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ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

大阪静岡食べる旅 06 焼津 なかむらの天ぷら

2025-03-01 12:27:55 | 国内旅行

Fukunosukeです。

浜松の翌朝は、電車で移動。

ほらそこの大阪かぶれの人!左だよ、左に寄って!

この人わざとやってるのかな?

hiyoko「ヤー!イズゥ!」

焼津にやって来ました。駅前なのに人気がありません。キリコの絵みたいな風景。

駅から徒歩5分の住宅街。ここが今日の目的地。え?違います、実家とかじゃありません。

ちゃんとお店の風情です。

なかむらという天ぷら屋さんです。

ここは大注目の天ぷら屋さんなのだそうです。

へえ。焼津の住宅街の天ぷら屋さんが?地元で人気の豪快なお料理屋さんとかですか?なんて思うじゃないですか。僕も行くまでそう思っていました。ところがとんでもない。ここは食の最前線らしいです。

新静岡に成生(なるせ)という超有名かつ予約が全くとれない天ぷら屋さんがあり、なかむらはそこで修行をした方が出したお店だそうです。両店に共通するのが魚の仕入れ先。サスエ前田魚店というこれまた日本のみならず海外からも注文が入るという有名な魚屋さんがあり、そこのお魚を使っているそうです。詳しくは調べてみてください。

えーすごいんだー。ワクワクしてきたー!

カリフラワーすり流し。胃袋を温めて食欲を呼び覚まします。

大将が見慣れぬ魚を厚めに切っています。

串打ちをして、40〜50度くらいの低温の油に浸していきます。

チャイロマルハタという魚だそうです。調理法は湯引きならぬ油びきとでもいうのでしょうか。人肌のお刺身という感じですが、これがびっくり。おいしい!先制パンチです。

揚げ物スタート。鍋は二つ。手前のアルミ鍋は高温用、奥の銅鍋は低温用。油は太白ごま油。

何が揚がるかな?

天ぷら1品目はハナダイ。天つゆとおろしをたっぷり乗せて食べます。

口に入れてびっくりしました。これまで食べていた天ぷらと全然違う!!

外はサクッとしていますが、お魚がホワホワです。揚げ物という感じがしません。じゃあ何だと言われるとFukunosukeのバカ舌では分かりません!

静岡の酒くだせい!

朝どれのシラスです。ぴんぴんしています。しかも一匹一匹が大きめ。そのまま食べたいくらい。

揚がってしまったー!

これまた中がほわっほわです。ふっくらしっとりしています。いやあ、こんなの食べたことない。強いて言えばなんだろう。蒸し物に近いでしょうか。

泥付きのレンコン(麻機蓮根)を処理しつつ成形していきます。お客さんが来る前に済ませておくのではなくて、揚げる直前に仕込みます。目の前でかたまりの野菜が天ぷらのネタに変わっていくのを眺めるライブ感がすごいです。でもただの演出ではなくて、究極に美味しい天ぷらを作るためのこだわりなんだと思います。

レンコンはこんな形になりました。噛むと納豆みたいな糸を引きます。麻機蓮根の特徴だそうです。びっくり。

アオリイカ。相模湾のアオリイカというとあさばを思い出します。どれどれ。

食べかけですみません。中ほどはレアです。このレアの部分が口の中で溶けるような印象です。イカってこんなに柔らかくなるんだ。

小カブ。これも溶ける。

シロアマダイ。うろこは松笠に揚がっています。口の中に入れるとカリサクッとした鱗とホロリホロリと崩れる身のコントラスト。味も良い魚です。

人参はお菓子みたいな甘さ。

鯵、ゲソ、白身魚の磯部巻揚げ

ブロッコリーは薄くスライスして揚げてあるので均質な揚げあがりになります。シャクシャクする食感で新鮮。

ここまでで前半戦。しめ鯖、春菊、からし菜の酢の物で口の中をリセットします。

後半戦の最初は富士宮のごぼう。ごぼうの味が濃い。

金目鯛をお皿に取り分けています。

アマダイもそうでしたが、お魚は揚げると身が膨らむ感じです。サスエ前田魚店の魚は身の保水がよいためこうなるのだそうです。そんなことがあるんだ。魚の身の保水なんて考えたこともなかった。

