箱根の温泉へ（匠の宿 佳松）

例年、年末に近場の温泉に1泊しに行きます。
今年は12月29日に、弟夫婦と箱根の「佳松」へ。


佳松さんにお伺いするのは今回で2回目。お料理が抜群に美味しい
お気に入りの旅館です。



まずは食事の前にひと風呂！大浴場や部屋風呂もあるのですが、
空いていればもっぱらここを使います。
もともと、立地環境や眺望は特別よくはないので、これで十分
という感じです。おや、何覗いているのかな？



家族風呂の中。2人で入るにはちょうど良い大きさです。
05年夏の台風で、一時期温泉が出なくなってしまったそうですが、
もう大丈夫。じゃぶじゃぶお湯が出ています。



夕食は月替わりの懐石料理。特別華やかな演出などないのですが、
味付け、器ともとても素晴らしい。２回来て、２回とも感動しました。



前菜。なんでもないあえ物ひとつから、しみじみおいしい。



お造里。甘えびと、白身はハタだったかなー。大きなカブ？
のスライスの上に乗っています。これを食べ終わると、カブを
どかして下にあるまぐろをいただきます。
なるほど感心。こうすれば、お客さんが何も考えなくても食べ
る順番間違えないからね。



鉢肴。鰆の柚庵焼と和牛の網焼き。お魚の焼き物に肉の焼き物
つけちゃうなんて、邪道ということはないのでしょうか？でも、
田舎者の僕としては、色々味見できてハッピー。素直に喜んで
しまいました。おいしければ何でもありですね。
そう言えば、お造りの写真と、白い器状のものが似ていますが、
さっきのはカブ。こちらは塩釜です。



語るほど沢山の旅館を経験したわけではないのですが、やはり
佳松のお料理はおいしいと思います。料理長はきっとすごい人
なんでしょう。なんと言っても料理がまじめです。
家内は、湯河原の指月の方が好きなようですが、僕はどちらも
二重丸。「旅館らしい食事」という意味ではこちらの方が食べ
ていて楽しいかも。とにかく、料理をいただくためだけでも、
ここに来る価値は十二分にあります。

建物は、十数年経っているでしょうか、最新モダンな今時の旅
館に比べると、垢抜けないところもあります。でも、よく手入
れされていて、清潔です。今回も、壁紙などが新しくなって、
以前に来たときよりもきれいになっていました。

仲居さんの付かず離れずの対応もいいですよ。北島サブ似の
仲居さん、てきぱきしていて気持ちよかった。

１年に１回くらい、訪れたい旅館です。