようなその文字は
学校の先生か書道の先生か
ていねいな筆跡でした。

杉林と雑木林が入り混じる登山道は
尾根道となり
何羽もの蝶が舞っていました。
黄色と黒の模様は
ギフチョウでしょう。
動きが早く
近くに止まらないので
写真に撮れませんでした。
もう一羽
角田山浦浜コースで見た
ヒオドシチョウ
今回は近づくことができました。

ブログの写真の
容量がいっぱいになりました。
つづきをお楽しみに
see you

日本二百名山 二王子岳@新潟百名山№8

2012-08-14 | 〇新潟100名山(下越)
新発田市民のふるさとの山
飯豊連峰の展望台
二王子岳
標高1420.1m
歩行距離11.0km
高低差1205m
標準時間 6時間
昨年6月に
少し足を延ばして
新潟市から近い山
二王子岳に登って来ました。
この山の所要時間が
地元のある登山ツアーの
脚力の目安になっています。
二王子神社の奥の登山口を
9時頃出発。

はじめは大きな杉の林の中
沢沿いの穏やかな道です。
山が
わざわざよく来た
この奥に絶景があるよと
出迎えてくれているようでした。
20分ほどで登りが急になり
林の中を高度を上げて行きます。
それでも
1合ごとの道標やいくつかの神社が
励ましてくれます。
油こぼしと呼ばれる急坂を過ぎると
花が出迎えてくれました。
 シラネアオイ  
 
ヒメサユリ  
 
ここから30分ほどで山頂です。
急登が続く山の山頂付近は
なだらかな山道になりました。

この日は地元の人が多い感じ。
山頂はある程度の広さがあり
らくらくと昼食をとることができます。
飯豊連峰の展望図を何度も見ましたが
名前のついた山があまりにも多く
とても覚えきれません。
実際に歩けば違うのでしょうが。
青春の鐘という鐘がありました。
立派な2本柱の梁に取り付けられて
存在感満点ですが、
いわれは何なんでしょう?
前方中央は飯豊連峰の主脈縦走路。

少し右に
飯豊山と飯豊連峰最高峰の大日岳
が見えます。
 
残雪の白と山の黒がまだらとなり
近寄りがたい神秘さを
感じさせてくれます。
帰り道に残雪と飯豊連峰  

登山道は整備されており
標高の割りに
登山道の高低差が大きいので
もっと近ければ
トレーニングによいかも
<訂正>
修行によいかも
広辞苑より修行とは
精神を鍛え、
学問・技芸などを修め磨くこと
また、そのために諸国をめぐること
登り3時間
下り2時間10分
当日の歩数:24121歩
end

日本三百名山 粟ケ岳@新潟百名山№5

2012-06-23 | 〇新潟100名山(下越)
中越の平野から
粟ケ岳の山頂は
ピークが3つあるように見えます。  
 
弥彦山の登山客の話には
よく
粟ケ岳と浅草岳の話が出てきます。
近くですから
行かない訳にはいきません。
標高1292.7m
登山道の高低差
1100m
行程の標準時間 4:30
標高の割りに高低差があり
特に登りが
厳しい山でした。
登ったのは
数年前の5月の連休です。
かなり前のことで
記憶があいまいですが
少ない写真を見ながら
振り返ります。

加茂市の水源地のダムにある
駐車場から出発しました。
ダムを渡り、湖沿いに少し歩くと
登山口があります。
中腹までは
森の中を進みます。
登るのが遅いわけではないのですが、
まだ登山シーズンには早いのか
ひとりも追いつかず、
逆に、何人かに追い越されてしまいました。
この山はとてつもなく
速い人ばかりが来るようです。
ときどき展望が開け撮った写真が
弥彦山と角田山
その奥にうっすらと佐渡

山頂方向  

登山道は整備されていますが、
6合目付近に
三段はしご

鎖場があります。
特に鎖場は高度感があって
まだ初心者でしたから
恐怖感がありました。

7合目にはヒュッテがあり、
ここからは尾根道を
景色を眺めながら進みます。
帰り道にこの辺で
木の芽を摘んでいる人がいました。
話を聞くと
天ぷらにするとうまい
山菜だそうです。
一つ分けていただき
匂いをかぐと
そのことばに納得しました。
進むに連れて
高度が上がったので
登山道に想像以上の残雪があり、
近所だからと甘く見て
ローカットの靴で登ったのですが、
ぬかるみに往生しました。
山頂手前の残雪は
まだ冬という感じでした。

ここから10分ほどで
山頂に到着。

日本三百名山ですが
ローカルな感じの標柱です。
景色は最高なのですが、
山の名前がわかりません。
とりあえず
遠くに
真白き飯豊連峰  

間近に見える
弓なりの守門岳  

季節がまだ早かったのか
花の写真は1枚もありません。
疲れだけが
記憶に残っています。
大雨の被害からは復旧したようですが、
もう一度行くかは
悩ましいところです。
三条市下田からの
北五百川コースが残っているのですが・・・
end