 

鰆。半分に切って醤油(たれ?)と山椒で味付けをしてあります。この身の厚み、あさばの鰆と一緒です。

新玉ねぎ。何度も言うけど甘い。

カイワレ(ひらあじ)。天つゆの中に配膳されます。「天つゆで食べてください」ってことですね。

身の部分はほとんど火が通らないお刺身のような感じ。新鮮だからできる揚げ方なのかな。

最後はサツマイモ(安納芋)。なんと1時間くらい揚げていました(いつ食べられるのだろうと思って見ていた)。甘くて美味しいです。でも野菜が何でも甘かったのでインパクトが物足りないくらい。

お食事は天丼か天茶を選べます。

うまそうだ。

Fukunosukeは天丼。

hiyokoは天茶。

かき揚げの具に海老が入っていたのではたと気が付きました。ここまで海老が出てきませんでした。そういう天ぷらコースの組み立てって初めてです。サスエ前田魚店は焼津の魚屋なので相模湾の魚が中心。なので、無理して海老は出さないのだそうです。何もかも新鮮で目が覚めるような思いでした。

お食後はお汁粉。

これで一通りです。

hiyoko「美味しかった!はるばる来た甲斐がありました!」

ここはオープンして1年半くらい。既に予約困難店。日本中から美味しいもの好きがやって来るみたいです。

とにかく、これまで食べていた天ぷらとは違います。天ぷらの未来を感じるようなお店でした。

hiyoko「そういう物を食べてみようと思って浜松に泊まったわけよ」

へー そうだったのか。大したもんだ。


大阪静岡食べる旅 05 浜松の出世酒場

2025-02-27 08:03:42 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

さて、大阪を後にした我々。新幹線で浜松に向かいます。Fukunosukeはなぜ浜松なのかよくわかっていません。でも聞いても仕方ないので黙っています。

 

この背の高い建物はいつも新幹線から見ていましたが、オークラ(オークラアクトシティ浜松)なんですね。へー。ここに泊まるんだ。

 

ちょうどこの日に二十歳の集いがあったらしく、ホテルロビーには晴れ着の女性やスーツの若者が沢山いました。

 

さすが浜松。このホテルには楽器ゆかりの物がいろいろあって、ロビーには透明なピアノがありました。YOSHIKIさんが使っているのと同じかな。

 

部屋はかなり年季が入っていました。 でも広々して良かったです。

 

部屋からの眺めはすごいです。「人がゴミのようだぁ」と叫びたくなります。

 

「で、何をするの?」と聞いてみましたが「特にない。夕飯の場所も決まっていない」とのこと。むー。

 

仕方ないので夜は繁華街の居酒屋に行ってみました。出世という珍しい店名です。浜松の人は徳川公にちなんで出世という言葉が好きみたいです。

 

うぇーい。

 

活かわはぎ。みずみずしくってぷりぷりしています。なかなかじゃないですか。

 

浜松餃子もある。

 

肉が少なめ野菜たっぷりの軽い餃子なので沢山食べられそう。

 

富士宮焼きそば。ご当地メニュー続きます。

 

ならば静岡の酒でいきましょう。

 

野菜のせいろ蒸し。

 

浜名湖うなぎの白焼き。カリッと地焼きです(たぶん)。味が濃い。

 

サツマイモのカリカリ揚げ。これがなかなかおつな一品。はちみつに浸してシナモンを浸けて食べるというお洒落な食べ物。

 

hiyoko「アーこりゃ止まらんわぁ。ポリポリポリポリ」

 

 

