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ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

京都の鳥鍋

2021-09-24 20:15:24 | 京都

Fukunosukeです。

 

春の京都。

 

以前、京都の出町柳近くのAntiques&Art MASAというギャラリーの紹介をしました。なんとそこで絶品の鳥鍋が食べられるらしいとの話を聞きつけ、再びやってまいりました。アンティーク屋さんで鍋料理って謎。どういうことでしょう。。。

実はこちら、鳥鍋でも隠れた超名店なんだそうです。

 

相変わらず店内は素晴らしいセンスの塊です。

 

hiyokoを放し飼いにすると全部買ってしまいそう。というか、本当にここで食事していいんでしょうか。

 

気を揉んでいると、鍋前の鳥刺しやお酒が運ばれてきました。本気なんだ!これは鶏のもも肉のたたきだったかな。まるでマグロの中落ちの様な味がします。とてもおいしい。

 

続いてレバーと膵臓だそうです。ごま油で食べます。もちろん今日食べる鶏の刺身。いかに新鮮であるかが分かります。

 

鍋前はシンプルに鳥刺しだけにして焦らしません。早速鍋が運ばれてきます。一瞬「天下一品??」と思うくらい濃厚でこっくりしたスープです。このスープを取るのに6時間ガラを煮込むのだそうです。このまま優勝力士みたいに両手で鍋を捧げ持ち飲み干したくなります。コラーゲンは食しても吸収しないそうですが、これなら翌朝はキューピーみたいにプルンプルンになりそうです。

 

 

鶏は、信楽地鶏という銘柄だそうです。合わせる野菜は豆苗のみ。鍋に豆苗って初めてかも。

 

 

何でも、ご主人のMASAさんが子供の頃から食べ親しんだ鳥鍋を再現したくて研究を重ね、辿り着いたのがこの鍋だそうです。なので、鍋の間中こうして付きっきりで給仕してくださいます。我々はひな鳥の様にただ食べるだけ。

 

ほんの少しスープを器に入れ、そこに塩を一つまみ。火の通った鶏肉をそこにつけて食べます。

おお、、、おお! これは美味しいですね!

肉は、固すぎず柔らかすぎず、ほどよい弾力です。そして甘味を感じます。この日の鶏は特別脂がのっているとのことで、皮もプルンプルン。

 

鶏をひとしきり食べると豆苗が投下されます。この豆苗が鍋によく合うのでビックリしました。水気の多い野菜だとスープが薄まってしまいますが、これはそんなことなく、最後まで美味しく食べられます。鍋には豆苗。覚えておこう。

 

ずい分な量があったのですが、あっという間に食べきってしまいました。鶏肉と豆苗だけなのに飽きないってすごいです。

さて締めは、、、? ラーメンですか! やはり天下一品じゃないですか!

 

いやいや、大変失礼しました。次元が違いました。この味でラーメン屋さんを始めたら間違いなく優勝です。数年で全国フランチャイズ数百店、あとは遊んで暮らせるのではないかと。これは本当に美味しかった。

 

と、やっつけた気分に浸っていると、残ったスープにご飯が投下されました。ラーメンは中締めですか? 戦っても戦ってもさらに強い敵が出てくるジャンプ漫画みたいです。すごい。

今度は雑炊なのかな。。。と待っていたら、そこから10分以上(20分近く?)、MASAさんは鍋をかき回し続けます。

 

出来上がったのがこれ。もはや香港のおかゆに匹敵。いや、味の濃厚さではそれ以上かも。はー。前にも触れましたが、僕は好んでおかゆは食べないのですが、これは別物でした。何杯もお替りしました。

 

 

これまで食べた鳥鍋で間違いなくNo.1です。それを照明を落としたアンティーク・ギャラリーの店内でいただくなんて、何か秘密の儀式の様な特別感があります。ダ・ヴィンチ・コードとか? いやぁん。

ともあれ、滅多にできない体験でした。ごちそう様でした。

 

京都は面白い。

 

 

 


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