「お腹いっぱいです」

 

大した下調べもせず入ったお店ですが当たりでした。浜松に住んでいたらメニュー一周するまで通いたい居酒屋です。

 

でもなんで浜松に泊まっているのかな。

 

 


大阪静岡食べる旅 04 暇つぶしに国芳展

2025-02-21 19:17:41 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

翌朝は特に予定もありません。のんびり散歩です。

昨晩の余韻もあって「ここでとらふぐを養殖しているに違いない。。。」とか考えながら歩いていました。

 

 

中之島美術館で国芳展をやっているというので暇つぶしに行ってみました。

 

 

ジャイアントトラやんがお出迎え。 

 

トラやん「おいでやす」

 

では参りましょう。

 

国芳は江戸末期の浮世絵師。本の挿絵や美人画なんかも多く残しています。どことなく昭和の漫画につながる絵柄だと思います。 

 

こういういたずらっぽい絵も描いたりします。

 

国芳は無類の猫好きで猫の絵をたくさん描いています。国芳の猫の絵は僕も大好きです。

今年の年賀状(巳を猫で描いたやつ)も国芳の「猫の当て字」シリーズをパクったものです。レベチですけどね。

 

いい感じでお昼になりました。ふらっと通りがかったラーメン屋に入ってみました。

東京の神泉に砦という有名なラーメン屋があり、その支店かと思ったら全然違うお店でした。

 

こちらは貝出汁のラーメンです。予想以上に美味しいです。チャーシューではなくベーコンが入ってたりします。

 

追い飯が売りっぽいので頼んでみました。バジルのペースト(?)や粉チーズが乗っていて何だかイタリアン。なるほど貝出汁のスープに入れたらまんまリゾットになりました。すごいアイデア。

 

モグモグ。ウマー。

 

さて、大阪はこれにて終了です。

暖簾がちっちゃくないか?

 

 

この後どうするのかなーって、大阪静岡って書いてあんじゃん、ということですよ。

 

 

 


大阪静岡食べる旅 03 花かごのふぐ料理

2025-02-19 12:26:32 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

右は大阪人、左は東京人。さあさあ、右に寄って。

 

 

夕飯は電車に乗って鶴橋の隣、今里という駅に向かいます。

 

駅前はこんな。この先はベトナム系のお店の多いちょっとディープな街です。

 

駅から10分ほど歩いた先に、花かごというお料理屋さんがあります。

 

 

ここはふぐ料理の名店なのだそう。福山なんとかはじめ超有名芸能人もたくさんやって来るみたいです。

 

izolaさんと仕事仲間のシロクマさん+我々の4人でふぐ退治です。しかし、普通の名前の日本人が一人もいません。あ、Fukunosukeはコテコテジャパニーズか。

 

まずはてっさでしょ。なんて知ったかぶっていたら、何とふぐのぶつ切り。

 

厚切りのふぐって初めて食べました。こりゃうまい。想像通りの食感です。もちもちブリブリしています。キレのあるポン酢ともみじおろしがまた美味しい。

お相撲さんに出す調理法として考えられたのだそうです。

 

 

続いてから揚げ。いいぞいいぞ。この流れは知っている。

 

 

このあたりでひれ酒にチェンジ!

 

 

おお?こりゃなんでしょう。ウニのようですが。。。まさかこんな盛り方しないよねー。

 

飛騨高山の合掌造りみたいです。やっぱりウニだ。すごいな。大阪はウニも安いのか。

 

自然な甘さがあって美味しいウニです。へー、量だけじゃないんだ。ちゃんと美味しい。

 

昔大阪出張に来た時、道頓堀のふぐ料理屋(ずぼらやだったと思う)で白子焼を食べて感動した思い出があります。大阪でふぐの白子焼を食べるのは人生二度目じゃないかな。幸せ。

 

うはー。ほぼ見た目がグラタンです。

 

お、来たね。お鍋ですね。てっちりというのですね。

 

これは「とうとうみ」というお腹の皮のあたり?だそうです。初めて見ました。

 

それでは、お湯につかっていただきましょう。

 

美味しくなあれ。

 

うはー。何度も言いますが僕はこのポン酢が好きです。甘さがなくキレがある。おいしい。そしてフグの身は鍋で煮ても新鮮さが分かるプリプリ感。

 

とうとうみも食べてみます。なんだかふぐの牛すじみたいな食感。ブリブリして美味しいです。

 

一通り終わったらふぐ雑炊。いったん鍋を厨房に下げて調理して持ってきてくれます。その方が絶対美味しいに決まっています。

 

ひゃー。なんということでしょう。やっぱりふぐ雑炊は美味しいなー。

 

食べきりましたよ。勿体なくて残せない。

 

ごちそうさまでした。

 

どうして大阪のふぐは安くて美味しいのでしょう。淀川あたりでしこたま養殖しているのでしょうか。大阪万歳ですね。

 

 

体が暖まっているからあまり寒さを感じないですよ。ありがとうふぐ。

 

ほら東京の人!何度言ったらわかるんですか。

 

 


大阪静岡食べる旅 02 えべっさん

2025-02-15 09:09:29 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

♪ショーバイハンジョデササモッテコイ!

 

hiyoko:「大阪行ったらえべっさんに行くのよ」

Fukunosuke:「えべっさんて、酉の市みたいな?なんで?商売していないのに行く必要あんの?」

hiyoko:「福娘っていうかわいい女の子がいっぱいいるのよ」

Fukunosuke:「行かないとねー」

 

そういうフワフワ具合で今宮戎神社にやって来ました。

 

ってこれエーっ!すごい人!

 

皆さん福娘目当てなんですか?

 

システムとしては、入り口で笹を貰って好きな福娘や巫女さんに御札や吉兆を笹に結んでもらうムフフイベントらしいです。あれ?そういうことじゃない? 失礼しました。

 

福娘さんや巫女さんの撮影は昨年までOKだったそうですが今年からNGに。なので紹介はできませんが、皆さん今どきのきれいなお嬢さんでした。すごいコンテンツが大阪にはあるじゃないですか。万博でもこれをやればチケットバカ売れしそうです。それとも世界中から叩かれるか?

今や時代の最先端はパリコレよりポリコレ

 

 

神社の外には露店がひしめいています。

 

なるほどえびすさんです。ちなみに大きいものは10万円くらいするそうです。むー。

そういうことにひるんでいてはお金は回ってこないということか。

 

hiyokoは猫の何かに夢中でした。全力で阻止しました。

 

 

足を延ばして新世界。このあたりはもう、一年中えべっさんみたいですね。

 

大きなビリケンさん。そうそう、ビリケンは大阪の土着神かと思ったら、20世紀初頭にアメリカの女流美術家が描いたイラストがいつの間にか縁起もの扱いになっているそうです。そうなのか。

 

通天閣。こっちはエッフェル塔を模したそうです。え!?ウソでしょう???

 

いや、確かに。言われてみればエッフェル塔みたい。そうだったのか。これエッフェル塔なのか。なんかショック。え、なんでショック? なんだこの気持ち。

 

ちなみにさっき食べた串カツについては、もともとは東京で始まり大阪で広まったという話もあるみたいです。

いやいや、起源説ばっかりすると怒られそうなのでやめときます。

 

 

 

そうそう。話は変わりますがPixel9に搭載されている「一緒に写ろう」という機能が傑作なんです。

例えば3人いたらまず2人の写真を残りの1人に撮ってもらい、、、

 

次に交代して撮影者の写真を撮ってあげるじゃないですか。

 

そうすると勝手に合成して3人の集合写真にしてくれるという。まじかこれスゲェな!って感じです。

 

何という時代でしょう。いよいよ信用できない世の中になってきました。